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12ですわ

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各自が部屋に戻ったあと
クリストファーが 使用人を1人呼び

「済まないが 各部屋に軽食を準備して
お出ししてほしいんだ バタバタしていてお茶とお菓子しか 食べていらっしゃらないからね」

「畏まりました」
そう言って出ていこうとした時に

「あ!ちょっと アクア嬢の所には
僕が持っていくから こちらに持ってきてくれるように 頼んでほしい」

「アクア様の分だけ こちらですね」

「あぁ 頼むよ」

「畏まりました」

パタン


「さて 取り敢えず 
日程の調整をしたら お祖父様に見せて 僕からも父上様と母上にも手紙を書いて アクアちゃんをお嫁さんにしたいって伝えとかないと」

クリストファーは 本当は優秀である
学業は首席を貫き通したし
家族といえば 国の中枢を担う家族で
お祖母様は 元は王女でもある
そんな家族の中では 輝きはしないかもしれないが 家から一歩出たら 将来性抜群な青年 少しやる気を出せば

「よし 調整分はこれで良いはず
それと オスカー兄さんの所にも
日程の変更とアクアちゃんも行くことを伝えておかないとね」
実の兄ではないが 幼い頃からの仲である
姉とは結婚しないし まぁ婚約破棄なんて
したけれど 今は姉夫婦とも元に戻って仲良い関係なので 昔通りオスカー兄さん
と呼んでいる

ニ通の手紙をカキカキ
日程表を携えて

コンコン
「クリストファーです」

「はいれ」

「失礼いたします」



「出来たか?」

「はい こちらに」
変更した表を渡す
渡されたものを確認して

「うむ これでよかろう
じゃが オスカーの所にも……」

「はい こちらにしためております
アクア嬢も人数に増えた事も書いております」

「それでよい して
今回のアクア嬢との国をまたいでの婚姻 
しかも我が公爵家は
王妃を排出した家柄になっておる
しかもお前のお祖母様も王女 我が国1番の家柄 そこが嫁を入れるともなれば
自分の娘をお前の嫁にしたいと思っておる貴族は沢山あるぞ アクア嬢との婚姻に横槍が入るとも考えられるぞ」

「( ゚д゚ )彡そう!そこ!」

「お前もじゃが 家族で心して望まねばならんぞ」

「先程 父上母上にも手紙で アクア嬢を娶りたいのお願いは書いたのですが 
お祖父様これ以上何をしたら良いでしょうか……」
祖父に言われるまでは 確かに甘く考えていたと思う 
そう僕は お婿さんにしたいナンバー1なのだ!
学生の時は 何故か分からないが
女生徒がいつも僕のそばに纏わりついていた 食堂で食べるときも 生徒会室では
部屋に入ると 上着をバッと開いて
中身が裸なんて女学生もいた 守衛につれていかれたが……怖かった…

でも アクア嬢は違う
大人しいだけかと思ったが
自分の意見はハッキリ言うし
人の意見も聞き入れる
何より……可愛い♡

「一人でニヤニヤしておるが
肝心のアクア嬢の気持ちはわかっておるんじゃろな 強制的に嫁にしても続かんぞ」

「( ゚д゚ )彡そう!そこ!」

ハッ!として 
「そうでした これから聞いてまいります」

「うむ 頑張るのだ」

「はい!」




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