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二人の様子を見ていたレイモンドが
「リチャード様」
「ん?」
「シャルも何も異常はないということでしたがダンスの方は日を改めてということで如何でしょうか」
「そうだな ずらした方がシャルの為だろう」
「ありがとうございます
ただこのままお帰りいただくのも
シャルが気に病むかもしれませんゆえ
軽くお茶会など如何でしょうか
お天気も気温も問題無いようですので
リチャード様さえ良ければ ご準備させていただきたいのですが」
「そうだな シャルはどうだい?
外でお茶会は?出来そう?」
思いがけないレイモンドの計らいで
ダンスはなく お茶会に落ち着きそうな雰囲気
「はい そうしていただけると
私の方も少し気が楽になります」
正直に答えてしまうが
「シャルもそれで良いという
レイモンド頼む」
「畏まりました
では 準備が整い次第お声がけさせていただきます」
「うむ」
レイモンドと侍女が下がる
部屋にはシャルとリチャードのみ
二人きりになったと 認識してからは
意識しまくり またもや顔が赤くなり
「シャル 顔が赤いが 大丈夫?」
「は…はい 大丈夫てす
ご心配おかけして申し訳御座いません」
「いいんだよ シャル「ニャ~~」」
「猫ちゃん…可愛いです」
ナデナデ
「シャル!そいつは「ニャニャニャ!」」
リチャードをしゃべらせない
「覚えとけよ」
ボソッ
「ニャァ~」
ブルブルと震えるまね
「あら 震えてるの?いきなり何故かしら」
よしよしと 撫でながら抱っこする
「クッ!」
猫と目が合うと
気のせいか ニヤと猫が笑う
「この猫ちゃんはリチャード様がお連れになったのですよね
お返しいたしますね」
渡そうとすると 猫がスルリと逃げていく
「その猫は勝手についてきたので
放置しておいても良い 家の中に居たがらないのでな」
「そうなのですね
あの…お尋ねしても宜しいでしょうか?」
おずおずとシャルがリチャードにしつもんする
「なぜリチャード様は私の事をシャルと?シャーロットとしかご紹介させて頂いておりませんでした シャルとは親しい間の方しか呼びません 何故リチャード様がご存知なのか 不思議に思っております」
「グッ!そ…それは…」
コンコン
「失礼いたします」
レイモンドが入ってきた
「ご準備が整いましてございます」
「分かった」
「あと シャル先程のリチャード様への質問だが 旦那様がシャルとお使いになるのでリチャード様もシャルとお呼びされたのだと思うぞ」
レイモンドからの助け舟で
「そ…そうなんだ 男爵と話していたら
シャルと覚えてしまってな」
「そうでごさいますか
お答え頂きありがとうございます」
「では 東屋の方へ」
「シャル手を」
リチャードが手を出すので
困っていると
「シャル マナーの成果をリチャード様に確認していただきなさい」
レイモンド
「はい」
そうだ!と思い出して
リチャードの手に手を重ねて
立たせてもらい そのまま
エスコートしてもらう
「リチャード様」
「ん?」
「シャルも何も異常はないということでしたがダンスの方は日を改めてということで如何でしょうか」
「そうだな ずらした方がシャルの為だろう」
「ありがとうございます
ただこのままお帰りいただくのも
シャルが気に病むかもしれませんゆえ
軽くお茶会など如何でしょうか
お天気も気温も問題無いようですので
リチャード様さえ良ければ ご準備させていただきたいのですが」
「そうだな シャルはどうだい?
外でお茶会は?出来そう?」
思いがけないレイモンドの計らいで
ダンスはなく お茶会に落ち着きそうな雰囲気
「はい そうしていただけると
私の方も少し気が楽になります」
正直に答えてしまうが
「シャルもそれで良いという
レイモンド頼む」
「畏まりました
では 準備が整い次第お声がけさせていただきます」
「うむ」
レイモンドと侍女が下がる
部屋にはシャルとリチャードのみ
二人きりになったと 認識してからは
意識しまくり またもや顔が赤くなり
「シャル 顔が赤いが 大丈夫?」
「は…はい 大丈夫てす
ご心配おかけして申し訳御座いません」
「いいんだよ シャル「ニャ~~」」
「猫ちゃん…可愛いです」
ナデナデ
「シャル!そいつは「ニャニャニャ!」」
リチャードをしゃべらせない
「覚えとけよ」
ボソッ
「ニャァ~」
ブルブルと震えるまね
「あら 震えてるの?いきなり何故かしら」
よしよしと 撫でながら抱っこする
「クッ!」
猫と目が合うと
気のせいか ニヤと猫が笑う
「この猫ちゃんはリチャード様がお連れになったのですよね
お返しいたしますね」
渡そうとすると 猫がスルリと逃げていく
「その猫は勝手についてきたので
放置しておいても良い 家の中に居たがらないのでな」
「そうなのですね
あの…お尋ねしても宜しいでしょうか?」
おずおずとシャルがリチャードにしつもんする
「なぜリチャード様は私の事をシャルと?シャーロットとしかご紹介させて頂いておりませんでした シャルとは親しい間の方しか呼びません 何故リチャード様がご存知なのか 不思議に思っております」
「グッ!そ…それは…」
コンコン
「失礼いたします」
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「ご準備が整いましてございます」
「分かった」
「あと シャル先程のリチャード様への質問だが 旦那様がシャルとお使いになるのでリチャード様もシャルとお呼びされたのだと思うぞ」
レイモンドからの助け舟で
「そ…そうなんだ 男爵と話していたら
シャルと覚えてしまってな」
「そうでごさいますか
お答え頂きありがとうございます」
「では 東屋の方へ」
「シャル手を」
リチャードが手を出すので
困っていると
「シャル マナーの成果をリチャード様に確認していただきなさい」
レイモンド
「はい」
そうだ!と思い出して
リチャードの手に手を重ねて
立たせてもらい そのまま
エスコートしてもらう
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