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「わぁ!」
清潔そうなベッド レースとカーテンのかかった窓 勉強をするための机と椅子
クローゼットに中には服もかかっている様子
「これ 私の部屋で間違ってません?」
思わずアイラに尋ねた
「ククク 大丈夫だよ シャルの部屋で正解だから 分かるよ~こんな綺麗な部屋で良いのかって思うもんね」
「そうなんですよ!うわぁ 嬉しいです!」
部屋を見てまわっていると
アイラが笑いながら
「さあ ちょっと急いでやろうか
荷物を置いて 取り敢えずお仕着せに着替えて 旦那様達がお待ちだから」
「あ!そうでしたね」
奥様が待っているから 連れてきてと言われてたのを思い出し 慌てて
「急いで着替えます 服はこの新しいのを使わせていただいても大丈夫ですか?」
クローゼットに掛かっているハンガーを取り出し アイラに見せる
「ウンウン 着れる?」
「多分大丈夫です 出来なかったら後で…」
「うん してあげるから」
アイラがうなずく
「じゃ すぐ」
このまま着替えるのかな…
アイラにガリガリの体を見られるのは恥ずかしいと思ったけれど アイラさんも孤児院出身って言ってたから 前は同じだったはず
と考え直してすぐに着替え始めた
(やっぱり 細いわね 孤児院出身は
絶対そうだもんね よし!旦那様に言って 沢山食べさせよう!楽しみ!)
シャルの体を見たアイラはそう思った
(でも 体罰の跡は無いみたい
優しいし院長先生だったのね 素直だし
怯えた雰囲気もないし)
色々なことを考えていたら
「あの アイラさん 終わりました」
シャルが話しかける
「あっ どれどれ?」
ぐるりとシャルを一回転させて
「うん!大丈夫 一人で着れてるね!」
「ありがとうございます
でも 髪の毛は……」
「そうだね 取り敢えず三編みにしておこう」
椅子に座らせられて アイラが髪を梳いてくれる あみあみ始めて
「シャルの髪はお手入れしていったら
めちゃ綺麗になるね」
それを聞いた精霊達は
『そうなんだよ!』
『良く分かってるし この人良い人ね』
と色々アイラの評価や部屋の事を話している
髪も整え もう一度服を見直して
大丈夫なのを確認したアイラが
「大丈夫ね じゃあ行きましょうか」
とシャルに 鍵を渡す
「はいこれ シャルの部屋の鍵だから
無くさないようにね」
「はい!」
受け取った鍵をお仕着せのポケットになおすと
「行きましょう!」
とアイラに
「ん!やる気だねぇ~いいね!」
バンと背中を叩かれながら
二人で応接室へと向かった
清潔そうなベッド レースとカーテンのかかった窓 勉強をするための机と椅子
クローゼットに中には服もかかっている様子
「これ 私の部屋で間違ってません?」
思わずアイラに尋ねた
「ククク 大丈夫だよ シャルの部屋で正解だから 分かるよ~こんな綺麗な部屋で良いのかって思うもんね」
「そうなんですよ!うわぁ 嬉しいです!」
部屋を見てまわっていると
アイラが笑いながら
「さあ ちょっと急いでやろうか
荷物を置いて 取り敢えずお仕着せに着替えて 旦那様達がお待ちだから」
「あ!そうでしたね」
奥様が待っているから 連れてきてと言われてたのを思い出し 慌てて
「急いで着替えます 服はこの新しいのを使わせていただいても大丈夫ですか?」
クローゼットに掛かっているハンガーを取り出し アイラに見せる
「ウンウン 着れる?」
「多分大丈夫です 出来なかったら後で…」
「うん してあげるから」
アイラがうなずく
「じゃ すぐ」
このまま着替えるのかな…
アイラにガリガリの体を見られるのは恥ずかしいと思ったけれど アイラさんも孤児院出身って言ってたから 前は同じだったはず
と考え直してすぐに着替え始めた
(やっぱり 細いわね 孤児院出身は
絶対そうだもんね よし!旦那様に言って 沢山食べさせよう!楽しみ!)
シャルの体を見たアイラはそう思った
(でも 体罰の跡は無いみたい
優しいし院長先生だったのね 素直だし
怯えた雰囲気もないし)
色々なことを考えていたら
「あの アイラさん 終わりました」
シャルが話しかける
「あっ どれどれ?」
ぐるりとシャルを一回転させて
「うん!大丈夫 一人で着れてるね!」
「ありがとうございます
でも 髪の毛は……」
「そうだね 取り敢えず三編みにしておこう」
椅子に座らせられて アイラが髪を梳いてくれる あみあみ始めて
「シャルの髪はお手入れしていったら
めちゃ綺麗になるね」
それを聞いた精霊達は
『そうなんだよ!』
『良く分かってるし この人良い人ね』
と色々アイラの評価や部屋の事を話している
髪も整え もう一度服を見直して
大丈夫なのを確認したアイラが
「大丈夫ね じゃあ行きましょうか」
とシャルに 鍵を渡す
「はいこれ シャルの部屋の鍵だから
無くさないようにね」
「はい!」
受け取った鍵をお仕着せのポケットになおすと
「行きましょう!」
とアイラに
「ん!やる気だねぇ~いいね!」
バンと背中を叩かれながら
二人で応接室へと向かった
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