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遠ざかる ジェラルドの乗った馬車を見送りながら

「俺達も そろそろ出発しないとな」

「そうね 式まで 後1ヶ月ですものね」

「やっと やっと アリスと結婚出来る」

「そうね 結婚しても宜しくね ジ―ク!」

「勿論 離さないし」

ギュ~~ッ!

ジ―ク様とアリスは本当にらぶらぶだ
セバスチャンは 暖かい目で見守った



その後 1週間程して
全ての用意が出来て 王都へ
ジ―ク アリス セバスチャン マリアンナ
レイモンドはお留守番
そして フェンも一緒に行くことに


ワン!
王都って 楽しいか?

「いや フェンは退屈かも」

行くのやめようかなぁ

「アリスの護衛してくれないと困るから
行って欲しいんだけど 途中じゃ 遊んで良いからさ」

う~ん 仕方ない

「それに アリスのウェディングドレス見れなくなるぞ」

あ~~~それは 見とかないとな

「んじゃ 宜しくな」



「レイモンド!何かあったら クロイヌ通信お願いしてくれ」

「やだ」

「仕方ないだろうが 一月近く留守にするんだから おまえが 残ってくれないと 困るんだよ」

「結婚式見たかった」

「かぁ~~~~!分かったよ こっち帰っても やるから もう一回」

「ほんと?」

「領民達にも 見せてくれって いわれてるし」

「じゃ いいよ いってらっしゃい」


「レイモンド様 クロイヌには伝えておりますから 留守中宜しくお願い致します」
セバスチャン

「はい 存分に見てきてください!」


「じゃあ 行ってくる」

馬車が動き出す

「早くいかないと お義父様が困っていらっしゃるかも!」

「いや 困ってるのは 会長の方じゃないか?」

「私もそう思います」
セバスチャン



会長は 警護 療養のため ジ―クの実家に移っていた

ジ―クのお父さんの公爵と会長は チェスが大好きで  国内で 1,2を争うライバル

会長の療養をするなら 王都の王族の医者にとの配慮があり
それなら うちに 逗留してくれと 公爵が言い出したのだ

毎日 チェスがうてる!
そう そんなもくろみを立てて 会長を引き取った

それは 実行された
毎日チェス
チェス
チェス


毎回 公爵が負ける
会長の勝ちが続く

「あ  そこ置いちゃう?いっちゃうの?待った!」

「公爵様 待ったは3回まで もう使ってますぞ」
「そんなこと言わないで」
「今回限りですぞ」
「ありがたい!」

そして 負ける


「くぉ~~!また 負けた!」

「まだまだだね」

「アンドリュー!いつきたんだ!」

「叔父上 
父上から 会長が休めないから 僕に行ってこいと 
僕がお相手しますよ」

「ふん!私が勝つに決まっている!」
対戦相手が代わり 暫くして

「そう言えば ジ―ク達 今朝 あちらを出発したらしいです」

「では あと少しだな 式が楽しみだ
ふふふ」

「叔父上 笑い事では……
チェックメイト」

「何?え? アンドリュー 待った!」

「待った!なしですよ~~」


そんな事で 毎日が過ぎていき
ジ―ク達も到着
アリスと会長も久々の再会
喜びのなか 結婚式が始まった


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