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「アリス様連れて参りました」
「あれ?1人?」
「はい 後は私も参ります ちなみに 父です」
「奥様!いつもマリアンナがお世話になっております!」
きたよ 奥様 外堀から埋める小心者ジ―ク

「よろしくお願いします!マリアンナのお父様」
ニコン

「ほうほう! お父様!いい響き!」
「父さん!」
「ヒィ!」
「まあまあ マリアンナ じゃあ行きましょうか」
「「はい」」
ワン!


「実は 農作物の出来が 思ったより少ないのです 農地はそこそこ 広いと思うのですが 書類だけでは 判断出来かねて 何かご存知ですか?」

「森に魔物が居ると思って 怯えて使いきれない農地があるというのと 見えて参りました 川の流れが悪いのです あの曲がりが急な所が 何ヵ所かありまして 増水した時に 作物が 浸水で駄目になってしまいます あと種類ですかね……ジ―ク様も分かってはおられるのですが なかなか時間がとれない…」

「お忙しいのですね   あとそうですね  森の事は フェンちゃん お願い出来るかしら 魔物や狼とか フェンちゃんなら すぐ出来ますね?」
ワォ~~ン!しっぽフリフリ!
任せて~!
ねだやし~~ヒャッホ~


「う~ん 川の流れが効率良く………う~ん 曲がったところを ちょっと修正 塞き止める 水の調整 専門の方の意見が聞きたい 後で呼んでくれる?マリアンナ」
「畏まりました」
「治水の後は 畑の方に行きたいわ」
「こちらになります」

すこし馬を進ませて 見渡すと
何も作られてない………えっと これは?
「何も作られてないみたい……」
「その通り 何も作られてません」
「え?なんで?」
「麦は作られてますけどね 別のところで ただ他の作物はあまり人気がなく……」
「人気がない……買い取りが安い?育てにくい?」
「両方ですかね」
「じゃあ 農家の方の収入は低い?そう 聞くまでもなく低かったわ」
「よくご存知で」
「わかったわ ジ―ク様が お帰りになったら 農業改革ね 治水 と作物の種類の選定 農家の方の収入アップを目指しますわ」
「さすが 奥様!」
「短期間では出来ませんから アリス様はこちらに残られるって 事で宜しいですね?」
「え あ え~っと では 今度は街中に行きましょうか!」
「お返事をいただいておりませんが……!」
「そ それは……ジ―ク様ともお話をして決めます!」
「わかりました~是非ご検討下さいね!」

「おくさま~~マリアンナは なかなか手強いですぞ!」
「父さん!」


そして そのまま 街に行って やはり 商業改革案を 決めて 屋敷に帰ったのです


「ジ―ク様に お伺いを立てなきゃいけないのが いっぱいあるわ これを案だけ出して 私は ここを去って行けるのかしら ジ―ク様の求愛を受けるべき?私はどうしたいんだろう……」

クゥン!
自分の好きな方へ進むといいよ!アリス!






その頃 会長宅のクロイヌ拠点に到着した ジ―ク達

「お疲れ様でした ジ―ク様」
「あぁ みんな 休め すまん 休みながら……」
「ジ―ク様 ながら はだめです まだ 3時くらいでしょう 5時から 作戦を立てるのはいかがでしょう 実行は 夜でしょうし」
と 
セバスチャン
「そうだな そうしよう 風呂入りたい」
「こちらに どうぞ 他の方も順番にどうぞ タオルと服も用意してございます」
「ありがたい お言葉に甘えよう」
「順番待ちの方は お食事も用意しております そちらも どうぞ」
「何から何まで 申し訳ありません どうでしょうか マ―サの方は 元気でしたでしょうか?」
「そちらについては 俺が」
「ジ―ク様の部下の 方ですね いかがでしょう やはり 大旦那様には 会えませんでしたか」
「マ―サさんは 元気でしたよ 会長はやはりお見かけしてませんね あれだけ 警戒していれば 何かしてますよって 教えてくれてるもんですね」

「そうですねぇ でも 馬鹿子爵が見に来るとは まだ生きていらっしゃるということですね そう信じるしかないのですが…」

「セバスチャン あと少しだ 救出するのに体力つけとけよ」
「畏まりました ジ―ク様」

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