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「はぁ 大丈夫でしょうか ジ―ク様やセバスチャン達は……こんな ご無理をお願いして」
それを聞いて フェンは アリスに頭をグリグリ
フェンを抱っこして 抱き締めて 今度はアリスが額をフェンにグリグリ
「アリス様 ジ―ク様なら ご心配されなくても 大丈夫ですよ こんなことなら 馴れてますから」
「でも 本当にご迷惑をお掛けしているから…」
「その分 アリス様に 留守をお任せにしてますから お気にされなくても」
ワン!
そうだ 気にするな!いざって時は俺が行くし!
ジ―クがいれば 伝わるが 今は伝わらない
「お父様 まだ 宿に着かないの?」
「もう少しで着くから待ちなさい」
「あの ジジイの葬式なんて 楽しくて待ちきれないわ 今まで散々やられてきたから」
「うち お金持ちになるんでしょ? じゃあ もしかして ジェラルドより カッコ好い人と結婚出来るかしら 例えば 王子様とか!」
「あぁ 王さまたちより お金持ちだ 貧乏な伯爵家よりも もっとお金持ちの公爵でも そうだな 王子様でも 相手に出来るぞ 焦って決めることはない」
「そうよね~楽しみ~」
「もうすぐで 街に入るが そこは 通過 少し進んだ川の所で 夜営」
「了解!」
「さぁ ホテルに着いたぞ」
「はぁ~い」
3人馬車から 降りて ホテル入口に立っていた
「ん!ジ―ク様」
少し馬を歩かせるとセバスチャンが寄ってきた
「あまり 顔を動かさないで 右側を 子爵家が 揃って ホテルに入ろうとしています」
「家族か」
「はい 大方 大旦那様のお葬式でも 見てやるかくらいの考えでしょうな」
「子爵だけでなくて 家族全員なら ホテルに泊まか これで 先行は確実だな よしもう少しだ 行くぞ」
「はい」
「わぁ やっぱり うちよりは大きいわね お部屋はどうかしら」
「申し訳ありません お部屋は1つしか空いておりませんで」
「なんだと 金はいくらでもある どうにかしろ」
「そう申されても このホテルは ご予約で承っておりますので 1部屋空いているですら あまりないことなので 申し訳ございませんが 後は他のホテルをご利用頂くしか御座いませんが…」
「え―嫌よ!お金持ちだから しかも貴族よいいの?」
「そう申されましても……」
「どうしたんだい?問題でも?」
「これは アンドリュー王子!」
「王子様!」
「ん?君は?」
「はい!ベッキーです!」
「ハハハハ 緊張してるのかな?令嬢の嗜みの 欠片もないね で このご令嬢達が なにか?」
「はい 当方はご予約のみで 対応させていただいて おりますが こちらの方々は ご予約なしで 2部屋用意しろと 仰いまして あいにくと 今日は1部屋しか 空きがなく それでご納得いただけないのなら 他を当たられた方が と お伝えしているのですが…」
「納得いかないのか……」
「うちは お金持ちですし 貴族ですから 部屋を空けるのは当然ですわ」
「ほう 貴族 どこの 家?」
「はい オ―ランド子爵でございます 王子様 」
「あぁ 会長は元気かい?最近見てないけど」
「はい 田舎の方に引っ込んでしまったので 家族で会いに行くところでございます」
「あれ?方向が逆じゃない?確か会長の田舎の屋敷って …」
「あぁ それは……」
「そういえば 娘って2人だよね 会長の直系がいるんでしょ?君がそうなの?バッキ―だっけ?」
「ベッキーです もう王子様ったら アンドリュー様ってお呼びしてもいい?」
「君は……直系の方じゃないね 絶対 まぁそっちだったら 結婚してもいいかなって 思ってたけどね」
「え!結婚申し込まれちゃった!うれしい~~~」
「は?オ―ランド子爵 このご令嬢は大丈夫じゃないよね ここにいたら いけない気がする まぁ 泊まろうと思うなら 1部屋で我慢することだね」
「畏まりました」
「アンドリュー王子様 ありがとうございます」
「あれは 貴族では ないな 災難だったな 何かあれば 私に言ってくるがいい」
「ありがとうございます」
「たしか ジ―クが 絡んで動いてたな まぁあいつの事だから うまくやるんだろう」
それを聞いて フェンは アリスに頭をグリグリ
フェンを抱っこして 抱き締めて 今度はアリスが額をフェンにグリグリ
「アリス様 ジ―ク様なら ご心配されなくても 大丈夫ですよ こんなことなら 馴れてますから」
「でも 本当にご迷惑をお掛けしているから…」
「その分 アリス様に 留守をお任せにしてますから お気にされなくても」
ワン!
そうだ 気にするな!いざって時は俺が行くし!
ジ―クがいれば 伝わるが 今は伝わらない
「お父様 まだ 宿に着かないの?」
「もう少しで着くから待ちなさい」
「あの ジジイの葬式なんて 楽しくて待ちきれないわ 今まで散々やられてきたから」
「うち お金持ちになるんでしょ? じゃあ もしかして ジェラルドより カッコ好い人と結婚出来るかしら 例えば 王子様とか!」
「あぁ 王さまたちより お金持ちだ 貧乏な伯爵家よりも もっとお金持ちの公爵でも そうだな 王子様でも 相手に出来るぞ 焦って決めることはない」
「そうよね~楽しみ~」
「もうすぐで 街に入るが そこは 通過 少し進んだ川の所で 夜営」
「了解!」
「さぁ ホテルに着いたぞ」
「はぁ~い」
3人馬車から 降りて ホテル入口に立っていた
「ん!ジ―ク様」
少し馬を歩かせるとセバスチャンが寄ってきた
「あまり 顔を動かさないで 右側を 子爵家が 揃って ホテルに入ろうとしています」
「家族か」
「はい 大方 大旦那様のお葬式でも 見てやるかくらいの考えでしょうな」
「子爵だけでなくて 家族全員なら ホテルに泊まか これで 先行は確実だな よしもう少しだ 行くぞ」
「はい」
「わぁ やっぱり うちよりは大きいわね お部屋はどうかしら」
「申し訳ありません お部屋は1つしか空いておりませんで」
「なんだと 金はいくらでもある どうにかしろ」
「そう申されても このホテルは ご予約で承っておりますので 1部屋空いているですら あまりないことなので 申し訳ございませんが 後は他のホテルをご利用頂くしか御座いませんが…」
「え―嫌よ!お金持ちだから しかも貴族よいいの?」
「そう申されましても……」
「どうしたんだい?問題でも?」
「これは アンドリュー王子!」
「王子様!」
「ん?君は?」
「はい!ベッキーです!」
「ハハハハ 緊張してるのかな?令嬢の嗜みの 欠片もないね で このご令嬢達が なにか?」
「はい 当方はご予約のみで 対応させていただいて おりますが こちらの方々は ご予約なしで 2部屋用意しろと 仰いまして あいにくと 今日は1部屋しか 空きがなく それでご納得いただけないのなら 他を当たられた方が と お伝えしているのですが…」
「納得いかないのか……」
「うちは お金持ちですし 貴族ですから 部屋を空けるのは当然ですわ」
「ほう 貴族 どこの 家?」
「はい オ―ランド子爵でございます 王子様 」
「あぁ 会長は元気かい?最近見てないけど」
「はい 田舎の方に引っ込んでしまったので 家族で会いに行くところでございます」
「あれ?方向が逆じゃない?確か会長の田舎の屋敷って …」
「あぁ それは……」
「そういえば 娘って2人だよね 会長の直系がいるんでしょ?君がそうなの?バッキ―だっけ?」
「ベッキーです もう王子様ったら アンドリュー様ってお呼びしてもいい?」
「君は……直系の方じゃないね 絶対 まぁそっちだったら 結婚してもいいかなって 思ってたけどね」
「え!結婚申し込まれちゃった!うれしい~~~」
「は?オ―ランド子爵 このご令嬢は大丈夫じゃないよね ここにいたら いけない気がする まぁ 泊まろうと思うなら 1部屋で我慢することだね」
「畏まりました」
「アンドリュー王子様 ありがとうございます」
「あれは 貴族では ないな 災難だったな 何かあれば 私に言ってくるがいい」
「ありがとうございます」
「たしか ジ―クが 絡んで動いてたな まぁあいつの事だから うまくやるんだろう」
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