【完結】放置された令嬢は 辺境伯に過保護に 保護される

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「お母様 ジェラルド様が ご両親に 私と婚約したことを話してくれるって 言ってたわ」

「そう ようやくね  さぁ 婚約式のドレスを作らないと アクセサリーはどうしようかしら」
「それは ジェラルド様が買ってくれるって」
「おねだりしたのね」
「えへ」

「それは そうと アリスがどうなったか 確認しておかないと ねぇあなた」
「そうだな じじいの事も 一度行って確認した方がいいだろ 片付けるなら もう早い方がいいだろうし  アリスもいないことだしな」

「あら あなたが直にいかれるのね  でも 確かにその方が 良いわね  じゃあ すぐに行ったら？婚約式に 間に合わないのは ねぇ」

「明日でる １週間後に帰ってくる ジジイの ジジイの葬式も１週間あったら片付くだろうから」
「そうしたら  全てが 私たちのものになるのね 素晴らしいわ」


「とりあえず 婚約式の 準備はしといてくれ わしは 明日の準備でもしておこう」




それを聞いていた侍女 
下がって 使用人達の部屋で皆に話す
「旦那様が アリス様と大旦那様の事を確認しにいくみたい でも 大旦那様のお葬式を済ませて帰ってくるって言ってたの 変じゃない？大旦那様って お亡くなりになったの？」
「あの すみません アリス様って？あと大旦那様？ってだれですか？」
「あんた 昨日入ってきたからね  大旦那様って ランド―ル商会の会長なのよ それで功績を認められて 子爵の爵位を賜ったわけ お子さまが娘しかいなくて 婿入りしたのが 旦那様 で その娘さんが まぁ 前の奥様になるんだけど お生みになったのが アリス様」
「あれ？ベッキー様は…」
「だから 前の奥様が亡くなって 旦那様が直ぐ連れてきたのよ 今の奥様とベッキー様を ずっと外で囲っていたのね あの人達が来てから アリス様の扱いは酷くなって とうとう 4日前に ここの前の執事セバスチャンさんと 一緒に魔物の森に捨てられたのよ 実の子を捨てるのよ 信じられる？」「酷い話ですね でも その大旦那様のお葬式って なくなったんですか？」
「そんな 話聞いてないけどね」
「おかしいですね あ 買い物頼まれてたんで 行ってこなきゃ失礼します」
「まだ馴れてないから 気を付けるのよ」
「ありがとうございます！行ってきます」
「あの子 元気いいよね」


使用人あの子は ジ―クが派遣して 潜入捜査していたレイモンドの部下

買い物と称して外に出て 繋ぎをとっていた
「子爵の言うには 明日アリス様のその後の確認と 会長のお葬式をするつもり 多分行って殺してしまうのね １週間で帰ってくるって言ってたらしい レイモンド様に報告 レイモンド様には1日で報告するのよ 
会長の命が危ないから もうこちらは 一人だけ残して 会長の側の5人に加勢にいって  はい 経費  子爵はなんとか 1日 足止めするからって レイモンド様に伝えて」
「分かりました」
「さぁ 行くのよ」
「はい！」





「マ―サ そこでなにしてるんだ！」
「見てわかりませんか 掃除してるだけですよ」
「しなくていいと 言ってるよな お前は飯を作って 洗濯だけしてりゃいいんだよ！」
「はいはい」


調理場の方に向かい ゴミを外に出すと

「マ―サさん？」
「ヒィ！」
「静かに！」
「はい だれ？」
「セバスチャン知ってる？」
「知ってるよ！何かあったのかい？」
「短く話すと アリス様とセバスチャンは今 オ―ランド辺境伯に保護されている 殺されかけた所をうちの辺境伯様が助けたんだ 話を聞いて ここの会長が危ないんじゃないかって事で俺たちが調べに来たんだ 会長は大丈夫？」
「お嬢様が！あの 馬鹿旦那が！とりあえずは無事なんだね 大旦那様は何か薬でも盛られてるじゃないかと 思うんだよ まるきり出て来られないからね トイレも浴室も繋がってる部屋で 中から鍵がかけられてて あたしじゃはいれないんだよ 男達は必ず3人はいる 交代含めて 5人だよ 5人分食事を作るからね」
「成る程な あんた 外には出られないんだろうな」
「出れないねぇ」
「次は 明日くるからさ 見取り図お願いしてもいいかな どこに見張りとか 交代の奴等がいるとか 書いてほしいんだ」
「分かったよ 会えなかったら この石の下に置いとくよ」
「ありがたい じゃ」

男は去っていった

「お嬢様 ご無事なら……」