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「ジェラルド様 今日は 噂になってる カフェに行きたいの あと 来週 ジェラルド様のご実家にご挨拶に行くときのアクセサリーを買いたいの」

「ベッキー 分かったよ じゃあ 行こう」


二人で仲良く 伯爵家の馬車にのり 街へ出かける 

「ここよ! 止めて  ジェラルド様ここよ 人気のカフェ!さぁ 降りて行きましょう!」
「ベッキー 急がないで 大丈夫だよ カフェは逃げないし アリスに隠れて会うこともない 堂々と出来るし 時間も気にしないで 会えるから」
「だから 嬉しくて!はしゃいじゃった!アリスが居ないだけで こんなに気が楽なんて こんなに嬉しいなんて!早く追い出しとけば良かった」
「でも アリスは 会長と血が繋がってるけど 君は 違うだろ これから 会長からの援助はあるのかい?じゃないと 贅沢出来る程うちも 余裕はないからね」
「大丈夫よ お祖父様も お年ですもの いつポックリいくか わからないでしょ?ボケてるかもしれないし だからアリスがお手伝いしてたんじゃない 邪魔なアリスが居ない今 じじいがポックリいったら この国有数の資産が 手に入るのよ もう 惨めな思いはしなくてもいいし 何でも買えるわよ」

「そうなったら 僕はベッキーとずっと一緒にいれるね 働かなくていいからね  これが アリスだったら 凄くつまんなかったはず  真面目に働かないと ずっとお小言だったはず 良かった ベッキーで 愛してるよ」

「私もよ ジェラルド様 愛してるわ」
馬車のなかで ジェラルドに寄りかかり 手を重ね イチャイチャやりだす

「ベッキー  ジェラルドと呼んでくれ」
「ジェラルド!」
「あぁ 可愛い僕のベッキー!」
そして またイチャイチャ

「ジェラルド様 降りられないのですか?」

「あぁ 降りるよ さぁベッキー楽しもう!」
「えぇ ジェラルド」


二人は 子爵家のお金の管理は アリスがしていた事を知らない
二人は 子爵家に 入るお金が 何処からきているかを 知らない

そう アリスを厄介払いして 精々したと思っているが アリスがいなければ 商会からの取り分  小さいながら 他領地より 群を抜いて業績をあげ 収入をあげている 子爵の領地からのお金の流れ   お馬鹿な子爵家の3人は何一つしらない
そこに お金があるのは 当たり前とおもっているのだから 


「ジェラルド あ~ん!」
「ベッキーも あ~ん!」

お互いに あ~ん をしながら 幸せしか 感じていない

「ジェラルド?」
「なんだい ベッキー?」
「ジェラルドの ご両親には アリスと婚約者を交換したことを 知らせたの?」
「いや まだ言ってないよ だって 僕はベッキーが側に居てくれるのが 隣を歩いてくれるのが 一番なんだから」
「ジェラルド 嬉しい  でも ちゃんと ご両親には言ってよ! 伯爵家で 御披露目しないと いけないでしょ」

「そうだな……じゃ 今晩帰って伝えるよ それよりも  ベッキー あ~ん!」
「もう ジェラルドったら!あ~ん!」
ウフフフ
幸せよ
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