【完結】竜公子の婚約者

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「それでは エドモンド
頑張れよ」

「お前も 大変になるだろうが
いつでも 苦労話を聞くから
手紙かけ
メルベル嬢もお嫁にいくことだしな」

「そうなんだよ～～
覚悟していたけど お嫁にいくんだよ～～」

「あなた！まだ言ってるの 
諦めなさい しかも向こうの 王宮にいつでも
きていいって言われてるでしょ
帰りますよ！
メルベル達はもう出たんですからね
エドモンド様 今回はありがとうございました」

「いや こちらこそ 巻き込んでしまい
申し訳なかった
落ち着いたら １度そちらにいこうと思う
その時は宜しく頼みますぞ」

「はい！どうぞ」

「じゃあ いくか」

馬車が動きだし 手を振って分かれた




それから暫くして
メルベルは帝国に 教育を受けるために
家を出た

伯爵は帝国に合併されることを
領民に話 了承をもらった

王国の方は
王妃の補佐を
エドモンドが宰相として務め 
3年後には第二王子が国王として立つことに
決まった
そして そこには何故かカイの姿があった

実は第一王女がつがいらしい

ハリ―ほど魔力が無かったため
気がつかなかったのだが
今回の件で王宮に入ったとたん

「甘い匂いがする……」
といって うろついていたら
第一王女からの匂いと気がつき

「お嫁さんになってください！」
「おにいちゃまのお嫁さんでしゅか？」

いきなりのプロポーズを
4歳の王女に告げた

王妃としても反対出来ず
12年後に輿入れと決めた

それからカイはちょくちょく
王女の元に来ている