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「くそ!これが 話しには聞いたことが
あるが まだ 存在していたのか」
「ハリ―様 大丈夫ですか?
これは動けないですね
誰かに縄を切ってもらうしかないです」
「メルは大丈夫だろうか
毒は遅効性の物だったのだな
しかも 竜には効かない
もしも竜が動ける様になっても
メル達を人質にするという
前王を殺したのも頷ける 汚さだな」
別の部屋に囚われてるメルベル達
「メルベル!メルベル!」
「う……うっ……」
「大丈夫か?」
「おとう…さま……ここは?」
「どうも ハリ―様達と違うところに
監禁されている様だ
紅茶に毒を盛られていたようだ」
「毒!では 殺そうとして?」
「いや 人質にしようとしてだろう
しかも 逃げられんと言う意味で
縄すらかかっていない
どうだ 体は動けるかい?」
「痺れはありますが なんとか
ハリ―様達も 毒を盛られたんでしょうか?」
「竜にきく毒はなかなか ないのだが
動けなる物はある」
「え!そんなものが存在するのですか!」
「あぁ 石なのだが 竜が触ると 能力も体力も奪われてしまう物があるだが 非常に入手困難………いや困難どころか ほぼ存在しなかったはずだ それを使ってハリ―様達を捕らえたのだろう 計画しないと出来ないことだ ただ帝国が知ってしまったら この国は………浅はかな王だ……」
そう言って項垂れる伯爵
そんな姿は見たことがなかった メルベル
「お父様……」
「ああ!大丈夫 私たちが 報告に来ないと分かったら あいつが動くだろう」
「エドモンドおじ様ですね」
「そうだ だから暫くの辛抱だ 幸い 縛られては居ない 可能性は零に等しいが この部屋は内側からも 鍵がかけれるようだ 奴等が持っているだろうが 探してみるか 少しの希望でももっておきたい」
「はい 何処かにあるかもしれませんものね
探しましょう お父様」
「やろう メルベル」
そうして 絶望よりは 少しの希望を持って
時間が過ぎるのを待った
室内には テ―ブル一つ ソファー 椅子2脚 花瓶 花瓶を置いている引き出し付きの机
床は分厚いカ―ペット
「さて 私はカ―ペットの下
メルベルは他を探してくれ」
「わかりました」
二人で手分けして探す
多分無いだろう鍵を……
伯爵は重いカ―ペットを端からめくって
探す
メルベルは机の引き出し
ソファーの隙間
二人で懸命に探した
「お父様 無いですわね やはり……」
「メルベル諦めちゃだめだよ
この間にも ハリ―様達は
何をされているか分からんからな
何か……なんでも良いから探すんだ」
「そうですね!
頑張ります!」
そんな メルベルに微笑む伯爵
再度ひっくり返したり
引き出しを抜いた後を 探したり……
「お父様! 何か 紙が張り付けてあります!」
「何?」
「何か 書いてありますわ」
「見せてごらん」
伯爵はメルベルから紙を受け取った
それは花瓶を置いている机の引き出しを
抜いた所の上に張り付けていた
「これは 前の宮廷医が 書いたものだな…」
「まぁ 確かすぐに 陛下から 死を賜ったと…」
「そうだ
殴り書きだが 前の陛下の死因は………
毒! そう書いてある……」
「!」
「読むぞ!
陛下の死因は 毒
口封じに 殺されるだろう
隠蔽するとおもうから
ここに記して残す
誰かこれを見つけて
陛下と私の無念を晴らしてほしい
そう書いてある
これは 証拠になるには 弱いかもしれんが
今の陛下達は これの存在を知らん
見つからないように
持っておくんだ
どこが………
メルベル その髪だ!」
あるが まだ 存在していたのか」
「ハリ―様 大丈夫ですか?
これは動けないですね
誰かに縄を切ってもらうしかないです」
「メルは大丈夫だろうか
毒は遅効性の物だったのだな
しかも 竜には効かない
もしも竜が動ける様になっても
メル達を人質にするという
前王を殺したのも頷ける 汚さだな」
別の部屋に囚われてるメルベル達
「メルベル!メルベル!」
「う……うっ……」
「大丈夫か?」
「おとう…さま……ここは?」
「どうも ハリ―様達と違うところに
監禁されている様だ
紅茶に毒を盛られていたようだ」
「毒!では 殺そうとして?」
「いや 人質にしようとしてだろう
しかも 逃げられんと言う意味で
縄すらかかっていない
どうだ 体は動けるかい?」
「痺れはありますが なんとか
ハリ―様達も 毒を盛られたんでしょうか?」
「竜にきく毒はなかなか ないのだが
動けなる物はある」
「え!そんなものが存在するのですか!」
「あぁ 石なのだが 竜が触ると 能力も体力も奪われてしまう物があるだが 非常に入手困難………いや困難どころか ほぼ存在しなかったはずだ それを使ってハリ―様達を捕らえたのだろう 計画しないと出来ないことだ ただ帝国が知ってしまったら この国は………浅はかな王だ……」
そう言って項垂れる伯爵
そんな姿は見たことがなかった メルベル
「お父様……」
「ああ!大丈夫 私たちが 報告に来ないと分かったら あいつが動くだろう」
「エドモンドおじ様ですね」
「そうだ だから暫くの辛抱だ 幸い 縛られては居ない 可能性は零に等しいが この部屋は内側からも 鍵がかけれるようだ 奴等が持っているだろうが 探してみるか 少しの希望でももっておきたい」
「はい 何処かにあるかもしれませんものね
探しましょう お父様」
「やろう メルベル」
そうして 絶望よりは 少しの希望を持って
時間が過ぎるのを待った
室内には テ―ブル一つ ソファー 椅子2脚 花瓶 花瓶を置いている引き出し付きの机
床は分厚いカ―ペット
「さて 私はカ―ペットの下
メルベルは他を探してくれ」
「わかりました」
二人で手分けして探す
多分無いだろう鍵を……
伯爵は重いカ―ペットを端からめくって
探す
メルベルは机の引き出し
ソファーの隙間
二人で懸命に探した
「お父様 無いですわね やはり……」
「メルベル諦めちゃだめだよ
この間にも ハリ―様達は
何をされているか分からんからな
何か……なんでも良いから探すんだ」
「そうですね!
頑張ります!」
そんな メルベルに微笑む伯爵
再度ひっくり返したり
引き出しを抜いた後を 探したり……
「お父様! 何か 紙が張り付けてあります!」
「何?」
「何か 書いてありますわ」
「見せてごらん」
伯爵はメルベルから紙を受け取った
それは花瓶を置いている机の引き出しを
抜いた所の上に張り付けていた
「これは 前の宮廷医が 書いたものだな…」
「まぁ 確かすぐに 陛下から 死を賜ったと…」
「そうだ
殴り書きだが 前の陛下の死因は………
毒! そう書いてある……」
「!」
「読むぞ!
陛下の死因は 毒
口封じに 殺されるだろう
隠蔽するとおもうから
ここに記して残す
誰かこれを見つけて
陛下と私の無念を晴らしてほしい
そう書いてある
これは 証拠になるには 弱いかもしれんが
今の陛下達は これの存在を知らん
見つからないように
持っておくんだ
どこが………
メルベル その髪だ!」
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