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「帰ってきたか
なんか……ほう メルベル嬢もらったか」
胸で光るペンダントを見つけて
ニッコリする皇帝陛下
「さっき メルが僕の事好きって
言ってくれたから あげました」
ヒィ!
陛下達の前で 好きとか もう!
真っ赤になり 下を向いてしまって動けない
「ハリ―
本人のいる前で
しかも皆さん揃ってるのに
好きって言ってくれたとか
言っちゃダメよ
メルベルさん 恥ずかしいでしょ」
「はい 母上!」
皇后様
分かってくれる
嬉しいですわ
「それで 昼食ですか?」
「あぁ
昼食を食べて
リンド領に戻るがいい
使者も伴わせる
書状の準備は済んでおるから
リンド伯爵に渡す分
国王に渡す分 合計2通だ
リンド伯爵領を
こちらに合併の方針で書いてある
金額も書いてあるから
貰ってくる答えは
イエスにしてこい」
「畏まりました」
「それじゃあ 頂きましょう
冷めてしまうわ」
「そうですわね
メルベルさんも どうぞ召し上がって」
「はい ありがとうございます」
ワイワイ言いながら
楽しい昼食をいただきました
そして……
『じゃあ メル飛ぶよ 大丈夫?』
「えぇ 大丈夫よ ハリ― お願いね」
『うん では 行ってきます!』
「気をつけてね
ハリ―メルベルさんがいるのだから」
『はい!凄く気を付けるよ!』
そう言って ハリ―は飛んだ
『メル 寒くない?来るときは寒かったんでしょ?ごめんね 気がつかなくて』
「大丈夫よ
今はスト―ルでくるまれてるから
ありがとう」
そう
本当にくるまれてる
スト―ルでぐるぐる巻きに
ありがたいのです……
動けないけど あははは
『メルのお父さんと 一緒に
王宮に行こう
それで 補償金払って
話を終わらせようと思うんだけど
メルはそれでいいかな?』
「そうですね
それが ハリ―に負担はかけるけど
1番良い気がするわ」
『じゃあ 伯爵に話して
すぐに王都に行けるように準備だね』
「はい」
トントン拍子で話が進んでいくと
ちょっと怖い
どこかで 大どんでん返し―なんてきたら
立ち直れないのじゃない?
ハリ―とその後も色々話していたら
家に着いた
皆が バラバラと家の前に集まってきた
上を こちらを向いて手を振ってる
『降りるよ』
「はい!」
ゆっくり降りてくれた
やさしいな……
「ハリ―様おかえりなさいませ
メルベルもお帰り」
ハリ―がひとがたになり
篭から 私を抱き上げてくれた
ハリ―が またエスコートしたいと
だだをこねるので
エスコートしてもらって
お父様お母様のところにいった
「お帰りなさいませ
あちらは いかがでした?」
「あぁ 父上も母上も 叔父夫婦も
賛成してくれた
ついては 伯爵には話があるのだが」
「畏まりました
奥で話しましょう
メルベルお帰り」
「はい 只今帰りました」
「では 行こうか」
そのままハリ―に手を繋がれて
家に入った
応接室で
「どうぞ」
お茶を出してもらって
飲んで落ち着くと
「使者も連れてきている」
そうなんです
2人の従者さんと
他に3人
正使 副使 護衛の皆さん
6匹の竜が飛んできたから
みんなビックリしちゃったかなぁ
驚かせてしまって ごめんなさい
「我々の結論は
補償金でリンド伯爵の領地を
帝国に編入するのが
1番かと思った
補償金はこちらで 用意するので
伯爵には何もしてもらわなくても
良いのだが
どうだろうか?」
「成る程
吹っ掛けてくるかと思いますが
ご迷惑をお掛けするのでは……」
「伯爵 メルに価値はつけれないし
つけるとしても 少ない金額にもならない
其ほどの価値なんだよ メルは」
「そうですね
畏まりました
そうしていただくほうが
私達も助かります」
「助かる?警護の事か?」
「いえ
この国の国王が昨年変わられた事を
ご存知ですか?」
「あぁ 先王が 亡くなられた故に
王太子が 変わられたのだったな
特に問題が無かったと思うが」
「王宮内では 小さなホントに小さな
声で 囁かれております
嘘か真かわかりませぬが
先王を 暗殺されて 王に着いたのだと」
なんか……ほう メルベル嬢もらったか」
胸で光るペンダントを見つけて
ニッコリする皇帝陛下
「さっき メルが僕の事好きって
言ってくれたから あげました」
ヒィ!
陛下達の前で 好きとか もう!
真っ赤になり 下を向いてしまって動けない
「ハリ―
本人のいる前で
しかも皆さん揃ってるのに
好きって言ってくれたとか
言っちゃダメよ
メルベルさん 恥ずかしいでしょ」
「はい 母上!」
皇后様
分かってくれる
嬉しいですわ
「それで 昼食ですか?」
「あぁ
昼食を食べて
リンド領に戻るがいい
使者も伴わせる
書状の準備は済んでおるから
リンド伯爵に渡す分
国王に渡す分 合計2通だ
リンド伯爵領を
こちらに合併の方針で書いてある
金額も書いてあるから
貰ってくる答えは
イエスにしてこい」
「畏まりました」
「それじゃあ 頂きましょう
冷めてしまうわ」
「そうですわね
メルベルさんも どうぞ召し上がって」
「はい ありがとうございます」
ワイワイ言いながら
楽しい昼食をいただきました
そして……
『じゃあ メル飛ぶよ 大丈夫?』
「えぇ 大丈夫よ ハリ― お願いね」
『うん では 行ってきます!』
「気をつけてね
ハリ―メルベルさんがいるのだから」
『はい!凄く気を付けるよ!』
そう言って ハリ―は飛んだ
『メル 寒くない?来るときは寒かったんでしょ?ごめんね 気がつかなくて』
「大丈夫よ
今はスト―ルでくるまれてるから
ありがとう」
そう
本当にくるまれてる
スト―ルでぐるぐる巻きに
ありがたいのです……
動けないけど あははは
『メルのお父さんと 一緒に
王宮に行こう
それで 補償金払って
話を終わらせようと思うんだけど
メルはそれでいいかな?』
「そうですね
それが ハリ―に負担はかけるけど
1番良い気がするわ」
『じゃあ 伯爵に話して
すぐに王都に行けるように準備だね』
「はい」
トントン拍子で話が進んでいくと
ちょっと怖い
どこかで 大どんでん返し―なんてきたら
立ち直れないのじゃない?
ハリ―とその後も色々話していたら
家に着いた
皆が バラバラと家の前に集まってきた
上を こちらを向いて手を振ってる
『降りるよ』
「はい!」
ゆっくり降りてくれた
やさしいな……
「ハリ―様おかえりなさいませ
メルベルもお帰り」
ハリ―がひとがたになり
篭から 私を抱き上げてくれた
ハリ―が またエスコートしたいと
だだをこねるので
エスコートしてもらって
お父様お母様のところにいった
「お帰りなさいませ
あちらは いかがでした?」
「あぁ 父上も母上も 叔父夫婦も
賛成してくれた
ついては 伯爵には話があるのだが」
「畏まりました
奥で話しましょう
メルベルお帰り」
「はい 只今帰りました」
「では 行こうか」
そのままハリ―に手を繋がれて
家に入った
応接室で
「どうぞ」
お茶を出してもらって
飲んで落ち着くと
「使者も連れてきている」
そうなんです
2人の従者さんと
他に3人
正使 副使 護衛の皆さん
6匹の竜が飛んできたから
みんなビックリしちゃったかなぁ
驚かせてしまって ごめんなさい
「我々の結論は
補償金でリンド伯爵の領地を
帝国に編入するのが
1番かと思った
補償金はこちらで 用意するので
伯爵には何もしてもらわなくても
良いのだが
どうだろうか?」
「成る程
吹っ掛けてくるかと思いますが
ご迷惑をお掛けするのでは……」
「伯爵 メルに価値はつけれないし
つけるとしても 少ない金額にもならない
其ほどの価値なんだよ メルは」
「そうですね
畏まりました
そうしていただくほうが
私達も助かります」
「助かる?警護の事か?」
「いえ
この国の国王が昨年変わられた事を
ご存知ですか?」
「あぁ 先王が 亡くなられた故に
王太子が 変わられたのだったな
特に問題が無かったと思うが」
「王宮内では 小さなホントに小さな
声で 囁かれております
嘘か真かわかりませぬが
先王を 暗殺されて 王に着いたのだと」
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