上 下
15 / 36

15

しおりを挟む
あたらしい朝が来たんです
希望の朝が来たんです

「さぁ 今日もがんばろ!」


「おはようございます」
ジョシュアさんとロイさんがもう 起きてた
「おはよう 朝飯は 町の屋台で買って食べよう 準備してきて あと来栖は俺と馬乗っていくから」
「え~~~~~~!」
「ロイがいい?」
「いやそういう事じゃなくて 馬乗っていくってとこです!」
「馬 乗ったことがない?」
「はい」

「まぁ 慣れろ」
「そうですね………ちょっと着替えて来ます!」
「あぁ」



あわてて部屋に行き こないだ買った 中東風の パンツをはき上から 長い丈横のスリットの入った服に着替えた

「それなら 大丈夫だな」
「お願いします」



馬は大人しいと聞いているけれど 高いし動くし ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!

「大丈夫だって 手貸して 足 俺の足に……ロイ 膝かしてやって」
「はいはい お姫様どうぞ」
「お お願いします!」
「はい よいっしょ! どう 乗れたでしょ?」
「はい!ロイさんありがとうございます 」
「じゃあ 王子様とどうぞごゆるり」
「うっせ~ いくぞ来栖」
「はい ゆっくりでお願いします」
「しっかり掴まれよ 俺に あははは」

片手でジョシュアに捕まれている感じ こんなに密着とか 車じゃないから~~!

いろいろ赤面しながら考えて進んでいると

「馬に乗らないで 他の乗り物なんだな」
「そうです まぁ 私の死亡した原因はそれですけどね 車って   荷車ありますよね うまが引くんじゃなくて 別の動力で スピードとかめちゃ早いですよ それなら私も乗れます」
「そっちの世界いってみたいなぁ」
「でも 時間に追われて生活する感じなので こっちの のんびりもいいですよ」
「そうか?」

ブルン!
馬が顔を振ったらちょっと揺れて
「ヒャ!」
「大丈夫 しっかり掴んでるから」
そう しっかり抱きが続いてて やっぱり恥ずかしい
「すみません」
「真っ赤だぞ」
「ヒャい!」
はいって言えないで もっと真っ赤に
「もっと赤くなってるぞ」
「わざと……」
ちょっと怒って言って上を向くと
ジョシュアの顔がめちゃくちゃ近くて
「わざとだよ」
と耳元で囁かれて
もっと耳が熱くなってきた
言ってるジョシュアも少し赤くなっている

「ヒュ~ヒュ~!若いっていいねぇ 熱いよ~お二人さん!」
と ロイさんが古い事を言っている
どこで覚えたのか………

「おまえ 親父達が言うような事言うなよ 羨ましかったら 誰か見つけろ」
フフンと鼻で笑うジョシュアさん

カポカポと進んでいって 町についた


子供達が寄ってきて
「ジョシュア様遊んでよ~」
「ごめんなぁ 今からご飯食べて仕事なんだよ」
「私なら遊べますよ」
「ロイさんはいい」
子供達がみんな 首を横に振る
なぜ!なにがあるの?
「おや 可愛いことを言いますね みんな…」
「うわぁ~!逃げろ!」
ロイさんの扱い……確認した方がいいかしら

「アンナのパン屋に行こうか」
「うわぁ 嬉しい!」
「真っ赤も可愛いけど 笑った方がもっといいぞ」
また耳元で囁かれて
またもや 真っ赤に!
「ジョシュアさん!」
「アハハ  さあ手を貸して」
するりと馬から降りて 両手を差し出して受け止める体制のジョシュアさんに 照れながらも 下ろしてもらった

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

冷遇されている令嬢に転生したけど図太く生きていたら聖女に成り上がりました

富士山のぼり
恋愛
何処にでもいる普通のOLである私は事故にあって異世界に転生した。 転生先は入り婿の駄目な父親と後妻である母とその娘にいびられている令嬢だった。 でも現代日本育ちの図太い神経で平然と生きていたらいつの間にか聖女と呼ばれるようになっていた。 別にそんな事望んでなかったんだけど……。 「そんな口の利き方を私にしていいと思っている訳? 後悔するわよ。」 「下らない事はいい加減にしなさい。後悔する事になるのはあなたよ。」 強気で物事にあまり動じない系女子の異世界転生話。 ※小説家になろうの方にも掲載しています。あちらが修正版です。

婚約破棄されたので、契約不履行により、秘密を明かします

tartan321
恋愛
婚約はある種の口止めだった。 だが、その婚約が破棄されてしまった以上、効力はない。しかも、婚約者は、悪役令嬢のスーザンだったのだ。 「へへへ、全部話しちゃいますか!!!」 悪役令嬢っぷりを発揮します!!!

悪役令嬢は婚約破棄され、転生ヒロインは逆ハーを狙って断罪されました。

まなま
恋愛
悪役令嬢は婚約破棄され、転生ヒロインは逆ハーを狙って断罪されました。 様々な思惑に巻き込まれた可哀想な皇太子に胸を痛めるモブの公爵令嬢。 少しでも心が休まれば、とそっと彼に話し掛ける。 果たして彼は本当に落ち込んでいたのか? それとも、銀のうさぎが罠にかかるのを待っていたのか……?

婚約破棄されたので王子様を憎むけど息子が可愛すぎて何がいけない?

tartan321
恋愛
「君との婚約を破棄する!!!!」 「ええ、どうぞ。そのかわり、私の大切な子供は引き取りますので……」 子供を溺愛する母親令嬢の物語です。明日に完結します。

結婚前夜に婚約破棄されたけど、おかげでポイントがたまって溺愛されて最高に幸せです❤

凪子
恋愛
私はローラ・クイーンズ、16歳。前世は喪女、現世はクイーンズ公爵家の公爵令嬢です。 幼いころからの婚約者・アレックス様との結婚間近……だったのだけど、従妹のアンナにあの手この手で奪われてしまい、婚約破棄になってしまいました。 でも、大丈夫。私には秘密の『ポイント帳』があるのです! ポイントがたまると、『いいこと』がたくさん起こって……?

公爵子息に気に入られて貴族令嬢になったけど姑の嫌がらせで婚約破棄されました。傷心の私を癒してくれるのは幼馴染だけです

エルトリア
恋愛
「アルフレッド・リヒテンブルグと、リーリエ・バンクシーとの婚約は、只今をもって破棄致します」 塗装看板屋バンクシー・ペイントサービスを営むリーリエは、人命救助をきっかけに出会った公爵子息アルフレッドから求婚される。 平民と貴族という身分差に戸惑いながらも、アルフレッドに惹かれていくリーリエ。 だが、それを快く思わない公爵夫人は、リーリエに対して冷酷な態度を取る。さらには、許嫁を名乗る娘が現れて――。 お披露目を兼ねた舞踏会で、婚約破棄を言い渡されたリーリエが、失意から再び立ち上がる物語。 著者:藤本透 原案:エルトリア

山に捨てられた令嬢! 私のスキルは結界なのに、王都がどうなっても、もう知りません!

甘い秋空
恋愛
婚約を破棄されて、山に捨てられました! 私のスキルは結界なので、私を王都の外に出せば、王都は結界が無くなりますよ? もう、どうなっても知りませんから! え? 助けに来たのは・・・

少し先の未来が見える侯爵令嬢〜婚約破棄されたはずなのに、いつの間にか王太子様に溺愛されてしまいました。

ウマノホネ
恋愛
侯爵令嬢ユリア・ローレンツは、まさに婚約破棄されようとしていた。しかし、彼女はすでにわかっていた。自分がこれから婚約破棄を宣告されることを。 なぜなら、彼女は少し先の未来をみることができるから。 妹が仕掛けた冤罪により皆から嫌われ、婚約破棄されてしまったユリア。 しかし、全てを諦めて無気力になっていた彼女は、王国一の美青年レオンハルト王太子の命を助けることによって、運命が激変してしまう。 この話は、災難続きでちょっと人生を諦めていた彼女が、一つの出来事をきっかけで、クールだったはずの王太子にいつの間にか溺愛されてしまうというお話です。 *小説家になろう様からの転載です。

処理中です...