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「さてと この周りは結構 魔獣いたと思うんだよね ほら見っけ」

定番ホ―ンラビット

「よいしょっと!はい 1匹 はい 2匹目 はい3匹目…………」

計8匹

次は………

家の周りの チェック終了
弱々魔獣計25匹 
「そろそろ 帰らないとな」




「ただいま~」
「おかえりなさい どうでした?」
「よわっちい 魔獣がまぁまぁ やっつけてきた 来栖 アイテムバック持ってたよね 入れちゃってくれる?確か解体 保存出来たよね おかずになるやつだから」
「そうなんですね」

と 言いながら 固まっている
「お~い」
「あの…………スプラッタなんて………えへへ」
「それか!まだ 見たことないからか 大丈夫 切ってないから血は出てないよ」
「はぁ 良かった 血溜まりなんて出来てたらどうしようかと思ってたんで  裏ですか?」
「ちょっと 奥いったところ 一緒に行くよ」
「お願いします」




「う………血はないけど 死んでる……くらっ」
「え!来栖!」
フラりと倒れかけた来栖を 抱き抱え 
「ホントにこんなのと 無縁な所で生きてたんだな ん~どうする?やっぱり起こすか……来栖!来栖!」
「あ   え!  す、すいません!」
立ち上がろうとしたが 足に力が入らない
「あ このままで アイテムバックに 収納って念じるだけで 入るから やってもらっていい?」
「はい……収納!」
全部無くなった
「多分次出すときは 処理されてるから 毛皮とかは 売ってもいいし 自分で使ってもいいよ お肉は 臭みはないから 煮込みでも揚げる 焼くでもいいよ」
「分かりました すみません……」
「主!外で何やってるんですか?ダメですよ しかも今日会ったばかりの娘さんに 無体な真似はダメですよ!まだ早いです」
「お前なぁ 来栖が倒れそうだったから 支えただけだって」
「ロイさん お帰りなさい そうなんです 魔獣?の死体見たら フラッときちゃって ジョシュアさんが 支えてくれたんですよ」
「大丈夫 分かってますから 頼まれたもの買ってきました 自分の荷物ももってきました」
「じゃあ 家の中 案内してくるよ 立てる?」
「はい ご迷惑おかけしました  立てます やっぱり 死体って思っちゃうとダメですね これも なれなくっちゃ」

「来栖  癒しの魔法貰ってるだろ ちょっと説明しておく ま 一回家に入ろう?」

「それがいいと思いますよ 来栖さん さぁいきましょう」

「お前の家じゃないぞ ロイ」

「そんなの当たり前じゃないですか 大丈夫ですか?」

「くぅ!まぁいいや 早く入ろう 暗くなってきたしな」



「とりあえず ロイが買ってきてくれたのを ちゃちゃっとならべて 来栖が作ってくれたのも ちゃちゃっと並べて   さぁ どうだ!」
「わぁ!凄い めちゃくちゃ美味しそう!」
「そうですね 早くいただきましょう」
「食べよう食べよう!」
三人席につき ロイが買ってきた 飲み物を手に取り 
「ジョシュアさん 音頭とってください!」
「そこは 家主の来栖だろ」
「え    では コホン   新世界と新しい生活に 乾杯!」
「「乾杯!」」




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