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齢70を超える爺達

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イーサン王子とまだ幼いアルベルト王子が
侍従達を困らせながら やって来たぞ

「イーサンもアルも元気だったかい?」
「あい!」
「あいでしゅ!」
「アハッ 可愛いなぁ」
2人を抱き上げようと思った所で

「あっ!」

「どうしたの?」
アイリスが尋ねると

「叔母上……埃だらけなので
まず 綺麗になって 面会しようと思ってました」
困った顔でアランが答えると

「まぁ!そうよね!私達が待ち切れないで来ちゃったものね ごめんね さ!
みんな 退出して アラン達が会えるようになるまで 待ちましょうね」
「そうだね じゃあ 行こうか」
ユアンがそう言って イーサンとアルを
抱き上げた

「父上! たかいたかい!」
「キャッ」 
と喜ぶ2人

「じゃあ ごゆっくり 少し仮眠を取るといいわ そうしないと相談事も上手くまとまらないでしょうから」

叔母上には見透かされている
お心遣いを有りがたく頂戴しよう

「ありがとうございます」

「じゃあ 後でね お祖父様たちにも連絡しとくわね」
そう言って 去っていった



「ふう 相変わらず皆様お優しいですね」
「そうだね さっ お風呂の後は仮眠しよう」
「そういたしましょう」


2時間ほど眠っただろうか
起きたら飲み物と 軽くつまめるものが置いてあった

「スッキリした~ さぁ相談」
ロイが廊下に居た侍従に 目覚めたこと
拝謁したい事を伝えると
少し経って
コンコン
「どうぞ」

「アラン兄様!」
「イーサン!」
バンとアランに走って飛びつく

「イーサンどうしたの?」
「アラン兄様が起きたら 知らせてもらうように侍従に伝えてました!」
「待っててくれたんだ ありがとう」
「兄様に会いたかったから!」
元気なイーサンは 従兄弟の中で アランが 大好きである
優しいし 剣が強い 顔が良くて格好良い
曾祖父ちゃん達からいつも 「アランを見習うように」と言われているくらい
凄い人なのだ 尊敬!

「父上達も集まってますよ 行きましょう!」
と グイグイ引っ張っていく
「イーサン引っ張らなくても大丈夫だよ
手を繋いで行こうか」
「あい!」

ちなみに イーサン7歳 アルベルト3歳

イーサンに案内(勝手知ったるだが)
してもらって 応接室へと
言う通りみんなが集まっていた

部屋に入ってきた アランとロイの顔色を見て
「あら さっきより良いわね」
「お待たせしました」
「して どうした クリスティーナ嬢に
縁談か?グリド王国から」
「ヒュ!」
爺達 健在……


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