スモール

僕は、殺人を犯してしまった。

そんな僕の目の前にスモールが現れた。

「その遺体小さくしませんか?」

「小さく?」

血だらけの死体をスモールは一瞬でカードにしてしまった。

「5人までカードに出来ます。」

スモールは、笑みを浮かべて

「しかし、あなたには色々な災難が待ってます。」

と言い残して消えた。

次の瞬間、僕は警察官に取り押さえられた。

パトカーに乗せられて逮捕された。

しかし、死体が出て来ない。

「死体をどこにやった?」

刑事が聞いて来たが黙秘した。

「血痕も指紋も凶器も揃ってるんだよ!」

僕は、スモールのように顔に笑みを浮かべて黙秘した。

朝方に釈放された。

アパートに帰るとアパートは全焼していた。

これが、災難か。

僕は、そのまま職場に向かった。

胸を押すとカードが手元に握られた。

スモールカードは、心臓の中に隠されている。

「後、4人か。」

僕は、カードにキスした。
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