スモール

僕は、殺人を犯してしまった。

そんな僕の目の前にスモールが現れた。

「その遺体小さくしませんか?」

「小さく?」

血だらけの死体をスモールは一瞬でカードにしてしまった。

「5人までカードに出来ます。」

スモールは、笑みを浮かべて

「しかし、あなたには色々な災難が待ってます。」

と言い残して消えた。

次の瞬間、僕は警察官に取り押さえられた。

パトカーに乗せられて逮捕された。

しかし、死体が出て来ない。

「死体をどこにやった?」

刑事が聞いて来たが黙秘した。

「血痕も指紋も凶器も揃ってるんだよ!」

僕は、スモールのように顔に笑みを浮かべて黙秘した。

朝方に釈放された。

アパートに帰るとアパートは全焼していた。

これが、災難か。

僕は、そのまま職場に向かった。

胸を押すとカードが手元に握られた。

スモールカードは、心臓の中に隠されている。

「後、4人か。」

僕は、カードにキスした。
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,159 位 / 192,159件 ホラー 6,814 位 / 6,814件

あなたにおすすめの小説

ものまね

TATSUYA HIROSHIMA
ホラー
お笑い界の底辺に位置する芸人の奥村は、ある日、‘‘モノマネ’’に活路を見出す。 大御所芸人のモノマネでブレイクを果たした奥村だったが、みるみるうちに自分自身を見失っていく。 彼の行きつく末路とは?

ゴーストバスター幽野怜Ⅱ〜霊王討伐編〜

蜂峰 文助
ホラー
※注意! この作品は、『ゴーストバスター幽野怜』の続編です!! 『ゴーストバスター幽野怜』⤵︎ ︎ https://www.alphapolis.co.jp/novel/376506010/134920398 上記URLもしくは、上記タグ『ゴーストバスター幽野怜シリーズ』をクリックし、順番通り読んでいただくことをオススメします。 ――以下、今作あらすじ―― 『ボクと美永さんの二人で――霊王を一体倒します』 ゴーストバスターである幽野怜は、命の恩人である美永姫美を蘇生した条件としてそれを提示した。 条件達成の為、動き始める怜達だったが…… ゴーストバスター『六強』内の、蘇生に反発する二名がその条件達成を拒もうとする。 彼らの目的は――美永姫美の処分。 そして……遂に、『王』が動き出す―― 次の敵は『十丿霊王』の一体だ。 恩人の命を賭けた――『霊王』との闘いが始まる! 果たして……美永姫美の運命は? 『霊王討伐編』――開幕!

ナオキと十の心霊部屋

木岡(もくおか)
ホラー
日本のどこかに十の幽霊が住む洋館があった……。 山中にあるその洋館には誰も立ち入ることはなく存在を知る者すらもほとんどいなかったが、大企業の代表で億万長者の男が洋館の存在を知った。 男は洋館を買い取り、娯楽目的で洋館内にいる幽霊の調査に対し100億円の謝礼を払うと宣言して挑戦者を募る……。 仕事をやめて生きる上での目標もない平凡な青年のナオキが100億円の魅力に踊らされて挑戦者に応募して……。

AstiMaitrise

椎奈ゆい
ホラー
少女が立ち向かうのは呪いか、大衆か、支配者か______ ”学校の西門を通った者は祟りに遭う” 20年前の事件をきっかけに始まった祟りの噂。壇ノ浦学園では西門を通るのを固く禁じる”掟”の元、生徒会が厳しく取り締まっていた。 そんな中、転校生の平等院霊否は偶然にも掟を破ってしまう。 祟りの真相と学園の謎を解き明かすべく、霊否たちの戦いが始まる———!

三大ゾンビ 地上最大の決戦

島倉大大主
ホラー
某ブログ管理人との協議の上、618事件に関する記事の一部を 抜粋して掲載させていただきます。

知覚変動APP-DL可能な18のコンテンツ-

塔野とぢる
ホラー
大学構内の地下室に放置されていた奇妙なスマートフォン。ソレに内蔵されたアプリは「僕にとっての」世界を改変する力を持っていた。あらゆる人類の知覚と、森羅万象の原理原則。迂闊にも世界の管理者権限を得てしまった僕は、巨大な思惑に巻き込まれていく。

怪しい話が好きすぎる

ギキュー
ホラー
怪しく不気味で少し怖いお話を少女が伝えます。

Dark Night Princess

べるんご
ホラー
古より、闇の隣人は常に在る かつての神話、現代の都市伝説、彼らは時に人々へ牙をむき、時には人々によって滅ぶ 突如現れた怪異、鬼によって瀕死の重傷を負わされた少女は、ふらりと現れた美しい吸血鬼によって救われた末に、治癒不能な傷の苦しみから解放され、同じ吸血鬼として蘇生する ヒトであったころの繋がりを全て失い、怪異の世界で生きることとなった少女は、その未知の世界に何を見るのか 現代を舞台に繰り広げられる、吸血鬼や人狼を始めとする、古今東西様々な怪異と人間の恐ろしく、血生臭くも美しい物語 ホラー大賞エントリー作品です