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【外伝】隠しダンジョン
海底遺跡 3
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「ひょっとすると、ここはエサ場なのかもな。フォートの残留思念を食って、魔物は元気になるってわけだ」
「食事の邪魔をしちゃあ、怒られるね。きっと厄介なのが来るよ」
先刻、魔物が引き上げたように見えたのは、フォートがここで呪詛を吐くと知っていて、食べごろに合わせて来たためだろう。何度か交戦して敵と見なしているライカ達をどうするつもりかは、想像に難くない。
フォートを食い尽くした甲殻類型の魔物は小山のように折り重なり、漂う闇に溶かされて形を変えていく。あっという間に、甲殻の鎧をまとったケンタウロスに似た姿が現れる。片腕は巨大なハサミで、もう一方は甲殻の盾が備わっている。尻尾はタチウオの形を残していて、しなる刃のようだ。さしずめ、甲殻でできた騎馬兵といったところか。
「硬そうなタイプの奴だな、とりあえず……叩いてみるか!」
ヴァルが動き出すのに合わせて、甲殻騎馬兵を囲むようにそれぞれが走る。ハルバートと長剣を左右から振り下ろすと、ハサミと盾で阻まれた。傷は付いたが亀裂は入らない、硬度自慢の魔物のようだ。追撃が来る前に跳ね返した動きは、馬よりふた回り大きな図体の割に俊敏だった。
しかし早さならこちらも負けない。懐に入ったキョウネが、洗濯板のような腹を足場に宙返りしながら顎を蹴り上げる。着地した所を狙ったハサミをかわし、「効いてないね」と舌を出した。
(関節の所なら、殻も薄いはず)
考えることは皆同じで、足や腕など各々が届く間合の関節に攻撃を試みる。後ろ足を狙ったライカは、刃物になった尾に反撃されて届かない。短剣で受けた斬撃は思いのほか重く、飛ばされて床を転がる。怪我はないが手が痺れた。
「ライカ、大丈夫?」
敵の向こうからユニマが声をかける。ライカはすぐに立ち上がってポケットの留め具を外しつつ答えた。
「うん! 尻尾、けっこう重いから気をつけて!」
鈴を転がすような声が耳についたのか、甲殻騎馬兵の注意がユニマに移る。間合のはるか外から、威嚇するようにハサミを振った──と、それは腕から外れて飛んでいく。弧を描く軌道上にユニマがいた。普段ならギリギリ避けられる攻撃だが、フォートの怨念が渦巻くこの場では心もとない。近くにいたセルが肩に腕を回して引き寄せ、無事に済んだ。
すぐに手を放して弓を引き絞ると、ハサミが戻る前に甲殻騎馬兵の腕を狙う。惜しい所で矢は弾かれ、ハサミは腕の先に収まった。
敵が何度かハサミを投げる間に、足や腕の関節を捉えて切り離すことが出来たが、磁石のように引き寄せ、修復されてしまう。
何かカラクリがあるはずだ。ライカは考え、武器をチャクラムに持ち換えると気を練り始めた。
「みんな、手伝って! いっぺんに、バラバラにしてみる」
かなり集中力の要る大技を使うのだ。一声で理解して、騎馬兵の気を逸らしたり、ライカを攻撃から守って戦う。
「……よぉっし、準備できたよ!」
合図を受けて、一斉に敵と距離を取る。光をまとったふたつのチャクラムが、ライカの手から放たれた。
回転しながら不規則な軌道で動くチャクラムは、動体視力に優れた仲間でも目で追うのが難しい。空気を切る鋭い音を立てながら、甲殻騎馬兵のあらゆる関節を通り過ぎた。
ゴトッ。まずハサミが落ち、きれいに分断された鎧のパーツが床にガラガラと積み上がる。
「お~、派手にやったねえ。ハサミまで二つに分かれてる」
キョウネが様子を見ながら腹部の鎧を蹴ってみると、裏に何もないことがわかる。この魔物は鎧だけで出来ていて、肉がないようだ。
「はあっ、倒した……ような気がしないんだけど……どうなんだろ?」
荒くなった息を整え、ライカは動かない残骸を凝視した。もし倒したのなら、鎧も含めて暗い紫のシミとなり、消えていくはずだ。
「ん?」
長剣を構えたまま、同じく様子を見ていたトラメは、二つに分かれたハサミがさっきより近付いて見えた。僅かに床を擦る硬い音が聞こえ、次の瞬間には走り出していた。
「こいつ、まだ動くぞ!」
トラメが剣を振り下ろした瞬間、ハサミだけで足のように立ち上がる。掠った剣は床を傷つけた。
「そこが本体か?」
付け根からイソギンチャクのような触手が何本も生えて、そこに向かって鎧のパーツが引き寄せられている。姿が再構築されるのを待たずにハサミは走って、ユニマのもとを目指す。
(来る。準備は……できているな)
セルは両者の間に入ってナイフを抜いたが、後ろで術に集中しているのがわかると、自ら敵に近付くことはせずに待った。ほどなく、ハサミの前に炎の壁が立ち上がる。あっという間に標的を包み込むと、追いかけてくる鎧も巻き込んで激しく燃えた。その熱のせいでなく、ユニマは額から汗を流している。焼き尽くすまでやめない──表情から意思を読み取り、仲間は止めずに待つことにした。
床に落ちた灰は暗いシミに変化し、それから徐々に蒸発していく。いつの間にか照明として浮かべた魔術の光は消え、代わりにカンテラで部屋内を照らしている。
「はあ……はあ、まだ……」
いつもふんわりしている髪が、汗で頬に張り付いたユニマは、事は終わっていないと言う。ゆっくり、階段の方を振り向いた。
──こんな所まで来て……
「えっ、また?」
フォートの幻影が降りて来て、この部屋の中央へと歩いて行く。
「きっと、繰り返してるの。なんとなく、わかる……」
彼が目の前を通る時、ユニマは駄目でもともと、声をかけてみた。
「フォートさん」
──やっと……一人に……? 君は一体……?
くぐもっていた声が、少し聞き取りやすくなる。先刻は部屋の真ん中に腰を下ろした姿が、今は立ち止まりユニマを見ていた。
「私は、人間のこと、嫌いじゃないです」
──セイル? いや、違う……似ているだけだ……お前は……?
戸惑った様子で、今度はセルを見る。かつて自分も纏っていた僧兵の制服が気になったらしい。
──お前達は……共に行くのか。なら覚えておくといい……いつか裏切りの日が来ることを。偽善の皮が腐り落ちれば、白い刃が顔を出す。
諦めと、悲しみと、怒り。人間への憎悪。フォートは全て負の感情をここに吐き出し、死んで行ったのだ。誰もいない場所で終わることが、彼の目的だった。
会話のようになっているが、何を言っても彼の言い分が変わることはないだろう。その魂はもう、ここにない。
「そうはさせない」
現実を察しても、セルはきっぱりと言いきった。
「守るよ、僕達が」
コリトの少女の周りには、僧兵や人間、亜人種がいる。かつてのフォート達と同じ、いや、もっと強い絆で繋がり、共にいる。
──そうか。
ゆっくり頷いたフォートの頬に一筋、涙が伝ったように見えた。彼はまた部屋の中央に行き、どさりと床に座る。それから、人間への憎しみを呟き始めた。残された憎しみは、食い尽くされるまで延々と、遺跡をさまようのだろう。
「……船に、戻ろうか」
「うん……そうだね」
ライカの提案に、ユニマをはじめ皆が賛成する。玉石があるわけでもなし、ここにあるのは本当に、フォートの残留思念だけなのだ。少し話せただけでも、奇跡のようなものだった。
留まれば、また魔物が集まって襲ってくるだけ。何か釈然としないまま、ライカ達は遺跡を後にした。
甲板から海面を眺めて、しばらく誰も言葉を発しなかった。カモメの鳴き声を幾つか聞いてから、ユニマがぽつりと零した。
「みんな、ありがとう」
目線はセルに向いている。自分達は仲間として共に居て、「守る」と言ってくれたことが嬉しかった。
(いつも、守られてばかりだけど。私もセルくん達を、支えられるように……守れるように。頑張ろう)
結末のひとつとして考えてはいたが、フォートを救う事はできなかった。それでも、遺跡に行ったことには意味がある。種族の違いでいがみあう世界を変えたい。そのために、災禍を終わらせる。決戦を前に気持ちを新たに出来た。
船が海原に滑り出す。目指すは災禍の元凶がいる島、世界の中心だ。
→→→→→→【海底遺跡】クリア!
モヤっとする終わり方ですが、そういうダンジョン。
経験値稼ぎに何回もボス戦ができるよ。お得!!←?
玉石はないと書いたけど、フォートはここで自身の玉石を叩き割っている。その影響で、長く残留思念がとどまった。最下層のボス戦部屋に、砂レベルに粉々になっているので、ライカ達は気付かない。
フォートは、かつて「天使」レマと共に旅して世界を救った英雄の一人。のちに聖女と呼ばれるセイルの夫となる僧兵だった。妻の力を恐れ殺害した人間は神殿の内部の者。人間不信になって神殿を出て行った。メネ・ウロスで入手した機械を持って海底遺跡に行き、死ぬまで人間を呪った。実害がなかったのは、セイルが人間を憎まなかったから(というか憎む気力もなかったのだが)。
【入手アイテム】
・懐中時計
針が止まって久しい、くすんだ時計。蓋の内側がロケットのように写真入れになっている。誰の写真が入っているのだろうか。(ユニマ専用アクセサリー。詠唱時間3分の2、トドメをさすごとにMP3%回復)
・ビロードの髪紐
ほとんど輪奈のはげた髪紐。かなり古いもののようだ。お守りのように小袋に入っていた。(セル専用アクセサリー。「かばう」発動時のダメージ半減)
「食事の邪魔をしちゃあ、怒られるね。きっと厄介なのが来るよ」
先刻、魔物が引き上げたように見えたのは、フォートがここで呪詛を吐くと知っていて、食べごろに合わせて来たためだろう。何度か交戦して敵と見なしているライカ達をどうするつもりかは、想像に難くない。
フォートを食い尽くした甲殻類型の魔物は小山のように折り重なり、漂う闇に溶かされて形を変えていく。あっという間に、甲殻の鎧をまとったケンタウロスに似た姿が現れる。片腕は巨大なハサミで、もう一方は甲殻の盾が備わっている。尻尾はタチウオの形を残していて、しなる刃のようだ。さしずめ、甲殻でできた騎馬兵といったところか。
「硬そうなタイプの奴だな、とりあえず……叩いてみるか!」
ヴァルが動き出すのに合わせて、甲殻騎馬兵を囲むようにそれぞれが走る。ハルバートと長剣を左右から振り下ろすと、ハサミと盾で阻まれた。傷は付いたが亀裂は入らない、硬度自慢の魔物のようだ。追撃が来る前に跳ね返した動きは、馬よりふた回り大きな図体の割に俊敏だった。
しかし早さならこちらも負けない。懐に入ったキョウネが、洗濯板のような腹を足場に宙返りしながら顎を蹴り上げる。着地した所を狙ったハサミをかわし、「効いてないね」と舌を出した。
(関節の所なら、殻も薄いはず)
考えることは皆同じで、足や腕など各々が届く間合の関節に攻撃を試みる。後ろ足を狙ったライカは、刃物になった尾に反撃されて届かない。短剣で受けた斬撃は思いのほか重く、飛ばされて床を転がる。怪我はないが手が痺れた。
「ライカ、大丈夫?」
敵の向こうからユニマが声をかける。ライカはすぐに立ち上がってポケットの留め具を外しつつ答えた。
「うん! 尻尾、けっこう重いから気をつけて!」
鈴を転がすような声が耳についたのか、甲殻騎馬兵の注意がユニマに移る。間合のはるか外から、威嚇するようにハサミを振った──と、それは腕から外れて飛んでいく。弧を描く軌道上にユニマがいた。普段ならギリギリ避けられる攻撃だが、フォートの怨念が渦巻くこの場では心もとない。近くにいたセルが肩に腕を回して引き寄せ、無事に済んだ。
すぐに手を放して弓を引き絞ると、ハサミが戻る前に甲殻騎馬兵の腕を狙う。惜しい所で矢は弾かれ、ハサミは腕の先に収まった。
敵が何度かハサミを投げる間に、足や腕の関節を捉えて切り離すことが出来たが、磁石のように引き寄せ、修復されてしまう。
何かカラクリがあるはずだ。ライカは考え、武器をチャクラムに持ち換えると気を練り始めた。
「みんな、手伝って! いっぺんに、バラバラにしてみる」
かなり集中力の要る大技を使うのだ。一声で理解して、騎馬兵の気を逸らしたり、ライカを攻撃から守って戦う。
「……よぉっし、準備できたよ!」
合図を受けて、一斉に敵と距離を取る。光をまとったふたつのチャクラムが、ライカの手から放たれた。
回転しながら不規則な軌道で動くチャクラムは、動体視力に優れた仲間でも目で追うのが難しい。空気を切る鋭い音を立てながら、甲殻騎馬兵のあらゆる関節を通り過ぎた。
ゴトッ。まずハサミが落ち、きれいに分断された鎧のパーツが床にガラガラと積み上がる。
「お~、派手にやったねえ。ハサミまで二つに分かれてる」
キョウネが様子を見ながら腹部の鎧を蹴ってみると、裏に何もないことがわかる。この魔物は鎧だけで出来ていて、肉がないようだ。
「はあっ、倒した……ような気がしないんだけど……どうなんだろ?」
荒くなった息を整え、ライカは動かない残骸を凝視した。もし倒したのなら、鎧も含めて暗い紫のシミとなり、消えていくはずだ。
「ん?」
長剣を構えたまま、同じく様子を見ていたトラメは、二つに分かれたハサミがさっきより近付いて見えた。僅かに床を擦る硬い音が聞こえ、次の瞬間には走り出していた。
「こいつ、まだ動くぞ!」
トラメが剣を振り下ろした瞬間、ハサミだけで足のように立ち上がる。掠った剣は床を傷つけた。
「そこが本体か?」
付け根からイソギンチャクのような触手が何本も生えて、そこに向かって鎧のパーツが引き寄せられている。姿が再構築されるのを待たずにハサミは走って、ユニマのもとを目指す。
(来る。準備は……できているな)
セルは両者の間に入ってナイフを抜いたが、後ろで術に集中しているのがわかると、自ら敵に近付くことはせずに待った。ほどなく、ハサミの前に炎の壁が立ち上がる。あっという間に標的を包み込むと、追いかけてくる鎧も巻き込んで激しく燃えた。その熱のせいでなく、ユニマは額から汗を流している。焼き尽くすまでやめない──表情から意思を読み取り、仲間は止めずに待つことにした。
床に落ちた灰は暗いシミに変化し、それから徐々に蒸発していく。いつの間にか照明として浮かべた魔術の光は消え、代わりにカンテラで部屋内を照らしている。
「はあ……はあ、まだ……」
いつもふんわりしている髪が、汗で頬に張り付いたユニマは、事は終わっていないと言う。ゆっくり、階段の方を振り向いた。
──こんな所まで来て……
「えっ、また?」
フォートの幻影が降りて来て、この部屋の中央へと歩いて行く。
「きっと、繰り返してるの。なんとなく、わかる……」
彼が目の前を通る時、ユニマは駄目でもともと、声をかけてみた。
「フォートさん」
──やっと……一人に……? 君は一体……?
くぐもっていた声が、少し聞き取りやすくなる。先刻は部屋の真ん中に腰を下ろした姿が、今は立ち止まりユニマを見ていた。
「私は、人間のこと、嫌いじゃないです」
──セイル? いや、違う……似ているだけだ……お前は……?
戸惑った様子で、今度はセルを見る。かつて自分も纏っていた僧兵の制服が気になったらしい。
──お前達は……共に行くのか。なら覚えておくといい……いつか裏切りの日が来ることを。偽善の皮が腐り落ちれば、白い刃が顔を出す。
諦めと、悲しみと、怒り。人間への憎悪。フォートは全て負の感情をここに吐き出し、死んで行ったのだ。誰もいない場所で終わることが、彼の目的だった。
会話のようになっているが、何を言っても彼の言い分が変わることはないだろう。その魂はもう、ここにない。
「そうはさせない」
現実を察しても、セルはきっぱりと言いきった。
「守るよ、僕達が」
コリトの少女の周りには、僧兵や人間、亜人種がいる。かつてのフォート達と同じ、いや、もっと強い絆で繋がり、共にいる。
──そうか。
ゆっくり頷いたフォートの頬に一筋、涙が伝ったように見えた。彼はまた部屋の中央に行き、どさりと床に座る。それから、人間への憎しみを呟き始めた。残された憎しみは、食い尽くされるまで延々と、遺跡をさまようのだろう。
「……船に、戻ろうか」
「うん……そうだね」
ライカの提案に、ユニマをはじめ皆が賛成する。玉石があるわけでもなし、ここにあるのは本当に、フォートの残留思念だけなのだ。少し話せただけでも、奇跡のようなものだった。
留まれば、また魔物が集まって襲ってくるだけ。何か釈然としないまま、ライカ達は遺跡を後にした。
甲板から海面を眺めて、しばらく誰も言葉を発しなかった。カモメの鳴き声を幾つか聞いてから、ユニマがぽつりと零した。
「みんな、ありがとう」
目線はセルに向いている。自分達は仲間として共に居て、「守る」と言ってくれたことが嬉しかった。
(いつも、守られてばかりだけど。私もセルくん達を、支えられるように……守れるように。頑張ろう)
結末のひとつとして考えてはいたが、フォートを救う事はできなかった。それでも、遺跡に行ったことには意味がある。種族の違いでいがみあう世界を変えたい。そのために、災禍を終わらせる。決戦を前に気持ちを新たに出来た。
船が海原に滑り出す。目指すは災禍の元凶がいる島、世界の中心だ。
→→→→→→【海底遺跡】クリア!
モヤっとする終わり方ですが、そういうダンジョン。
経験値稼ぎに何回もボス戦ができるよ。お得!!←?
玉石はないと書いたけど、フォートはここで自身の玉石を叩き割っている。その影響で、長く残留思念がとどまった。最下層のボス戦部屋に、砂レベルに粉々になっているので、ライカ達は気付かない。
フォートは、かつて「天使」レマと共に旅して世界を救った英雄の一人。のちに聖女と呼ばれるセイルの夫となる僧兵だった。妻の力を恐れ殺害した人間は神殿の内部の者。人間不信になって神殿を出て行った。メネ・ウロスで入手した機械を持って海底遺跡に行き、死ぬまで人間を呪った。実害がなかったのは、セイルが人間を憎まなかったから(というか憎む気力もなかったのだが)。
【入手アイテム】
・懐中時計
針が止まって久しい、くすんだ時計。蓋の内側がロケットのように写真入れになっている。誰の写真が入っているのだろうか。(ユニマ専用アクセサリー。詠唱時間3分の2、トドメをさすごとにMP3%回復)
・ビロードの髪紐
ほとんど輪奈のはげた髪紐。かなり古いもののようだ。お守りのように小袋に入っていた。(セル専用アクセサリー。「かばう」発動時のダメージ半減)
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