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第2話 祭りの日
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ダンプに跳ね飛ばされて全身骨折の絶対安静になったはずの、私のおじいちゃん。
相変わらず家の前の横断歩道をダンプが暴走している。
だけど
「Put In!」
雪雷七六式の漆黒の鎧。
ダンプを片手で止め、空いた片手で交通安全の旗を振っている、おじいちゃん。
「おはようーはい渡ってください~」
「おはよ~」
「おはよう黒じいちゃん」
子供たちが横断歩道を安心して歩いていく。
瀕死の重傷で病院に入院している間、私の知らないうちに強化アーマーとかいう者になってきたおじいちゃん。
「春香、おはよう」
私はまだ訳がわからないでいた....
今日はおじいちゃん、夏祭りの実行委員会の集まりに行っていた。
私は小学五年生以来、お祭りが嫌いになりそれからはお祭りには行っていませんでした。
「最近は神輿の担ぎ手もいなくなったなぁ」
「今年は大丈夫!」
「おや?タケさん何か妙案でも?」
「まあ、これを見てくれればわかる」
そう言うと神輿のある倉庫に向かう。
町内会の役員も武蔵の後に続いていく。
数えきれない年数を刻んだ、歴史のある雰囲気が漂う神輿がそこにあった。
神輿の前に立ちフルメタルの入れ歯をはめる。
「Put In!」
「ほう~」
「なんとねェ~」
「大したもんだ」
パチパチ。
雪雷七六式を眺めながら感心する。
「どっせい」
一人で神輿を持ち上げる。
「これは、凄い」
「これで、人数は少なくても大丈夫だろう」
その時、入れ歯がずれたと思った瞬間、漆黒の鎧が外れた。
グキッ!
腰が砕ける絶望の音が鳴り響いた....
「もう、おじいちゃん。あまり調子に乗らない事だね」
布団に横になっているおじいちゃんに湿布を貼りながら私は言った。
あまりにも元気でいるからみんなも私もおじいちゃん本人も忘れているれど、92歳のおじいちゃんなのです。
「面目ない」
フルメタルの入れ歯をしげしげと見ながら謝るおじいちゃん。
「そうだ。春香お前、神輿の担ぎ手をやらないか?」
「なんで、私が」
「小さい頃よくあたちもかちゅぐ~って泣いていただろう」
神輿を担いでいるおじいちゃんがカッコよくて、私も担ぎたくなっておじいちゃんに頼んでいた事がありました。
「それは、私が小さかった頃じゃない、それに、それに私はお祭りが嫌いだし…」
「今年は、おじいちゃんと祭りに行こう!春香みたいな若い女の子が担いだら他にも担ぐのが出てくるんじゃないか」
おじいちゃんのお祭りに行こうと言う言葉に私は少し悩みました。
「どうしたの?おじいちゃん?」
私をジッと見ているおじいちゃん。
そんな私の気持ちがわかったのか....
「春香もお洒落な下着を着ける様になったんだなぁと思ってな」
「えっ?どういう事?」
突然のおじいちゃんの意味不明の言葉....
「この入れ歯、口にはめるだけでは雪雷にはならないんだよ、奥歯にある起動装置を押さないとな」
「それと、私の下着とどう関係あるの?」
「実は雪雷にならないだけで、ある程度の能力が使えるみたいなんだな」
「それで…」
段々と話が分かってきた様な気が....
「人間をある程度透視する事が出来たりするんだな、まあ体に武器とかを隠していないか確認するための物なんだろうけど」」
「で」
「いや~試しに春香を透視したら可愛らしい下着が見え,.,」
私はおじいちゃんの両目に湿布を貼り付けた。
「ばか!えっちなおじいちゃん!」
「はるか~目に湿布はダメだろう~」
湿布がかなり目にしみるのか
「一生そうしてろ!」
こんなおじいちゃんですが私のただ一人の家族なのです。
残馬運送工業
「まだ、あの地区は立ち退きが進んでいないようだが」
開発予定図を見ながら残馬 洋一は苛立っていた。
「なんでもコスプレじじいがいるらしいな」
「それが若社長、ただのコスプレじじいじゃないんです」
黒ずくめのそのスジと思われるような男が今にも床に着きそうになるくらいかしこまっている。
「確か。孫がいたはずだな~、そいつを拉致って....」
悪巧みを画策しているのであろう、品のない顔で考え事をしている。
「あー、なんか嫌な感じのフラグが立っちゃたな~」
「俺たちはただのダンプの運ちゃんなんだけど~」
ざわつく男たち。
「そこ!何か言いましたか?」
一人の男に近づく洋一。
頭を鷲掴みにしてそのまま机に叩きつける。
「いいか。よく聞きなさいよ。お前たちみたいな人種は普段はクソの役にも立たないのだから、ただ黙って私の言うことを聞いて。行ってくればいいんだ」
鷲掴みをしたままの耳元で囁く洋一。
「だから俺たち、ただの運ちゃんだって....」
「昨日、若社長。何かのアニメを見たんだな」
「すぐにその気になるから....」
「多分、ロシアマフィアが出てくるアニメじゃないかと」
ダンプの運転手たちが呆れて成り行きを見ていた。
「おじいちゃん。行ってきまーす」
私は今朝も交通整理をしているおじいちゃんに挨拶をしてから学校に行こうとしていた。
「気をつけてな、帰ってきたらお祭りに行くぞ」
返事をしようとした私の目の前に突然、ワゴン車が急停車した。
いきなり数人の男が出てきて私をワゴン車に連れ込んだ。
「!」
「よし!出せ!」
恐怖で私の体は固まり思考が停止しそうになった。
時間が遅く感じているのか、車が進んでいないような気がしました。
「どうした?早く出せ!」
男たちの慌ててる様子がわかります。
「!」
おじいちゃんが雪雷を身につけて車を止めているのかしら?
「ジジイがワゴン車の後を持ち上げてイヤがる!」
「ド外道が~」
「馬鹿な....いつもの黒い鎧じゃないのに,.,」
昨日、おじいちゃんが言っていたみたいにある程度の力が出せるみたい。
私をワゴン車から降ろす。
それを見たおじいちゃんはワゴン車を地面に降ろす。
そのまま急発進して走り去る。
「ふーむ、あいつらをほっとく訳にはいかないな」
お祭り会場に私はいました。
「春香ちゃん、来てくれたんだね」
町内会の人たちが暖かく迎えてくれた。
「あれ?おじいちゃんは?」
「なんでも、用事を済ませからくるって言ってました」
用事?なんの?
嫌な予感がしました。
残馬運送会社
「祭りにカチコミかけろって、本気か?若社長は」
ダンプで祭りの会場に乗り入れろとでも言われたのか。
気乗りのしない、運転手たち。
「いい加減諦めてくれないかなぁ」
「まったくだよ、あのジイさん相手じゃゴジラと戦っているみたいだぜ」
「貴様たち。まだこんな事をしようとしているのか」
法被を着た武蔵がいた。
「ジイさん!」
「貴様たちも小さい頃は祭りを楽しみにしていただろう」
武蔵はここにいる運転手たちを産まれた時から知っている。
だからこそ、これ以上は我慢できなかったのだろう。
運転手たちも武蔵の気持ちがわかったのか。
「だよなぁ」
「俺も子供神輿を担いだ事があったよな」
運転手たちの目が子供の頃に戻った様な気がした。
それを穏やかな眼差しで見ている。
「ハイハイ。茶番はそこまでですよ」
ブルトーザーに乗った残馬洋一が現れた。
「コスプレジイさん、開発の邪魔をしないでもらおうかな~」
武蔵に向かってブルトーザーを走らせる。
「開発という名の破壊か…仕方のない。馬鹿者だな」
法被のふところからフルメタルの入れ歯を取り出す。
「Put In!」
漆黒の鎧。雪雷七六式。
「このコスプレが~!!」
私はおじいちゃんを待ちながら、お祭りの様子を眺めていた。
私にもあったはずの楽しい時間。
「私も、楽しんでいいんだよね?おじいちゃん」
「今年はお神輿は来ないのかなぁ」
子供たちが淋しそうな顔をしている。
遠くから祭り囃子が聞こえてきたような気がしました。
「お神輿がこっちに来るよ!」
おじいちゃんを先頭に運転手たちが神輿を担いでこっちへとやって来ます。
「セイヤ!セイヤ!」
「せいや!」
私は子供たちと一緒に神輿の輪の中に入っていきました。
地面に垂直に突き刺さっている。ブルトーザー。
シートベルトをしたまま、夕焼けに染まる空を見上げている残馬洋一。
「コスプレジジイ、まだだ!このままで済むと思うなよー!」
「まだ、やる気だよ」
たった一人残った社員が呆れていた。
相変わらず家の前の横断歩道をダンプが暴走している。
だけど
「Put In!」
雪雷七六式の漆黒の鎧。
ダンプを片手で止め、空いた片手で交通安全の旗を振っている、おじいちゃん。
「おはようーはい渡ってください~」
「おはよ~」
「おはよう黒じいちゃん」
子供たちが横断歩道を安心して歩いていく。
瀕死の重傷で病院に入院している間、私の知らないうちに強化アーマーとかいう者になってきたおじいちゃん。
「春香、おはよう」
私はまだ訳がわからないでいた....
今日はおじいちゃん、夏祭りの実行委員会の集まりに行っていた。
私は小学五年生以来、お祭りが嫌いになりそれからはお祭りには行っていませんでした。
「最近は神輿の担ぎ手もいなくなったなぁ」
「今年は大丈夫!」
「おや?タケさん何か妙案でも?」
「まあ、これを見てくれればわかる」
そう言うと神輿のある倉庫に向かう。
町内会の役員も武蔵の後に続いていく。
数えきれない年数を刻んだ、歴史のある雰囲気が漂う神輿がそこにあった。
神輿の前に立ちフルメタルの入れ歯をはめる。
「Put In!」
「ほう~」
「なんとねェ~」
「大したもんだ」
パチパチ。
雪雷七六式を眺めながら感心する。
「どっせい」
一人で神輿を持ち上げる。
「これは、凄い」
「これで、人数は少なくても大丈夫だろう」
その時、入れ歯がずれたと思った瞬間、漆黒の鎧が外れた。
グキッ!
腰が砕ける絶望の音が鳴り響いた....
「もう、おじいちゃん。あまり調子に乗らない事だね」
布団に横になっているおじいちゃんに湿布を貼りながら私は言った。
あまりにも元気でいるからみんなも私もおじいちゃん本人も忘れているれど、92歳のおじいちゃんなのです。
「面目ない」
フルメタルの入れ歯をしげしげと見ながら謝るおじいちゃん。
「そうだ。春香お前、神輿の担ぎ手をやらないか?」
「なんで、私が」
「小さい頃よくあたちもかちゅぐ~って泣いていただろう」
神輿を担いでいるおじいちゃんがカッコよくて、私も担ぎたくなっておじいちゃんに頼んでいた事がありました。
「それは、私が小さかった頃じゃない、それに、それに私はお祭りが嫌いだし…」
「今年は、おじいちゃんと祭りに行こう!春香みたいな若い女の子が担いだら他にも担ぐのが出てくるんじゃないか」
おじいちゃんのお祭りに行こうと言う言葉に私は少し悩みました。
「どうしたの?おじいちゃん?」
私をジッと見ているおじいちゃん。
そんな私の気持ちがわかったのか....
「春香もお洒落な下着を着ける様になったんだなぁと思ってな」
「えっ?どういう事?」
突然のおじいちゃんの意味不明の言葉....
「この入れ歯、口にはめるだけでは雪雷にはならないんだよ、奥歯にある起動装置を押さないとな」
「それと、私の下着とどう関係あるの?」
「実は雪雷にならないだけで、ある程度の能力が使えるみたいなんだな」
「それで…」
段々と話が分かってきた様な気が....
「人間をある程度透視する事が出来たりするんだな、まあ体に武器とかを隠していないか確認するための物なんだろうけど」」
「で」
「いや~試しに春香を透視したら可愛らしい下着が見え,.,」
私はおじいちゃんの両目に湿布を貼り付けた。
「ばか!えっちなおじいちゃん!」
「はるか~目に湿布はダメだろう~」
湿布がかなり目にしみるのか
「一生そうしてろ!」
こんなおじいちゃんですが私のただ一人の家族なのです。
残馬運送工業
「まだ、あの地区は立ち退きが進んでいないようだが」
開発予定図を見ながら残馬 洋一は苛立っていた。
「なんでもコスプレじじいがいるらしいな」
「それが若社長、ただのコスプレじじいじゃないんです」
黒ずくめのそのスジと思われるような男が今にも床に着きそうになるくらいかしこまっている。
「確か。孫がいたはずだな~、そいつを拉致って....」
悪巧みを画策しているのであろう、品のない顔で考え事をしている。
「あー、なんか嫌な感じのフラグが立っちゃたな~」
「俺たちはただのダンプの運ちゃんなんだけど~」
ざわつく男たち。
「そこ!何か言いましたか?」
一人の男に近づく洋一。
頭を鷲掴みにしてそのまま机に叩きつける。
「いいか。よく聞きなさいよ。お前たちみたいな人種は普段はクソの役にも立たないのだから、ただ黙って私の言うことを聞いて。行ってくればいいんだ」
鷲掴みをしたままの耳元で囁く洋一。
「だから俺たち、ただの運ちゃんだって....」
「昨日、若社長。何かのアニメを見たんだな」
「すぐにその気になるから....」
「多分、ロシアマフィアが出てくるアニメじゃないかと」
ダンプの運転手たちが呆れて成り行きを見ていた。
「おじいちゃん。行ってきまーす」
私は今朝も交通整理をしているおじいちゃんに挨拶をしてから学校に行こうとしていた。
「気をつけてな、帰ってきたらお祭りに行くぞ」
返事をしようとした私の目の前に突然、ワゴン車が急停車した。
いきなり数人の男が出てきて私をワゴン車に連れ込んだ。
「!」
「よし!出せ!」
恐怖で私の体は固まり思考が停止しそうになった。
時間が遅く感じているのか、車が進んでいないような気がしました。
「どうした?早く出せ!」
男たちの慌ててる様子がわかります。
「!」
おじいちゃんが雪雷を身につけて車を止めているのかしら?
「ジジイがワゴン車の後を持ち上げてイヤがる!」
「ド外道が~」
「馬鹿な....いつもの黒い鎧じゃないのに,.,」
昨日、おじいちゃんが言っていたみたいにある程度の力が出せるみたい。
私をワゴン車から降ろす。
それを見たおじいちゃんはワゴン車を地面に降ろす。
そのまま急発進して走り去る。
「ふーむ、あいつらをほっとく訳にはいかないな」
お祭り会場に私はいました。
「春香ちゃん、来てくれたんだね」
町内会の人たちが暖かく迎えてくれた。
「あれ?おじいちゃんは?」
「なんでも、用事を済ませからくるって言ってました」
用事?なんの?
嫌な予感がしました。
残馬運送会社
「祭りにカチコミかけろって、本気か?若社長は」
ダンプで祭りの会場に乗り入れろとでも言われたのか。
気乗りのしない、運転手たち。
「いい加減諦めてくれないかなぁ」
「まったくだよ、あのジイさん相手じゃゴジラと戦っているみたいだぜ」
「貴様たち。まだこんな事をしようとしているのか」
法被を着た武蔵がいた。
「ジイさん!」
「貴様たちも小さい頃は祭りを楽しみにしていただろう」
武蔵はここにいる運転手たちを産まれた時から知っている。
だからこそ、これ以上は我慢できなかったのだろう。
運転手たちも武蔵の気持ちがわかったのか。
「だよなぁ」
「俺も子供神輿を担いだ事があったよな」
運転手たちの目が子供の頃に戻った様な気がした。
それを穏やかな眼差しで見ている。
「ハイハイ。茶番はそこまでですよ」
ブルトーザーに乗った残馬洋一が現れた。
「コスプレジイさん、開発の邪魔をしないでもらおうかな~」
武蔵に向かってブルトーザーを走らせる。
「開発という名の破壊か…仕方のない。馬鹿者だな」
法被のふところからフルメタルの入れ歯を取り出す。
「Put In!」
漆黒の鎧。雪雷七六式。
「このコスプレが~!!」
私はおじいちゃんを待ちながら、お祭りの様子を眺めていた。
私にもあったはずの楽しい時間。
「私も、楽しんでいいんだよね?おじいちゃん」
「今年はお神輿は来ないのかなぁ」
子供たちが淋しそうな顔をしている。
遠くから祭り囃子が聞こえてきたような気がしました。
「お神輿がこっちに来るよ!」
おじいちゃんを先頭に運転手たちが神輿を担いでこっちへとやって来ます。
「セイヤ!セイヤ!」
「せいや!」
私は子供たちと一緒に神輿の輪の中に入っていきました。
地面に垂直に突き刺さっている。ブルトーザー。
シートベルトをしたまま、夕焼けに染まる空を見上げている残馬洋一。
「コスプレジジイ、まだだ!このままで済むと思うなよー!」
「まだ、やる気だよ」
たった一人残った社員が呆れていた。
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