上 下
10 / 41

第10話 引き際の選択

しおりを挟む
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

愛脳中毒

じえり
ミステリー
世の中に疲れた紀田聖 お金欲しさに臨床試験の被験者となる 昔好きだった奏に偶然であってまた恋に落ちる 人生に色がついていく感覚に心躍る毎日 そんな時奏とは全く違うタイプのヨンこと真由に好きだと告白される 自分の人生の奇跡 しかしコウキが参加した臨床試験には秘密があった 謎の研究機関√が若者を集めて行なっている恐ろしい人体実験 コウキがたどる人生のラストとは?

名探偵レン太郎

レン太郎
ミステリー
 名探偵レン太郎。探偵としての実績は記録されておらず、その正体は謎に包まれている。  そして、今まさに殺人事件が起こって、名探偵レン太郎の活躍する時がきたのである。  さあ、見事に事件を解決へと導くのだ。  頑張れ、名探偵レン太郎!

月明かりの儀式

葉羽
ミステリー
神藤葉羽と望月彩由美は、幼馴染でありながら、ある日、神秘的な洋館の探検に挑むことに決めた。洋館には、過去の住人たちの悲劇が秘められており、特に「月明かりの間」と呼ばれる部屋には不気味な伝説があった。二人はその場所で、古い肖像画や日記を通じて、禁断の儀式とそれに伴う呪いの存在を知る。 儀式を再現することで過去の住人たちを解放できるかもしれないと考えた葉羽は、仲間の彩由美と共に儀式を行うことを決意する。しかし、儀式の最中に影たちが現れ、彼らは過去の記憶を映し出しながら、真実を求めて叫ぶ。過去の住人たちの苦しみと後悔が明らかになる中、二人はその思いを受け止め、解放を目指す。 果たして、葉羽と彩由美は過去の悲劇を乗り越え、住人たちを解放することができるのか。そして、彼ら自身の運命はどうなるのか。月明かりの下で繰り広げられる、謎と感動の物語が展開されていく。

無限の迷路

葉羽
ミステリー
豪華なパーティーが開催された大邸宅で、一人の招待客が密室の中で死亡して発見される。部屋は内側から完全に施錠されており、窓も塞がれている。調査を進める中、次々と現れる証拠品や証言が事件をますます複雑にしていく。

若月骨董店若旦那の事件簿~水晶盤の宵~

七瀬京
ミステリー
 秋。若月骨董店に、骨董鑑定の仕事が舞い込んできた。持ち込まれた品を見て、骨董屋の息子である春宵(しゅんゆう)は驚愕する。  依頼人はその依頼の品を『鬼の剥製』だという。  依頼人は高浜祥子。そして持ち主は、高浜祥子の遠縁に当たるという橿原京香(かしはらみやこ)という女だった。  橿原家は、水産業を営みそれなりの財産もあるという家だった。しかし、水産業で繁盛していると言うだけではなく、橿原京香が嫁いできてから、ろくな事がおきた事が無いという事でも、有名な家だった。  そして、春宵は、『鬼の剥製』を一目見たときから、ある事実に気が付いていた。この『鬼の剥製』が、本物の人間を使っているという事実だった………。  秋を舞台にした『鬼の剥製』と一人の女の物語。

仮題「難解な推理小説」

葉羽
ミステリー
主人公の神藤葉羽は、鋭い推理力を持つ高校2年生。日常の出来事に対して飽き飽きし、常に何か新しい刺激を求めています。特に推理小説が好きで、複雑な謎解きを楽しみながら、現実世界でも人々の行動を予測し、楽しむことを得意としています。 クラスメートの望月彩由美は、葉羽とは対照的に明るく、恋愛漫画が好きな女の子。葉羽の推理力に感心しつつも、彼の少し変わった一面を心配しています。 ある日、葉羽はいつものように推理を楽しんでいる最中、クラスメートの行動を正確に予測し、彩由美を驚かせます。しかし、葉羽は内心では、この退屈な日常に飽き飽きしており、何か刺激的な出来事が起こることを期待しています。

10年後の君へ

ざこぴぃ。
ミステリー
 2020年8月。千家春彦はある事がきっかけで、2010年8月にタイムリープする。  そこで自殺したはずの同級生、南小夜子から連絡が入る。それは春彦の人生を狂わせていく事になる……。 ……… …… …  ――無邪気に笑う真弓を見て、なぜか懐かしさを感じる。僕の元いた世界は2020年。今から10年後だ。でももうほとんど覚えていない。今いるこの世界に元から産まれ育った感覚さえある。  車椅子を握る手に力が入る。この世界でも真弓と2人で歩んで行きたい……。 「あっ!いたいた!おぉい!真弓!春彦!」 「美緒!遅い!どこまでトイレ行ってたの!もう!」 「ごめんごめん!あまりに混んでたから道路向かいのコンビニまで行ってた!」 「おかげで私達はめでたく結婚しましたぁ!」 「え!?ちょっと!何その指輪!!春彦!もうプロポーズしたの!早くない?」 「してないしてない。それはくじ引きの景品だ」 「あぁ、そうなんだ。はいはい良かったでちゅねぇ、真弓ちゃん。よちよち」 「春彦君!何でバラすの!もう!」 「えぇぇぇ……」 「ぷっ!あははは!」  こんなに笑う真弓を見るのはいつぶりだろう。胸の奥で熱くなるものがある。 ……… …… … 「手を!!手を伸ばせ!!もう少し!」 「もう駄目……私の事はもういいから……春彦君だけでも……お願い――」 「うるさい!!もう少し――!!」 「うぅ……!!」  彼女はもう助からない。そんな気はした。それでも僕は必死で手を伸ばしている。  それは罪滅ぼしなのか、自己満足なのか……?  ――そして彼女は最後に笑って言った。 「ありがとう……」 と。 「いやだ……いやだぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」  いつか夢で見た風景がデジャブとなり目の前で起きている。「夢なら覚めてくれ!」そう願うがそんな奇跡も起こることは……無かった。 ◆◇◆◇◆ 執筆2023.11.17〜12.25 公開2023.12.31 本編 『10年後の君へ』 著・雑魚ぴぃ 番外編 『10年前のあなたへ』 著・桜井明日香 挿入歌 『Akaneiro』『光が見えるとき』 著・桜井明日香

叢生記

ルム
ミステリー
誕生日に突然神様が現れた。 何をするでもなく、何を言うでもなく。 無視を決め込む男の7日間のショートショート。

処理中です...