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俺が教えますよ

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次の日、私は学校は休みだったが
もうすぐテストが近い為、縁側で
ノートと教科書を広げていた。

もともと勉強は嫌いで、
テストの点はいつも赤点ギリギリだった。

そして今回は、
体調も悪く保健室に居る事が多かったからか、
全く勉強がわからなくて困っていた。

陸斗も勉強は苦手だろうなと考えて居ると
後ろから来たライに話しかけられる。


「美優さん勉強中ですか?(今日も可愛い)」
「うん、、、でも全然わからなくて」
「どこですか?(美優さん勉強苦手なんだ)」
「ここ」

ライは教科書を覗き込むと、
ここはこういう公式を使って解けばいいんですよと
説明をし始める。

「ライくん、、頭いいんだね」
「普通くらいですよ(褒められた)」

ライはニコニコしながら答える。
すると父さんが通りかかる。

「ライは大卒だから、美優も勉強教えてもらいなさい」
「えっ、大卒なの?」
「はい?そうですけど(俺大卒に見えないんだ)」
「じゃあなんでホストなんかで働いてたの?」
「だから美優さんに会う為って言ったじゃないですか」


本当に言っているかどうかはわからないけど、
本当にそうなら、やっぱり私の為って本当に馬鹿げてると思った。


「これからは俺が美優さんに勉強教える係になります(勉強なら得意だし)」
「ありがと」


私はライに笑いかけた。
するとライはほっとしたような顔をする。

「よかった(美優さんが笑ってる)」
「どうしたの?」
「だって昨日美優さん怒ってたし、もう話してもらえないかと思ったので(一安心だ)」
「怒ってたし、怒ってる」
「すみません」
「辞めるなら今だよ。これ以上居たら簡単には辞められないよ、それでもいいの?」
「はい(辞めませんよ)」
「そっか、わかった。じゃあこれからよろしくね」



私はライの前に手を出す。
ライも私の手を握った。





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