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嘘
しおりを挟む朝起きると、
私は颯の腕の中にいた。
私は颯の快楽に身を任せた、
その時間だけは、
いろんな事考えなくてすんだんだ。
相手は颯じゃなくても良かった。
誰でも良かった。
そんな事正直に言わないけど、
きっと颯怒るから、
でも思うよ。
誰でも良かったけど、、、颯で良かった。
「颯、、、」
私は颯にキスをした。
「んんっ、、、」
颯が目を覚ます。
「お、おはようございます(いつの間にか寝てたな)」
「おはよ」
「あの、、、(美優さんに手だしちゃった)」
「ねぇ、シャワー浴びたい、連れてって」
颯に抱きつく。
「わかりました(シャワー?)」
颯がお姫様抱っこをして
浴室まで連れていく。
「温度これくらいでいいですか?」
「うん、颯も一緒に浴びよ」
「えっ、、(一緒にはいるのか!)」
私は颯のバスローブの紐をほどき、
颯を浴槽へと腕を引っ張る。
私は颯の体へと寄りかかった。
ホテルへ迎えの車が来て
家に戻るまでは終始無言だった。
家に帰ると絢斗が待っていた。
「おかえりなさい、美優さん」
「ただいま」
「親父が居間でお待ちです。すぐいってあげて下さい」
「わかった」
私は父さんが居間いまへと向かい、
颯と絢斗だけが残された。
「ただいま帰りました」
「おかえり颯」
「俺も親父にあいさつしてきます」
「まて、お前に聞きたいことがある」
「はい?」
「美優さんとやったのか」
「えっ、、、なんでですか?」
「首に後が残ってた」
「、、、やってないっすよ」
「本当か?」
「本当っす、、、。でももし仮にやったとしても、絢斗さんは関係ないっすよね?絢斗さんには翠さんがいるんすから」
「翠?」
「見ちゃったんすよ昨日。絢斗さんと翠さんが一緒にいる所」
「美優さんも見たのか」
「はい」
「、、、なんか言ってたか?」
「何も言ってませんでしたよ」
「そうか、、、」
「ここだけの話、絢斗さんは翠さんと美優さんどっちがほんめいなんですか?」
「お前には関係無い事だろ」
絢斗はそう言うと颯の前から立ち去った。
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