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自己紹介とバスケットボール-裏-

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「双葉葵です、バスケの詳しい事はまだなにも知りませんが頑張りますのでよろしくお願いします!」
「はい拍手!」

新しい一年生たちと一緒に
葵がバスケ部へと入った。
いざ葵が入部するとなると、
嬉しいやら、恥ずかしいやらで
なんか複雑な感じだ。

「ちなみに伊織の彼女だから手はださないよーに!」
「先生!何言ってるんですか!」

ほとんどの生徒は俺と葵が付き合ってるのを
知っている。知らないのは一年生位で。






休憩時間、俺は体育館に居ない葵を探した。
俺はこのはちゃんに声を掛ける。

「葵、どこにいるか知ってる?」
「外でドリンク作ってもらってます」
「そっか、ありがと」
「いえ」
「あっ、葵にいろいろ教えてやって」
「えっ?」
「いや、このはちゃん中学でバスケ部だって聞いたから」
「はい、、、あの双葉先輩と付き合ってるんですね」
「そうだけど?、、、じゃあ」


俺は体育館を出て、
葵を探した。


葵はドリンクを作り終えた後で、
重そうに荷物を持っていた。
俺はその荷物を横から取ると、
葵に声をかけた。


「葵、大丈夫?」
「伊織!」
「はい、大丈夫ですよ」
「そっか、なんかあったら言えよな」


葵は大丈夫じゃなくても
一応大丈夫という。
でも自分でもどうしようもなくなった時は
俺を頼ってくれる。
少しずつだけど、俺も葵の事わかってきている。


「はい、、、あっ今度バスケの本借りてもいいですか?」
「大丈夫だけど、じゃあこの後、家来る?」
「うん!」



葵が来ると母さんたちも喜ぶからな、
そんな事を考えながら俺はドリンクを
持ち体育館へと戻った。
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