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勘違いの仕返し-裏-
しおりを挟む俺は凪ちゃんの着けているネクタイが
岡崎先輩の物だと勘づいた。
きっとそれで葵も、
俺のネクタイを、、、。
「いいよ、ネクタイあげても」
「本当!」
「うん、もちろん、試しに着けてあげる」
俺は葵のリボン外すと、
自分のネクタイに着けていたネクタイを外す。
そして葵の首にかけ、
ネクタイを結ぶ。
「ありがとうございま、、」
でもこれで終わりではない。
俺を勘違いさせて、
心配させた、不安にさせた仕返し。
俺はシャツを掴むと、
広げ露になった葵の首筋に
キスをする。
「伊織!?」
そして徐々に下へとおり、
シャツギリギリの部分へと
跡を残す。
「明日、ちゃんとネクタイ着けてきてね」
「えっ?」
「第一ボタンも開けなきゃダメだよ」
葵は困った様に顔を赤くして頷いた。
「そうだ、渡すものがあったんだ、手出して」
葵は俺の前に手を出す。
「これっ!」
「よかった、覚えてそうで、初詣の時欲しがってただろ?」
「どうしてわかったんですか?」
「葵の事はお見通ーし」
「嬉しいです、、あ、、でもこれペアで」
「知ってるよ」
「えっ」
俺は自分の携帯を取り出すと
先に付けていたお揃いのストラップが揺れた。
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