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堂々と隣を歩きたい-裏-
しおりを挟む凪ちゃんが帰ると、
俺と山下の2人になった。
「なぁ、なんで嘘つくんだ?」
山下が口を開く。
「だってあきらか嘘だろ?お前のタイプじゃ無いし、、、今までそんな話も聞いたことない。それにお前は、、、。おぃ、、、まさか事故で記憶喪失になった償いって事じゃないよな?」
どうしてだろうか。
こういう時ばかり山下は勘が鋭い。
「、、、、、」
「でもお前が決めた事なら俺は良いぜ、俺はお前が一度決めたら曲げない事を知ってる。でもなー、バレるなよ。バレた時傷付くのはあの子なんだ。、、、まぁそれにお前に彼女が出来ればその分俺にも女子が回ってくるかもしれないし」
山下なら、俺が決めたならって言うと思ってた。
「まぁ来週から大変な事になりそうだな、双葉ちゃんもお前のファンから恨まれたりしそうだし」
「ファンって、、、」
「俺もフォローするからさ。今度ちゃんと双葉ちゃん紹介しろよな」
わかったと言うと、俺と山下は下校した。
親友とはいえ、山下には
意図も簡単に嘘だと見破られた。
山下の言う通り、バレた時の
双葉のダメージは大きいだろう。
でも、大丈夫だ山下。
俺は嘘を貫く。
お前が言った通り
決めたことは曲げない。
もう、後には戻れない。
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