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赤い手帳の最後のページ-表-
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今日も最上先輩は、
部活帰りに病室に訪れた。
心なしか昨日の件から
先輩との距離が
少し近い感じがする。
「双葉さ、、、」
「はい?」
「前髪短くすれば?」
「なぜですか?」
「なんか邪魔そうだから」
最上先輩は私の伸びた前髪を触った。
私は恥ずかしくうつむいた。
そして思い出したように先輩に言う。
「私、先輩に頼みがあったんです!」
「何かな?」
私は、自分の学生鞄を指差した。
「鞄取ってもらえますか?」
「あぁ」
最上先輩から、鞄を受け取ると、
私は鞄の中をあさると、
赤い手帳を取り出した。
「なんか私、高校に入ってから日記書いてたらしくて」
「日記?」
「うん」
私は数ページ目を先輩に見せる。
「ここ、最上先輩にボールが当たりそうな所を助けてもらったと書いてあります」
「あぁ、そんな事もあったね」
本当は覚えていないくせに。
私たちがページを見ていると、
看護婦さんに退院の件で呼ばれた。
「最上先輩、私ちょっと行ってきますね」
「あぁ、気をつけて」
私は松葉杖を取り、ベットから出ると、
看護婦さんと病室を後にした。
数分後病室に戻ると、
最上先輩は、私の手帳を見ていた。
「おかえり」
「ただいまです」
「この日記なかなか面白いね」
最上先輩は、笑った。
「、、、最上先輩が私に告白をしたと行ってましたが、、、私も先輩に一目惚れしてたみたいですね」
「うん。で、、、この日記どこまで読んだ?」
「10ページ目位まででしょうか?なぜですか?」
「なんとなく、、、さ、続き一緒に見よう」
最上先輩は、椅子から立ち上がり、
ベットに腰かけると、
私の肩を抱いた。
そして、最後のページは、
無くなっていた。
部活帰りに病室に訪れた。
心なしか昨日の件から
先輩との距離が
少し近い感じがする。
「双葉さ、、、」
「はい?」
「前髪短くすれば?」
「なぜですか?」
「なんか邪魔そうだから」
最上先輩は私の伸びた前髪を触った。
私は恥ずかしくうつむいた。
そして思い出したように先輩に言う。
「私、先輩に頼みがあったんです!」
「何かな?」
私は、自分の学生鞄を指差した。
「鞄取ってもらえますか?」
「あぁ」
最上先輩から、鞄を受け取ると、
私は鞄の中をあさると、
赤い手帳を取り出した。
「なんか私、高校に入ってから日記書いてたらしくて」
「日記?」
「うん」
私は数ページ目を先輩に見せる。
「ここ、最上先輩にボールが当たりそうな所を助けてもらったと書いてあります」
「あぁ、そんな事もあったね」
本当は覚えていないくせに。
私たちがページを見ていると、
看護婦さんに退院の件で呼ばれた。
「最上先輩、私ちょっと行ってきますね」
「あぁ、気をつけて」
私は松葉杖を取り、ベットから出ると、
看護婦さんと病室を後にした。
数分後病室に戻ると、
最上先輩は、私の手帳を見ていた。
「おかえり」
「ただいまです」
「この日記なかなか面白いね」
最上先輩は、笑った。
「、、、最上先輩が私に告白をしたと行ってましたが、、、私も先輩に一目惚れしてたみたいですね」
「うん。で、、、この日記どこまで読んだ?」
「10ページ目位まででしょうか?なぜですか?」
「なんとなく、、、さ、続き一緒に見よう」
最上先輩は、椅子から立ち上がり、
ベットに腰かけると、
私の肩を抱いた。
そして、最後のページは、
無くなっていた。
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