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エピソード76

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 「短い惑星の距離」

 一歩ずつ、世界は地球に近づいた
 一歩ずつ、その一歩が、やがて、苦しみを呼んだ
 人が生きるには栄養が必要
 そうすれば、一歩ずつ、動物は少なくなる
 一歩ずつ、そんな動物の食べる、雑草が
 この100年で、ビル群に変わった
 一歩ずつ、

 医学の発展と共に
 草木のない上での人類が
 大地を踏んで、病から逃れた

 その奇跡が、

 やっと、地球の雑草に目が行くまでに
 100年掛かった
 がれきは大地に変わり、
 成功した、都市化の波は
 その大地に、雑草が生えるのを
 実は許さなかった
 それを人は生活と言い、人生の正しい道とした
 それが、少しずつ、自然が変わり、人類を前進にし、耐えられない災害を見た若者は
 その一歩が違うと、個人的に気づき、例え、叶わぬ夢でも、
 地球を緑にして、また、今度は、悲しみのない大地を目指し
 今、生きている
 今、生きている
 震災の悲しみを乗り越えて、生活している、それだけ、大地が緑に思えた
 厚い大地が緑であれと
 誰もがきっと
 そう願い、安全のため、生きてきた
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