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エピソード38

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 「遠藤さん・・。」
 山口は試合後、女子の名前を言った。かなり珍しい光景だった。堀は少し驚いていた。
 「きょうはありがとうございました。」
 「グランド同士で会える日がまたくるといいね。気にしないで頑張って!今日はありがと。ねえ、ホリーも。」

 「はは。このレベルに僕は・・。いや、ありがとうございました。」
 「こんなに面白い人が少し離れたところにいるのね。二人とも頑張って。」
  そう言ってやり取りは終わり、北海道へ帰り解散となった・・。
  ・・もっと話しておけばよかった・・。ホリーは思っていた。

  そして、10日後・・。全日本の小学生都道県の集結した全日本国際大会のメンバーが招集をされた。
 「北海道から来ました。山口です。」
 「同じく、堀正明です。」
 「二人共五年?」
 「はい。」
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