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EPISODE82 実莉version

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「最初はプラネタリウムか」
席に深く腰かけながら修はそう呟く。
「うん!ここのプラネタリウムはね、すっごく評判いいんだよ!」
ここのプラネタリウムは修のためではなく、普通に気になっていたので来てしまった。でも、修も星は嫌いじゃないと思うし、プラネタリウムの良さも知って欲しいから最初はプラネタリウムを選んだ。
「おっ、始まったな」
自分が見たかったのも修のためと理由をつけていたら、プラネタリウムが始まったので私は人工的に映し出された星々を凝視するのだった。



プラネタリウムが終わると修がポツリと呟くように話しかけてくる。
「プラネタリウムは小学校の宿泊学習ぶりだったからこんなすごくてビビったよ」
「そうでしょ!今の時代はプラネタリウムも進化して、それに説明もわかりやすく、とってもいいんだよ!」 
あ、ヤバっ!少し言い過ぎたかな?
修引いてないかな?少々やっちゃったなぁ、と思いつつ、修を見ると私の目を見つめながら、
「星、好きなんだな」
と、言ってくれた。
不安がパッと晴れ、星好き変態のレッテルを貼られなくてよかったと胸をなでおろした。だから、私は笑顔で「うん!」と、言った。
「んじゃ、次どこ行く?」
「うーん、水族館?」
沖縄での水族館は可愛い飼育員さんのせいで失敗しちゃったからね、今回はちゃんと修を楽しませないと!
「了解!」



「うわー、マンボウデカい!」 
私は目の前にある水槽の中にいる物凄くデカいマンボウに目を輝かせる。
「マンボウってすげぇ馬鹿らしいぞ。そのせいですぐに死ぬ」
「そうなんだ。紗奈と歴史クイズバトルしたらいい勝負しそう・・・」
そんな感じで私らは水族館を堪能した。
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