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EPISODE52

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「にしても、私に続いて修も入院なんて・・・もしかしたら、遊び部って呪われてるのかな?」
落ち着きを取り戻した俺たちは普通の会話をする。
「もしホントだったら、最悪だろ」
「って、呪いなんて信じてるの?ぷぷっ」
こいつ今笑ってるけど、昔は藁人形学校に持ち込んで、先生に没収されてたんだぞ。
「てかさ、部にも学校にも実莉ちゃん来てないんだけど、何か知ってる?」
そりゃ、気になるよな。ここでホントのことを言うか否か。俺の答えは既に出ている。
「お前、あいつは目の前で交通事故を見たんだぞ、しかも結構な勢いの。そんなん、一時的に外が怖くなっても仕方ないだろ」
あのことは秘密にしておいた方がいいだろう。だって、あんなトラウマを人に話すなんてありえんし。だから、悪いが早美怜には嘘をつかせてもらう。てか、今の言葉も真っ赤な嘘ってことではないだろう。
「私も目の前で修が轢かれたら、すぐに魔術を使えるか分からないし、多分そうだろうね」
唐突な中二病やめれ。
「そうだな、シャイニングドラゴン。だが、我はもう交通事故になんて合わん。次からは最新の情報を脳に伝達して、目で見なくとも車が来てるか出来ないか分かるようにする」
「うわぁー、ちょっと痛いよ」
なんか引き気味で言われた・・・悲しいよォ。
「んじゃ、私はそろそろ帰るわ。いつ頃退院なの?」
「明後日って先生は言ってる」
「おk」と、言って出ていく早美怜。その背中を見送りながら、俺は何をして暇を潰そうか考えるのであった。

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