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EPISODE50
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「9年前の夏、お姉ちゃんと元お父さんはドライブに行っていた。そして、ドライブの途中で交通事故にあった。運良くお姉ちゃんは生き残ったけど、元お父さんは・・・・それで、お姉ちゃんは数ヶ月引きこもったの。だから、今回も同じだと思う。お兄ちゃんが死んでないからあの時よりかは、全然マシだと思うけど・・・」
はぁ、正直聞きたくなった。紗奈ちゃんや実莉にそんな過去があったなんて・・・でも、そんなの所詮過去のことだ。別にいつも通りにしてたらいいか。
自分に言い聞かせるように脳内で何度も反響させる。
「修くん、喉乾いた?私何か買ってこようか?」
この重くなった空気をリセットしようと母さんがそう訊いてきた。それに乗らないわけがない。
「そうですね、少し喉が乾きました。買ってきてくれるとありがたいです。」
そう言うと、母さんは椅子から立ち上がり、病室から出ていった。それに続くように、紗奈ちゃんも「私も行くー」と、言って出て行った。
「んで、親父・・・」
親父に視線を向けると親父も真剣な顔になる。
「お前が言いたいことは大体わかる。だから、結果から言うよ。元母さんは捕まった」
はぁ、正直聞きたくなった。紗奈ちゃんや実莉にそんな過去があったなんて・・・でも、そんなの所詮過去のことだ。別にいつも通りにしてたらいいか。
自分に言い聞かせるように脳内で何度も反響させる。
「修くん、喉乾いた?私何か買ってこようか?」
この重くなった空気をリセットしようと母さんがそう訊いてきた。それに乗らないわけがない。
「そうですね、少し喉が乾きました。買ってきてくれるとありがたいです。」
そう言うと、母さんは椅子から立ち上がり、病室から出ていった。それに続くように、紗奈ちゃんも「私も行くー」と、言って出て行った。
「んで、親父・・・」
親父に視線を向けると親父も真剣な顔になる。
「お前が言いたいことは大体わかる。だから、結果から言うよ。元母さんは捕まった」
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