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EPISODE38
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沖縄旅行が終わり、ズルズルと時は進み俺は既に学校に着いていた。
ゴールデンウィーク明けの学校はいつも以上にダルい。本当に消えて無くなればいい、そう心中で呟く。机に片肘をつき、窓の先の景色を見る。
「バンッ」と、勢いよく教室の扉が開く。正直この音は聞きたくなかった。
俺は今まで幾度となくこの音を聞き、この音だけで誰かがわかる。足音が徐々に近づいてくるが、俺はそちらに向くことは無い。
机をバンっと叩き、そいつは俺の顔を覗き込んでくる。
「やぁ、久しぶりだね。かれこれ3ヶ月ぶり?」
「そうだな。久しぶり久しぶり。早美怜」
「早美怜じゃない!我は魔界の特殊戦闘員DESTROYERSの7幹部の1人、ゴットウェイター」
まだこいつあの時のままなのか?まず、ゴットウェイターってなんだよ、魔界なのに神でウェイターってクソダサいやん。
「修もDESTROYERSの7幹部の1人なんだからちゃんとしてよ」
あ、言っとくけどこいつの名前は神崎早美怜、俺の唯一の女友達と言ってもいいだろう。ただちょっと中二病なのだ。今まで学校に来てなかったのはなんか入院してたらしい。今日が2年になってから初めての登校だ。なので少し教室がザワついている。
「にしても、やっぱり中二病ごっこは疲れるね。今日はこの程度でいいかな」
「俺は別にやらなくてもいいけどな」
こいつの中二病は演技。いや半分はガチだと思うが疲れるらしいので途中で急に中二病になったり、中二病が止んだりしてる。
「てか、もう身体は平気なのか?」
「優しいね。修がそんな心配してくれるなんて。あ、そうそう今日から部活再開するから、先輩たちにも伝えといて」
「うぅ、悪魔復活かよ。」
部活はオモロいが、死ぬほど辛い。そしてめんどくさい1日が今日も始まった。
ゴールデンウィーク明けの学校はいつも以上にダルい。本当に消えて無くなればいい、そう心中で呟く。机に片肘をつき、窓の先の景色を見る。
「バンッ」と、勢いよく教室の扉が開く。正直この音は聞きたくなかった。
俺は今まで幾度となくこの音を聞き、この音だけで誰かがわかる。足音が徐々に近づいてくるが、俺はそちらに向くことは無い。
机をバンっと叩き、そいつは俺の顔を覗き込んでくる。
「やぁ、久しぶりだね。かれこれ3ヶ月ぶり?」
「そうだな。久しぶり久しぶり。早美怜」
「早美怜じゃない!我は魔界の特殊戦闘員DESTROYERSの7幹部の1人、ゴットウェイター」
まだこいつあの時のままなのか?まず、ゴットウェイターってなんだよ、魔界なのに神でウェイターってクソダサいやん。
「修もDESTROYERSの7幹部の1人なんだからちゃんとしてよ」
あ、言っとくけどこいつの名前は神崎早美怜、俺の唯一の女友達と言ってもいいだろう。ただちょっと中二病なのだ。今まで学校に来てなかったのはなんか入院してたらしい。今日が2年になってから初めての登校だ。なので少し教室がザワついている。
「にしても、やっぱり中二病ごっこは疲れるね。今日はこの程度でいいかな」
「俺は別にやらなくてもいいけどな」
こいつの中二病は演技。いや半分はガチだと思うが疲れるらしいので途中で急に中二病になったり、中二病が止んだりしてる。
「てか、もう身体は平気なのか?」
「優しいね。修がそんな心配してくれるなんて。あ、そうそう今日から部活再開するから、先輩たちにも伝えといて」
「うぅ、悪魔復活かよ。」
部活はオモロいが、死ぬほど辛い。そしてめんどくさい1日が今日も始まった。
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