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万年寒鉄を求めて
ポイント交換をするタイプのJK
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「イベントクリアおめでとうございます。思考加速を解除、通常フィールドに戻ります」
ゲームアナウンスが響くと、私たちは噴水前に戻される。
そこにはたくさんのプレイヤーとNPCが集まっていて、イベントに参加した私たちを拍手で出迎えてくれていた。
「見てたぜ!」
「おめでとう!」
「よくやった!」
「この街を守ってくれて、ありがとう!!」
照れくさくなって視線を逸らすと、いつの間にか隣にいたヨイニが私の頭に手を乗せてポンポンとしてくる。
「……へへ」
「よかったな、アニー」
「うん」
頑張ってよかった。
ゲームの中ではあるけど、私もこの世界の一員として認められた様な気持ちになる。
「おい、どこにいくんだ?」
「イベント報酬確認したいから拠点に行こうかなって。それに、なんか……恥ずかしいし」
「おう、そっか……じゃあ、また学校でな」
「うん」
テクテクと歩いて貧民街の入り口近くにある拠点へ帰る。
カオスルーラーの子供達は先に帰っていた様で、いつも通りに色々と作業をしていた。
「おうさまっおかえりなさい」
「ただいまー」
カオスルーラーの子達との挨拶もそこそこに、椅子に座ってイベントアイテムを眺める。
余談だけどこの椅子、カオスルーラーの子達が用意してくれたやつなんだけどすごく悪役っぽい。
「ドラゴンの卵……」
半透明のウィンドウに浮かび上がる"スペシャル"のタブの一番上に表示されたアイテムをタップして詳細を表示する。
【ドラゴンの卵】
所有者のペット、又は相棒として活躍するドラゴンの卵。
所有者の行動や人格を元に成長する。
消費ポイント:2500
「んー、消費ポイント高いなぁ」
今回のイベントで私が得たポイントは5580ポイントだ。
ほぼ半分近くを持っていかれるけど、ペットは欲しい。
「ぽちぃ!」
思い切って取得する。
これで残りは3080ポイントだ。
「さて、次は……」
スペシャルタブに表示されたドラゴンの卵のすぐ下にあったアイテムへ視線を向ける。
【英雄の証】
白樺の木で作られた短剣。
丁寧に研磨されツルリとした手触りで、豪華で細やかな装飾が彫られている。
所有しているとNPCからの有効度が上昇する。
消費ポイント:300
交換数:0/5
「カオスルーラーのデバフ解除じゃん!」
ポチポチポチポチポチィ!
最初に大きな買い物をしたから次の交換に対する心理的な障壁がかなり軽くなった。
気軽に5つ交換する。
これで残りポイントは1580ポイントだ。
「うーん……」
スペシャルのタブを更に下へスクロールしていく。
【フォートシュロフ親衛隊の重兜】
防御力+20、STR+20
消費ポイント:100
【フォートシュロフ親衛隊のマント】
防御力+25、STR+15
消費ポイント:100
【フォートシュロフ親衛隊の重鎧】
防御力+50、STR+10
消費ポイント:100
【フォートシュロフ親衛隊のガントレット】
防御力+30、物理攻撃力+30
消費ポイント:100
【フォートシュロフ親衛隊の足鎧】
防御力+20、AGI-5
消費ポイント:100
【フォートシュロフ親衛隊の靴鎧】
防御力+20、STR+15、AGI-5
消費ポイント:100
【フォートシュロフ親衛隊のタリスマン】
防御力+30
消費ポイント:100
【フォートシュロフ親衛隊シリーズセット効果】
Ⅰ.防御力+20
Ⅱ.MP自動回復(小)
Ⅲ.HP自動回復(小)
Ⅳ.オートプロテス
Ⅴ.与ダメージ上昇+5%
「装備はなぁ……」
カオスルーラーは自分の体を自由に色々と弄れる代わりに、凡人種を対象とした装備が身につけられなくなる。
ポイント交換の装備はどれも高性能だけど、装備できなかったらただのゴミだ。
「こっちかなぁ」
スペシャルのタブから建築のタブへ切り替える。
【フォートシュロフのタイプA物件権利書】
フォートシュロフで使用可能な小さな部屋の権利書。
リスポーン指定:許可
倉庫の利用(小):許可
商用利用:不可
鍛冶:不可
木工:許可(限定)
調理:不可
消費ポイント:500
【フォートシュロフのタイプB物件権利書】
フォートシュロフで利用可能な中規模の家の権利書。
リスポーン指定:許可
倉庫の利用(中):許可
商用利用:許可
鍛冶:不可
木工:許可
調理:許可
消費ポイント:1000
【フォートシュロフのタイプC物件権利書】
フォートシュロフで利用可能な大きな屋敷の権利書。
リスポーン指定:許可
倉庫の利用(大):許可
商用利用:許可
鍛冶:許可
木工:許可
調理:許可
消費ポイント:1500
「フォートシュロフの物件はもう持ってるからなー」
今いる場所がまさに中規模の物件だ。
タイプCは気になるけどあんまり欲しくない。
「お、これは良いかも」
しばらくスクロールしていくと、気になる物件を見つけた。
【幻夢境街のタイプC物件権利書】
商用利用可能で利用可能な大きな屋敷の権利書。
リスポーン指定:許可
倉庫の利用(大):許可
商用利用:許可
鍛冶:許可
木工:許可
調理:許可
消費ポイント:1500
幻夢境街は次に開放される街だ。
3Dの外観を見た感じ、五重塔みたいな感じで間取りも正方形で使いやすそう。
「うーん、えいっ!」
画面をタップして交換を完了させる。
これで残り80ポイントだ。
「後はそうだなー」
最後に"パック"と書かれたタブへ移動する。
生物素材パック、鉱石素材パック、料理素材パックと行った素材系のアイテムがまとめ売りされていた。
それぞれのポイント消費量は50、一個だけ交換できるね。
「料理素材パックかなー」
ゲーム開始序盤ということもあるけど、まだまだ素材のバリエーションが少ない。
ここでまとめて色々な種類をゲットできるのはありがたい。
「こんなもんかなー」
今日はログアウトしようかな。
明日は休日だし早起きしてログインしよう。
ゲームアナウンスが響くと、私たちは噴水前に戻される。
そこにはたくさんのプレイヤーとNPCが集まっていて、イベントに参加した私たちを拍手で出迎えてくれていた。
「見てたぜ!」
「おめでとう!」
「よくやった!」
「この街を守ってくれて、ありがとう!!」
照れくさくなって視線を逸らすと、いつの間にか隣にいたヨイニが私の頭に手を乗せてポンポンとしてくる。
「……へへ」
「よかったな、アニー」
「うん」
頑張ってよかった。
ゲームの中ではあるけど、私もこの世界の一員として認められた様な気持ちになる。
「おい、どこにいくんだ?」
「イベント報酬確認したいから拠点に行こうかなって。それに、なんか……恥ずかしいし」
「おう、そっか……じゃあ、また学校でな」
「うん」
テクテクと歩いて貧民街の入り口近くにある拠点へ帰る。
カオスルーラーの子供達は先に帰っていた様で、いつも通りに色々と作業をしていた。
「おうさまっおかえりなさい」
「ただいまー」
カオスルーラーの子達との挨拶もそこそこに、椅子に座ってイベントアイテムを眺める。
余談だけどこの椅子、カオスルーラーの子達が用意してくれたやつなんだけどすごく悪役っぽい。
「ドラゴンの卵……」
半透明のウィンドウに浮かび上がる"スペシャル"のタブの一番上に表示されたアイテムをタップして詳細を表示する。
【ドラゴンの卵】
所有者のペット、又は相棒として活躍するドラゴンの卵。
所有者の行動や人格を元に成長する。
消費ポイント:2500
「んー、消費ポイント高いなぁ」
今回のイベントで私が得たポイントは5580ポイントだ。
ほぼ半分近くを持っていかれるけど、ペットは欲しい。
「ぽちぃ!」
思い切って取得する。
これで残りは3080ポイントだ。
「さて、次は……」
スペシャルタブに表示されたドラゴンの卵のすぐ下にあったアイテムへ視線を向ける。
【英雄の証】
白樺の木で作られた短剣。
丁寧に研磨されツルリとした手触りで、豪華で細やかな装飾が彫られている。
所有しているとNPCからの有効度が上昇する。
消費ポイント:300
交換数:0/5
「カオスルーラーのデバフ解除じゃん!」
ポチポチポチポチポチィ!
最初に大きな買い物をしたから次の交換に対する心理的な障壁がかなり軽くなった。
気軽に5つ交換する。
これで残りポイントは1580ポイントだ。
「うーん……」
スペシャルのタブを更に下へスクロールしていく。
【フォートシュロフ親衛隊の重兜】
防御力+20、STR+20
消費ポイント:100
【フォートシュロフ親衛隊のマント】
防御力+25、STR+15
消費ポイント:100
【フォートシュロフ親衛隊の重鎧】
防御力+50、STR+10
消費ポイント:100
【フォートシュロフ親衛隊のガントレット】
防御力+30、物理攻撃力+30
消費ポイント:100
【フォートシュロフ親衛隊の足鎧】
防御力+20、AGI-5
消費ポイント:100
【フォートシュロフ親衛隊の靴鎧】
防御力+20、STR+15、AGI-5
消費ポイント:100
【フォートシュロフ親衛隊のタリスマン】
防御力+30
消費ポイント:100
【フォートシュロフ親衛隊シリーズセット効果】
Ⅰ.防御力+20
Ⅱ.MP自動回復(小)
Ⅲ.HP自動回復(小)
Ⅳ.オートプロテス
Ⅴ.与ダメージ上昇+5%
「装備はなぁ……」
カオスルーラーは自分の体を自由に色々と弄れる代わりに、凡人種を対象とした装備が身につけられなくなる。
ポイント交換の装備はどれも高性能だけど、装備できなかったらただのゴミだ。
「こっちかなぁ」
スペシャルのタブから建築のタブへ切り替える。
【フォートシュロフのタイプA物件権利書】
フォートシュロフで使用可能な小さな部屋の権利書。
リスポーン指定:許可
倉庫の利用(小):許可
商用利用:不可
鍛冶:不可
木工:許可(限定)
調理:不可
消費ポイント:500
【フォートシュロフのタイプB物件権利書】
フォートシュロフで利用可能な中規模の家の権利書。
リスポーン指定:許可
倉庫の利用(中):許可
商用利用:許可
鍛冶:不可
木工:許可
調理:許可
消費ポイント:1000
【フォートシュロフのタイプC物件権利書】
フォートシュロフで利用可能な大きな屋敷の権利書。
リスポーン指定:許可
倉庫の利用(大):許可
商用利用:許可
鍛冶:許可
木工:許可
調理:許可
消費ポイント:1500
「フォートシュロフの物件はもう持ってるからなー」
今いる場所がまさに中規模の物件だ。
タイプCは気になるけどあんまり欲しくない。
「お、これは良いかも」
しばらくスクロールしていくと、気になる物件を見つけた。
【幻夢境街のタイプC物件権利書】
商用利用可能で利用可能な大きな屋敷の権利書。
リスポーン指定:許可
倉庫の利用(大):許可
商用利用:許可
鍛冶:許可
木工:許可
調理:許可
消費ポイント:1500
幻夢境街は次に開放される街だ。
3Dの外観を見た感じ、五重塔みたいな感じで間取りも正方形で使いやすそう。
「うーん、えいっ!」
画面をタップして交換を完了させる。
これで残り80ポイントだ。
「後はそうだなー」
最後に"パック"と書かれたタブへ移動する。
生物素材パック、鉱石素材パック、料理素材パックと行った素材系のアイテムがまとめ売りされていた。
それぞれのポイント消費量は50、一個だけ交換できるね。
「料理素材パックかなー」
ゲーム開始序盤ということもあるけど、まだまだ素材のバリエーションが少ない。
ここでまとめて色々な種類をゲットできるのはありがたい。
「こんなもんかなー」
今日はログアウトしようかな。
明日は休日だし早起きしてログインしよう。
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