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フォートシュウロフ防衛戦
勝手に大規模イベントを始めるタイプのJK
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放課後。また帰宅タイムアタック記録を更新した私は、金土日の三日間でお世話になったゴブリン坑道へ来ていた。ゲームの中からSNSを確認していると、背後に誰かの気配を感じる。
「おうさまっ。てき、いた」
「うんうん、ありがとうー」
私に報告をくれた尻尾の生えたちっちゃい子は、この間"カオスルーラーの少女"のイベントでゲットしたNPCだ。プリエヤーと違って一度HPが0になれば2度と蘇らないからあまり戦闘には連れて行きたくなかったけど、今は斥候として手伝ってもらっている。
「さぁて、最後の狩りを始めようか」
討伐隊が邪魔でダンジョン攻略のプレイヤーが狩れないなら、代わりに討伐隊のプレイヤーを標的に狩りをすれば良いだけだ。
「キヒヒッ……」
MP回復用の料理を食べ終えて、ちょっと舌舐めずりをする。うん、ちゃんと美味しい味になってるよね。ゲームの中だから現実のお腹は膨れないけど、味を感じられる時点で充足感がある。
「ミドルレイン!」
カオスルーラーの子の1人がスキルを発動する。ミドルレインは小さい範囲に雨を降らせるスキルだ。ダメージは何も無いけど対象を"水濡れ"状態にできる"水濡れ"は状態異常の一種で、炎ダメージを軽減して、雷ダメージのダメージと有効範囲を拡張する性質があった。
「黒煙の投下開始」
私の片腕を上げて指示すると、隠れた位置から討伐隊を取り囲んでいたカオスルーラーのNPC達が一斉に黒煙玉を投げ込む。
黒煙玉の生成はアウトローのスキルが必要だけれど、アイテムの使用に関しては何の制限もない。
「おいっ黒煙が出たぞっ!」
降り出した雨に関しては特に言及しなかった討伐隊のプレイヤー達が、黒煙の発声には機敏に反応した。彼らの中にビリビリとした緊張感が走るのを遠くからでも感じることができる。
「な、なんだこの規模は……」
討伐隊のプレイヤー達が、異常な量の煙幕に驚いた様子で周囲を見渡す。そりゃそうだよね。普段の量とは比較にならない。
「「「ウィンドブラスト!」」」
討伐隊は陣形の中心に魔法使いを集めていた様で、彼らが全方位へ向かって彼らがスキルで突風を放ち、黒煙を吹き飛ばす。
「みんな、じゃんじゃん投げ込んでねー」
カオスルーラーのNPC達が私の指示で次々に黒煙玉を放り込んでいく。黒煙玉の生成にはそれなりにお金が必要だけど、それは狩れば狩るほど手に入るからね。お金で解決できる問題はお金で解決するのが我が家の家訓だ。
「キヒヒヒ……アンチライトニング、トンズラ!」
アンチライトニングのスキルで体に雷耐性を付与して、トンズラのスキルで私も黒煙の中に飛び込む。
「パイル・バンカァー!」
討伐隊のプレイヤーへパイルバンカーを打ち込む。
「あがっバババババババ!」
特攻ダメージが入って相手は一瞬で消し飛んだ。雷が水を伝い、周囲のプレイヤーにもダメージを与える。
「アトラクトボールッ!」
これは私がヨイニのスタンボールを参考に作ったカスタムスキルで、雷属性を持ちつつ行動停止と引き寄せ効果に特化したダメージ0のスキルだ。
周囲の水分を伝って全員に当たり判定が発生し、麻痺しながら私の方に吸い寄せられる様に吹き飛んでくる。
ひゃっほう! 入れ食いだね!
「パイルバンカァ! パイルバンカァ! パイルバンカァ!」
私の方へ無抵抗で飛んでくるプレイヤー達を、次々にパイルバンカーで串刺しにして吹き飛ばしていく。
ああ、楽しい……楽しすぎる!!!
私をキルしようとしたプレイヤーが逆に無抵抗でやられていく! ねぇねぇ、今どんな気持ち? 大勢で偉そうに正義マンやりに来て、ボッコボコにされるのどんな気持ち? でもしょうがないよね? 悪い奴を一方的に叩くのは気持ち良いもんね? 私もその気持ちわかるよ!
「キャヒッキャヒヒッキャヒャヒャヤッ!!!」
「こ、こいつやばすぎる……」
「パイルバンカー♪」
「た、たすけっ……」
「アトラクトボール!」
「あがっ……」
「パイルバンカー♡」
そうだ……あの頃はできなかったけど、あれを試してみよう。なんだか、今ならできる様な気がする。
「「パイルバンカー!」」
わっできた。
風間流裏秘技其乃一多重発声。特殊な肺の使用によって、一度に複数の言葉を発声する技術だ。
このゲームは攻撃スキルの発動にスキル名を口に出して言う必要があるので事実上、一度に発動できる攻撃スキルは1つまでと言う制約がある。だけどこの技術を使えば、その制限を突破できた。
「なっ」
「どうっ」
左右の手に発動したパイルバンカーで目の前のプレイヤーを2人、同時に切るする。
「ひはっひはは、ひひゃひゃひゃひゃ!」
できた! できたよ! ねぇ見てた!? お祖父様! お父様! アハハ! 誰も見てないよね。でも良いんだ。
このキャラクターなら、この世界なら……私はどこまでいけるのだろう? 現実でグチャグチャにひび割れた心が少しずつ修復されていく様な感覚に陥る。一度壊れた器は2度と元には戻らないのにね? でも、壊れた器だって湯水の如く水を注ぎ続ければ水を満たすことはできるよ!
うん? 頭上に違和感を感じる。
「あっやばいかも、アンチライトニング!」
ビカビカビカビカッ!!
雨を降らせた場所に沢山電気を流したし、討伐隊のほとんどは金属装備だ。強烈な雷が私を中心に落ちてくる。
次はアレをやってみよう。
「風間流裏秘技其乃二空蝉返し!」
一瞬にして全身の関節を僅かに外し、その状態で地面を蹴り上げる。全身の筋肉が1つにつながり、巨大なジャンプ台となって体を上空へ放り投げた。
かーらーのー! 風間流裏秘技其乃四雷返し!
説明しよう! 雷とは打たれた瞬間に体が損傷するわけではない。雷によって体に溜まってしまった電気が体の外へ流れる時に体を損傷するのだ!
雷返しは空中で金属製の武器に雷を受け、着地する前に放つ事で相手に雷の攻撃を放つことができる風間家に伝わる裏忍法の1つである!! しかもゲームスキルじゃないからMPも消費しない!
「キヒッキハハハハ、キャハハハハハハハハ!!」
丸焦げになった死体の山で感情が抑えきれず、大笑いしてしまう。ぜーんぶ、狩り尽くしちゃった。
「おうさまっ。てき、いた」
「うんうん、ありがとうー」
私に報告をくれた尻尾の生えたちっちゃい子は、この間"カオスルーラーの少女"のイベントでゲットしたNPCだ。プリエヤーと違って一度HPが0になれば2度と蘇らないからあまり戦闘には連れて行きたくなかったけど、今は斥候として手伝ってもらっている。
「さぁて、最後の狩りを始めようか」
討伐隊が邪魔でダンジョン攻略のプレイヤーが狩れないなら、代わりに討伐隊のプレイヤーを標的に狩りをすれば良いだけだ。
「キヒヒッ……」
MP回復用の料理を食べ終えて、ちょっと舌舐めずりをする。うん、ちゃんと美味しい味になってるよね。ゲームの中だから現実のお腹は膨れないけど、味を感じられる時点で充足感がある。
「ミドルレイン!」
カオスルーラーの子の1人がスキルを発動する。ミドルレインは小さい範囲に雨を降らせるスキルだ。ダメージは何も無いけど対象を"水濡れ"状態にできる"水濡れ"は状態異常の一種で、炎ダメージを軽減して、雷ダメージのダメージと有効範囲を拡張する性質があった。
「黒煙の投下開始」
私の片腕を上げて指示すると、隠れた位置から討伐隊を取り囲んでいたカオスルーラーのNPC達が一斉に黒煙玉を投げ込む。
黒煙玉の生成はアウトローのスキルが必要だけれど、アイテムの使用に関しては何の制限もない。
「おいっ黒煙が出たぞっ!」
降り出した雨に関しては特に言及しなかった討伐隊のプレイヤー達が、黒煙の発声には機敏に反応した。彼らの中にビリビリとした緊張感が走るのを遠くからでも感じることができる。
「な、なんだこの規模は……」
討伐隊のプレイヤー達が、異常な量の煙幕に驚いた様子で周囲を見渡す。そりゃそうだよね。普段の量とは比較にならない。
「「「ウィンドブラスト!」」」
討伐隊は陣形の中心に魔法使いを集めていた様で、彼らが全方位へ向かって彼らがスキルで突風を放ち、黒煙を吹き飛ばす。
「みんな、じゃんじゃん投げ込んでねー」
カオスルーラーのNPC達が私の指示で次々に黒煙玉を放り込んでいく。黒煙玉の生成にはそれなりにお金が必要だけど、それは狩れば狩るほど手に入るからね。お金で解決できる問題はお金で解決するのが我が家の家訓だ。
「キヒヒヒ……アンチライトニング、トンズラ!」
アンチライトニングのスキルで体に雷耐性を付与して、トンズラのスキルで私も黒煙の中に飛び込む。
「パイル・バンカァー!」
討伐隊のプレイヤーへパイルバンカーを打ち込む。
「あがっバババババババ!」
特攻ダメージが入って相手は一瞬で消し飛んだ。雷が水を伝い、周囲のプレイヤーにもダメージを与える。
「アトラクトボールッ!」
これは私がヨイニのスタンボールを参考に作ったカスタムスキルで、雷属性を持ちつつ行動停止と引き寄せ効果に特化したダメージ0のスキルだ。
周囲の水分を伝って全員に当たり判定が発生し、麻痺しながら私の方に吸い寄せられる様に吹き飛んでくる。
ひゃっほう! 入れ食いだね!
「パイルバンカァ! パイルバンカァ! パイルバンカァ!」
私の方へ無抵抗で飛んでくるプレイヤー達を、次々にパイルバンカーで串刺しにして吹き飛ばしていく。
ああ、楽しい……楽しすぎる!!!
私をキルしようとしたプレイヤーが逆に無抵抗でやられていく! ねぇねぇ、今どんな気持ち? 大勢で偉そうに正義マンやりに来て、ボッコボコにされるのどんな気持ち? でもしょうがないよね? 悪い奴を一方的に叩くのは気持ち良いもんね? 私もその気持ちわかるよ!
「キャヒッキャヒヒッキャヒャヒャヤッ!!!」
「こ、こいつやばすぎる……」
「パイルバンカー♪」
「た、たすけっ……」
「アトラクトボール!」
「あがっ……」
「パイルバンカー♡」
そうだ……あの頃はできなかったけど、あれを試してみよう。なんだか、今ならできる様な気がする。
「「パイルバンカー!」」
わっできた。
風間流裏秘技其乃一多重発声。特殊な肺の使用によって、一度に複数の言葉を発声する技術だ。
このゲームは攻撃スキルの発動にスキル名を口に出して言う必要があるので事実上、一度に発動できる攻撃スキルは1つまでと言う制約がある。だけどこの技術を使えば、その制限を突破できた。
「なっ」
「どうっ」
左右の手に発動したパイルバンカーで目の前のプレイヤーを2人、同時に切るする。
「ひはっひはは、ひひゃひゃひゃひゃ!」
できた! できたよ! ねぇ見てた!? お祖父様! お父様! アハハ! 誰も見てないよね。でも良いんだ。
このキャラクターなら、この世界なら……私はどこまでいけるのだろう? 現実でグチャグチャにひび割れた心が少しずつ修復されていく様な感覚に陥る。一度壊れた器は2度と元には戻らないのにね? でも、壊れた器だって湯水の如く水を注ぎ続ければ水を満たすことはできるよ!
うん? 頭上に違和感を感じる。
「あっやばいかも、アンチライトニング!」
ビカビカビカビカッ!!
雨を降らせた場所に沢山電気を流したし、討伐隊のほとんどは金属装備だ。強烈な雷が私を中心に落ちてくる。
次はアレをやってみよう。
「風間流裏秘技其乃二空蝉返し!」
一瞬にして全身の関節を僅かに外し、その状態で地面を蹴り上げる。全身の筋肉が1つにつながり、巨大なジャンプ台となって体を上空へ放り投げた。
かーらーのー! 風間流裏秘技其乃四雷返し!
説明しよう! 雷とは打たれた瞬間に体が損傷するわけではない。雷によって体に溜まってしまった電気が体の外へ流れる時に体を損傷するのだ!
雷返しは空中で金属製の武器に雷を受け、着地する前に放つ事で相手に雷の攻撃を放つことができる風間家に伝わる裏忍法の1つである!! しかもゲームスキルじゃないからMPも消費しない!
「キヒッキハハハハ、キャハハハハハハハハ!!」
丸焦げになった死体の山で感情が抑えきれず、大笑いしてしまう。ぜーんぶ、狩り尽くしちゃった。
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