34 / 36
飛行船を求めて
しおりを挟む
「今日の宿はあの町にしましょう」
昼過ぎ、まだ先に進む事ができるが、香澄の提案で街道沿いの町に泊まることになった。香澄は疲労困憊といった表情で訴える。
まあ、ゆっくり進めよう。
町のNPCからは特に有益な情報を聞くことが出来なかったが、モンスターを倒したお金で少し豪華な夕食をとり、俺たち四人はそれぞれ個室がある宿へと帰っていった。
歩けば床が軋む安普請に泊まっていた。廊下には灯火もなく、他の客のいびきが聞こえるほど薄い。その中を音を殺しゆっくり進む影があった。その影は涼が眠るドアの前にたどり着いた。
今まで良い宿に泊まっていたので出来なかったけど、こんな安い宿のノブは壊せそうね。弁償しろと言われても安くて済みそうだし。
その影の正体は栞だった。枕を片手に涼の部屋のノブに手をかける。そして限界まで回してそこからさらに力を加える。「ガキン」鍵の壊れる音がした。そしてやや強めに扉を開けた。空けた瞬間、壊れた鍵の一部が落下したが、栞の反射神経で床に落ちる前に拾い上げた。
あぶないあぶない。
扉を開けた栞は、壊れた鍵を慎重に床に置く。そして涼の眠るベッドへと近づいていった。
あの女が涼と添い寝していたんだから、私も仕掛けなくては。
そう思い、月明かりしか射さない仄暗い室内に入ると、涼の毛布が二つの山を作っていた。
涼以外にもう一人いる!
「鎬!!」
栞は叫んで、毛布を引き剥がした。するとそこにいたのは、京香ではなく香澄だった。二人とも熟睡しているようで、香澄は涼の胸の上で寝息を立てている。
「あ、あんたね~!!」
栞は香澄の襟を掴んで無理やり起こした。
「なに涼と添い寝しているのよ!」
その時、仄かに月明かりが入ってくる窓が勢いよく開いた。
「涼様!」
下着姿に刀を持った京香が姿を現す。
「真原、涼様の部屋で何を!」
その声にようやく香澄はおぼろげに目を覚ます。京香が抜刀して栞に飛び掛ってきたので、栞は香澄の手を放し、京香の刀を白羽取りする。
「あんたこそ、なんで声がして入ってくるまでの時間が早いのよ!」
そんなやり取りも気にせずに、香澄は目をこすりながら涼のベッドへ戻ろうとする。その香澄の襟を京香が掴む。三人の力が拮抗したところで、壊れた扉から宿屋の主人が怒鳴り込んできた。
「うるさいぞ! 出て行け!!」
俺は焚き火をいじりながら睡魔と闘っていた。他の三人は焚き火を囲んで寝ているようだが、起きている気配もする。香澄が俺のベッドで寝ていたのは、宿屋の主人に『婚約者だから鍵を貸して欲しい』と言って侵入したらしい。結局宿屋を追い出され、俺たちは野宿する羽目になった。
「はあ~~っ」
思いっきりため息が出る。俺が三人との関係をどうにかしないと、この小競り合いはずっと続くのだろう。何とかしなくてはいけないのだろうなぁ……。と考えているうちに答は行き詰まり、揺れる炎に意識を持っていかれそうになったとき、京香は半身を起こした。
「やはり涼様は寝ていてください。私たちが騒ぎを起こしたせいで、野宿することになったので」
まだ夜明けまでは二、三時間ある。
「まだ寝ていていいよ。俺は夜が明けてから一時間ほど寝かせてくれればいいから」
気が付けば、栞も香澄もうっすら目を開けてこちらを見ている。ばれていないとでも思っているのだろうか。多分俺が寝ないと、この三人は寝ないかもしれない。寝ている最中にモンスターに襲われる可能性もあるが、少しぐらい攻撃されても大丈夫な気がする。夜盗は勘弁して欲しいけど。
「じゃあ、やっぱり寝かせてもらってもいい? その代わり三人もちゃんと寝てくれ。今日の出発は昼ごろからでも大丈夫だろうから」
「はい、眠りましょう。涼様の体調も心配ですので」
栞と香澄も先ほどのことを反省しているのだろうか口を出さず、それを確認した俺は木に寄りかかりながら剣を抱き、まどろみの中に落ちていった。
焚き火は消え、底冷えのする中、俺はうっすらと目を覚ました。陽光が目の奥を押す。三人はすっかり寝ていて、何も問題はなかったようだ。腕を上に伸ばし、固まった体を伸ばすため強めに伸びをする。すでに火が消えた薪の様子から、三~四時間は眠っていたようだ。俺が立ったとたん京香が目覚め、続いて栞と香澄も目を覚まし、四人で朝日をぼんやりと眺めていた。
「朝食を食べたら、デイラックに行こう。とにかくベッドで寝たい」
朝食を食べ、半日も歩けばデイラックの街に着いた。道中のモンスターも徐々に強くなり、最後の街になるだろうと思った。ここで飛行船の情報を手に入れ、天空城バイオンへ乗り込むはずだったが、デイラックの街は広すぎた。飛行船の情報を手に入れて整理するまで四人で手分けして丸二日かかってしまった。俺と栞、京香は昼と夜のNPCの情報が違う為に寝ずに情報を集め、宿屋にいる香澄に報告し、彼女はそれを逐一書きとって情報を取捨選択し、まとめていく。飛行船のパーツを店やダンジョンなどで手に入れ、乗組員のスカウト、飛行船が眠っている場所など、やっと手に入れ方が分かった時には三日目の朝日が昇っていた。
眠気が極限まできていた。もう一人ぐらい仲間がいると楽だったろうに。
そのころ千景は、香澄が必死に情報を整理している部屋の隣で、ベッドに横になり、お菓子を買い込んで引きこもり生活をしていた。
「あ~~やっぱり私には、こんな生活が合ってるわ。あっ、このお菓子美味しい! どこで買ったんだっけ? まあいいや、まだお菓子は沢山あるし」
千景の日々は過ぎていく。
「眠い……、眠すぎる」
早く攻略しなくてはいけないという使命感みたいなものが、俺を何とか奮い立たせていたが、限界だった。香澄と京香も目が死んでいる。栞は椅子に仰け反り、大きく口を開けていびきをかいでいる。「いい加減、寝よう」
そう言った俺はテーブルに伏せるなり、速攻で落ちてしまった。
「やっと起きましたね」
一番俺の近くにいた香澄が嫣然という。
「十時間ぐらい眠ってましたよ」
「そんなに?」
「ええ、私たちはもう準備が出来ています。早く飛行船を復活させましょう」
一緒に俺の部屋にいる栞と京香も、俺の目を見てうなづく。
「わかった、行こうか」
俺は立ち上がって巻物を取り出し、剣と鎧を装備した。
飛行船の眠る王家の墓は砂漠の中にあったせいか保存状態はよく、砂嵐で開いた入り口で一旦止まり、必要な道具に忘れ物がないかチェックして、乗り込んだ。やはり終盤が近いせいかモンスターの強さもそこそこで、援護射撃する香澄の銃で一発で倒れない敵も出てきた。松明も結構使い、飛行船を守るドラゴンも三ターンほどで倒し、乗組員六人に手伝ってもらって、飛行船を半日ほどかけて整備した。
「旦那、いつでも動かせますぜ!」
乗組員の一人が快活な声で言う。
「よし、天蓋を開けて発進しよう」
船からの無線で天蓋が開く。全員乗り込んだのを確認してタラップを上げ、五本の巨大なプロペラが回りだす。プロペラに付いていた砂埃が舞い、差し込んできた月明かりを一瞬淡く黄色く染めるが、わずかな重力がかかり、飛行船は浮いて、夜空にかかる星々のきらめきが俺たちを出迎えてくれた。舞い上がった飛行船の振動に心地よさを感じながら、俺たちはデイラック近くの平原へと着陸した。
翌朝、片田舎の宿屋でのような騒動はなく目が覚めた。おそらく最後の朝だ。
飛行船があれば浮遊城バイオンにも乗り込める。おそらくゲーム的に、まだ未開の村やダンジョンにもいけるだろうが、俺たち四人のステータスはカンストしている。おそらく武防具の類はもういらないだろう。今日で終わらせることが出来る。そう思って気合を入れた後、巻物を開き武防具を装備した。そして重厚な扉を開けると、すでに三人は微妙な距離を保ちながら、俺の部屋の前で待っていた。
「……早いな、みんな」
「ええ、準備はとっくに出来ています。朝食をとったらバイオンを攻略しましょう」
「私が一番最初に待っていたんだけどね……」
「真原が涼様の部屋に入ろうとしていたのを、私が止めたのです」
「そ、そうか。朝食とったら道具屋で回復アイテムを買ってバイオンに行こう」
何か一悶着があったらしいが、詳しくは聞かない。被害がなくてよかった。
昼過ぎ、まだ先に進む事ができるが、香澄の提案で街道沿いの町に泊まることになった。香澄は疲労困憊といった表情で訴える。
まあ、ゆっくり進めよう。
町のNPCからは特に有益な情報を聞くことが出来なかったが、モンスターを倒したお金で少し豪華な夕食をとり、俺たち四人はそれぞれ個室がある宿へと帰っていった。
歩けば床が軋む安普請に泊まっていた。廊下には灯火もなく、他の客のいびきが聞こえるほど薄い。その中を音を殺しゆっくり進む影があった。その影は涼が眠るドアの前にたどり着いた。
今まで良い宿に泊まっていたので出来なかったけど、こんな安い宿のノブは壊せそうね。弁償しろと言われても安くて済みそうだし。
その影の正体は栞だった。枕を片手に涼の部屋のノブに手をかける。そして限界まで回してそこからさらに力を加える。「ガキン」鍵の壊れる音がした。そしてやや強めに扉を開けた。空けた瞬間、壊れた鍵の一部が落下したが、栞の反射神経で床に落ちる前に拾い上げた。
あぶないあぶない。
扉を開けた栞は、壊れた鍵を慎重に床に置く。そして涼の眠るベッドへと近づいていった。
あの女が涼と添い寝していたんだから、私も仕掛けなくては。
そう思い、月明かりしか射さない仄暗い室内に入ると、涼の毛布が二つの山を作っていた。
涼以外にもう一人いる!
「鎬!!」
栞は叫んで、毛布を引き剥がした。するとそこにいたのは、京香ではなく香澄だった。二人とも熟睡しているようで、香澄は涼の胸の上で寝息を立てている。
「あ、あんたね~!!」
栞は香澄の襟を掴んで無理やり起こした。
「なに涼と添い寝しているのよ!」
その時、仄かに月明かりが入ってくる窓が勢いよく開いた。
「涼様!」
下着姿に刀を持った京香が姿を現す。
「真原、涼様の部屋で何を!」
その声にようやく香澄はおぼろげに目を覚ます。京香が抜刀して栞に飛び掛ってきたので、栞は香澄の手を放し、京香の刀を白羽取りする。
「あんたこそ、なんで声がして入ってくるまでの時間が早いのよ!」
そんなやり取りも気にせずに、香澄は目をこすりながら涼のベッドへ戻ろうとする。その香澄の襟を京香が掴む。三人の力が拮抗したところで、壊れた扉から宿屋の主人が怒鳴り込んできた。
「うるさいぞ! 出て行け!!」
俺は焚き火をいじりながら睡魔と闘っていた。他の三人は焚き火を囲んで寝ているようだが、起きている気配もする。香澄が俺のベッドで寝ていたのは、宿屋の主人に『婚約者だから鍵を貸して欲しい』と言って侵入したらしい。結局宿屋を追い出され、俺たちは野宿する羽目になった。
「はあ~~っ」
思いっきりため息が出る。俺が三人との関係をどうにかしないと、この小競り合いはずっと続くのだろう。何とかしなくてはいけないのだろうなぁ……。と考えているうちに答は行き詰まり、揺れる炎に意識を持っていかれそうになったとき、京香は半身を起こした。
「やはり涼様は寝ていてください。私たちが騒ぎを起こしたせいで、野宿することになったので」
まだ夜明けまでは二、三時間ある。
「まだ寝ていていいよ。俺は夜が明けてから一時間ほど寝かせてくれればいいから」
気が付けば、栞も香澄もうっすら目を開けてこちらを見ている。ばれていないとでも思っているのだろうか。多分俺が寝ないと、この三人は寝ないかもしれない。寝ている最中にモンスターに襲われる可能性もあるが、少しぐらい攻撃されても大丈夫な気がする。夜盗は勘弁して欲しいけど。
「じゃあ、やっぱり寝かせてもらってもいい? その代わり三人もちゃんと寝てくれ。今日の出発は昼ごろからでも大丈夫だろうから」
「はい、眠りましょう。涼様の体調も心配ですので」
栞と香澄も先ほどのことを反省しているのだろうか口を出さず、それを確認した俺は木に寄りかかりながら剣を抱き、まどろみの中に落ちていった。
焚き火は消え、底冷えのする中、俺はうっすらと目を覚ました。陽光が目の奥を押す。三人はすっかり寝ていて、何も問題はなかったようだ。腕を上に伸ばし、固まった体を伸ばすため強めに伸びをする。すでに火が消えた薪の様子から、三~四時間は眠っていたようだ。俺が立ったとたん京香が目覚め、続いて栞と香澄も目を覚まし、四人で朝日をぼんやりと眺めていた。
「朝食を食べたら、デイラックに行こう。とにかくベッドで寝たい」
朝食を食べ、半日も歩けばデイラックの街に着いた。道中のモンスターも徐々に強くなり、最後の街になるだろうと思った。ここで飛行船の情報を手に入れ、天空城バイオンへ乗り込むはずだったが、デイラックの街は広すぎた。飛行船の情報を手に入れて整理するまで四人で手分けして丸二日かかってしまった。俺と栞、京香は昼と夜のNPCの情報が違う為に寝ずに情報を集め、宿屋にいる香澄に報告し、彼女はそれを逐一書きとって情報を取捨選択し、まとめていく。飛行船のパーツを店やダンジョンなどで手に入れ、乗組員のスカウト、飛行船が眠っている場所など、やっと手に入れ方が分かった時には三日目の朝日が昇っていた。
眠気が極限まできていた。もう一人ぐらい仲間がいると楽だったろうに。
そのころ千景は、香澄が必死に情報を整理している部屋の隣で、ベッドに横になり、お菓子を買い込んで引きこもり生活をしていた。
「あ~~やっぱり私には、こんな生活が合ってるわ。あっ、このお菓子美味しい! どこで買ったんだっけ? まあいいや、まだお菓子は沢山あるし」
千景の日々は過ぎていく。
「眠い……、眠すぎる」
早く攻略しなくてはいけないという使命感みたいなものが、俺を何とか奮い立たせていたが、限界だった。香澄と京香も目が死んでいる。栞は椅子に仰け反り、大きく口を開けていびきをかいでいる。「いい加減、寝よう」
そう言った俺はテーブルに伏せるなり、速攻で落ちてしまった。
「やっと起きましたね」
一番俺の近くにいた香澄が嫣然という。
「十時間ぐらい眠ってましたよ」
「そんなに?」
「ええ、私たちはもう準備が出来ています。早く飛行船を復活させましょう」
一緒に俺の部屋にいる栞と京香も、俺の目を見てうなづく。
「わかった、行こうか」
俺は立ち上がって巻物を取り出し、剣と鎧を装備した。
飛行船の眠る王家の墓は砂漠の中にあったせいか保存状態はよく、砂嵐で開いた入り口で一旦止まり、必要な道具に忘れ物がないかチェックして、乗り込んだ。やはり終盤が近いせいかモンスターの強さもそこそこで、援護射撃する香澄の銃で一発で倒れない敵も出てきた。松明も結構使い、飛行船を守るドラゴンも三ターンほどで倒し、乗組員六人に手伝ってもらって、飛行船を半日ほどかけて整備した。
「旦那、いつでも動かせますぜ!」
乗組員の一人が快活な声で言う。
「よし、天蓋を開けて発進しよう」
船からの無線で天蓋が開く。全員乗り込んだのを確認してタラップを上げ、五本の巨大なプロペラが回りだす。プロペラに付いていた砂埃が舞い、差し込んできた月明かりを一瞬淡く黄色く染めるが、わずかな重力がかかり、飛行船は浮いて、夜空にかかる星々のきらめきが俺たちを出迎えてくれた。舞い上がった飛行船の振動に心地よさを感じながら、俺たちはデイラック近くの平原へと着陸した。
翌朝、片田舎の宿屋でのような騒動はなく目が覚めた。おそらく最後の朝だ。
飛行船があれば浮遊城バイオンにも乗り込める。おそらくゲーム的に、まだ未開の村やダンジョンにもいけるだろうが、俺たち四人のステータスはカンストしている。おそらく武防具の類はもういらないだろう。今日で終わらせることが出来る。そう思って気合を入れた後、巻物を開き武防具を装備した。そして重厚な扉を開けると、すでに三人は微妙な距離を保ちながら、俺の部屋の前で待っていた。
「……早いな、みんな」
「ええ、準備はとっくに出来ています。朝食をとったらバイオンを攻略しましょう」
「私が一番最初に待っていたんだけどね……」
「真原が涼様の部屋に入ろうとしていたのを、私が止めたのです」
「そ、そうか。朝食とったら道具屋で回復アイテムを買ってバイオンに行こう」
何か一悶着があったらしいが、詳しくは聞かない。被害がなくてよかった。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
SSS級宮廷錬金術師のダンジョン配信スローライフ
桜井正宗
ファンタジー
帝国領の田舎に住む辺境伯令嬢アザレア・グラジオラスは、父親の紹介で知らない田舎貴族と婚約させられそうになった。けれど、アザレアは宮廷錬金術師に憧れていた。
こっそりと家出をしたアザレアは、右も左も分からないままポインセチア帝国を目指す。
SSS級宮廷錬金術師になるべく、他の錬金術師とは違う独自のポーションを開発していく。
やがて帝国から目をつけられたアザレアは、念願が叶う!?
人生逆転して、のんびりスローライフ!
【R18】異世界魔剣士のハーレム冒険譚~病弱青年は転生し、極上の冒険と性活を目指す~
泰雅
ファンタジー
病弱ひ弱な青年「青峰レオ」は、その悲惨な人生を女神に同情され、異世界に転生することに。
女神曰く、異世界で人生をしっかり楽しめということらしいが、何か裏がある予感も。
そんなことはお構いなしに才覚溢れる冒険者となり、女の子とお近づきになりまくる状況に。
冒険もエロも楽しみたい人向け、大人の異世界転生冒険活劇始まります。
・【♡(お相手の名前)】はとりあえずエロイことしています。悪しからず。
・【☆】は挿絵があります。AI生成なので細部などの再現は甘いですが、キャラクターのイメージをお楽しみください。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体・思想・名称などとは一切関係ありません。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
※この物語のえちちなシーンがある登場人物は全員18歳以上の設定です。
魔兵機士ヴァイスグリード
八神 凪
ファンタジー
惑星歴95年。
人が宇宙に進出して100年が到達しようとしていた。
宇宙居住区の完成により地球と宇宙に住む人間はやがてさらなる外宇宙にも旅立つことが可能となっていた。
だが、地球以外にも当然ながら知的生命体は存在する。
地球人の行動範囲が広がる中、外宇宙プロメテラ銀河に住む『メビウス』という異星人が突如として姿を現し、地球へ侵攻を開始。
『メビウス』は人型兵器を使い、地球からもっとも遠い木星に近い宇宙居住区を攻撃。実に数千万の命が失われることになった。
すぐに対抗戦力を向ける地球側。
しかし、地球人同士の戦争やいざこざが多少あったものの、比較的平和な時を過ごしてきた地球人類にこの攻撃を防ぐことはできなかった。
さらに高機動と人間を模した兵器は両手による武装の取り回しが容易な敵に対し、宙用軍艦や宙間戦闘機では防戦一方を強いられることになる。
――そして開戦から五年。
日本のロボットアニメを参考にして各国の協力の下、地球側にもついに人型兵器が完成した。
急ピッチに製造されたものの、『メビウス』側に劣らず性能を発揮した地球性人型兵器『ヴァッフェリーゼ』の活躍により反抗戦力として木星宙域の敵の撤退を成功させた。
そこから2年。
膠着状態になった『メビウス』のさらなる侵攻に備え、地球ではパイロットの育成に精を出す。
パイロット候補である神代 凌空(かみしろ りく)もまたその一人で、今日も打倒『メビウス』を胸に訓練を続けていた。
いつもの編隊機動。訓練が開始されるまでは、そう思っていた。
だが、そこへ『メビウス』の強襲。
壊滅する部隊。
死の縁の中、凌空は不思議な声を聞く。
【誰か……この国を……!】
そして彼は誘われる。
剣と魔法がある世界『ファーベル』へ。
人型兵器と融合してしまった彼の運命はどう転がっていくのか――
キャンピングカーで往く異世界徒然紀行
タジリユウ
ファンタジー
《第4回次世代ファンタジーカップ 面白スキル賞》
【書籍化!】
コツコツとお金を貯めて念願のキャンピングカーを手に入れた主人公。
早速キャンピングカーで初めてのキャンプをしたのだが、次の日目が覚めるとそこは異世界であった。
そしていつの間にかキャンピングカーにはナビゲーション機能、自動修復機能、燃料補給機能など様々な機能を拡張できるようになっていた。
道中で出会ったもふもふの魔物やちょっと残念なエルフを仲間に加えて、キャンピングカーで異世界をのんびりと旅したいのだが…
※旧題)チートなキャンピングカーで旅する異世界徒然紀行〜もふもふと愉快な仲間を添えて〜
※カクヨム様でも投稿をしております
チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!
芽狐
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️
ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。
嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる!
転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。
新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか??
更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる