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真実 2
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「ないわよ。だって夢を見ているのと、ほとんど同じだから」
返ってきたあっさりとした口調に俺は間抜けな声を出した。
「夢?」
「そう、凪野君、試しにソフトを抜いて、電源を入れてみて」
俺は言われた通り、ポケットからゲーム機を出してソフトを取り出し電源を入れてみた。すると緑色の画面が現れる。
「それを素早く振ってみて」
「こうですか?」と振ってみると、その画面は単に光っているだけではない事が分かった。
「あっ、点滅してますね。それに一瞬だけど所々で赤い色も混じっている」
「そう、それはノンレム睡眠の時の脳波と、同じ周波数で点滅しているの。夢を見ていると同じ状態ね。色の波長は企業秘密だけど。そして……」
そう言って、万里加さんはポーチの中から少し形は違うが同じようなゲーム機を出して膝の上に置き、そしてタイトルが書いてないソフトを取り出す。
「これにテスト用のソフト嵌めて電源を入れて、あ、凪野君は画面を見てて」
そう言われて画面に目を落とすと、俺はいつの間にか砂浜に立っていた。遠浅の海が眼前に広がり、その先はエメラルドブルーに輝いていた。打ち寄せる潮の香りが、緩やかな風に運ばれて鼻腔をくすぐる。ぎらつく太陽も、俺の肌を刺激していた。
「凪野君、こっちこっち!」
万里加さんの声に俺は振り向く。ドリンクを片手に、ビーチチェアに座ってくつろぐ赤いビキニの万里加さんがいた。
「万里加さん、ここは?」
「夢の中の世界よ。正確には夢と催眠状態の混在した感じかしら」
京香や栞、香澄もいない。今までと違ったパターンだ。
「凄いですね、この技術……、夢や催眠とは思えない」
「でしょう。私のゲーム機はバージョンアップしたから、すんなり入って行けるの。でもあのプロトタイプだけは回収しておきたくて」
「プロトタイプに何か不具合でも?」
「いいえ、何回か妹の千景とやってみたんだけど、なかなか上手くいかなくて、ちょっとAIをいじったのが、私のバージョンアップしたゲーム機ね。まだ完璧ではないのだけれど」
「この現象のメカニズムは?」
「私の研究結果では、夢は睡眠障害がない限り、数瞬で見ることが解ったわ。それをあのゲーム機の、MMI(マン・マシン・インターフェイス)が助長、強化してくれるの」
「はあ……」
俺には、まだまだ分からない事だらけだ。俺は漠然と、足元の砂をすくう。さらさらと指の間を流れる砂は、重力加速度を見事に再現していた。
「じゃあ、そろそろ戻りましょうか」
そう言った万里加さんは、左手の腕時計のダイヤルを回す。すると途端に白い靄に包まれ、気づいたら香澄の家のソファーに座っていた。
「なんか異世界みたいだ……」
そう呟く俺に、香澄、栞、京香も不思議そうな顔をしていた。
「ところで二宮さん」
香澄が万里加さんの隣に座り、話しかけた。「このゲーム機が完成したら、私に先行販売していただけませんか? 二個でいいので」
「先行販売……、うーん、まだ学会にも発表してないし……」
渋る万里加さんを前に、香澄はどこからか電卓を取り出し、それに数字を打ち込んでいく。
「これぐらいでいかがでしょう」
電卓を覗き込んだ万里加さんは、瞠目した。
「ちょ、ちょっと考えさせて下さい」
万里加さん、チョロイな。でもいくら提示されたのだろう。恐ろしくて俺は聞けなかった。
万里加さんと別れた後、俺と栞は緊張の面持ちで飲み物を啜っていた。俺の前にはカプチーノ、栞の前にはタピオカ入り抹茶ココナッツミルクが置かれている。ゲーム機について、香澄の提案でカフェで話し合うことにしたのだが、俺と栞は緊張を隠せない。一般の高校生が通うようなファミレスではなく、お洒落なオープンテラスのあるカフェだった。お値段も五口で飲み干せるような小さなカップで生意気にも千二百円である。特に俺はチビチビと味わって飲んでいた。
「それよりか、どういった条件でプロトタイプのゲーム機が発動するのか、なんです」
骨董品のような華美なカップを置きながら、香澄は俺に意見を求める。
「ん!? あ、そうだよね」
舐めるように飲んでいたコーヒーカップを置いて、俺は緊張を誤魔化すように言った。
「さっきから色々聞いていたところ、感情が高ぶった時に発動した、ということなんだよ」
俺はテーブルの上に置いたゲーム機を見つめる。
「でも、それだけが条件じゃなさそうだね。時間とかタイミングとか、他に条件がありそうだし、それも一つじゃないみたいだ。栞は二回目の世界に行ったとき、『桜の木の下で』をやっていたんだよね」
最後のタピオカと戦っていた栞は、一旦顔を上げる。
「うん。そう……。部屋のベッドに寝転がり、また『桜の木の下で』が始まらないか待っていた」
「じゃあ一度飛ばされた人は、AIの判断でソフトの関係なしに飛ばされる可能性が高いのか……」
俺は言葉に出して条件を列挙していく。
「ゲームのスイッチを入れていない俺があっちの世界に飛ばされた理由は何だろうな。判らな……」
コーヒーに手を伸ばそうとしていた俺は、三人の冷やかな視線に気付く。
「涼君は意外と唐変木なんですね。私がこんなに慕っているのに」
「それは私が涼のことを考えていたからでしょ」
栞と香澄は半眼で俺を見つめ、京香はやや頬を赤らめながらも咎めるような視線でコクコク頷く。
「そ、そっか……」
俺は後頭部を掻きながらコーヒーを流し込んだ。気まずさに折角のコーヒーの味が分からない。
「まあ……でも、ゲーム機を持っている人の間で意思の伝達が出来るのは確定として……」
「条件よね……。一人っきりのとき、とか?」
タピオカを制覇した栞がつぶやく。
「それはさっき万里加さんに引き込まれたから、ないだろう」
京香は俺と同じコーヒーを時々口に含んでいるぐらいで、話題にあまり興味がないようだった。
香澄がカップとソーサーを音を立てずに置いて聞く。
「三人ともあまりゲームをやらないのですか?」
「俺はゲーム自体に興味はないけど、このゲーム機だけは別だね」
「私は昨日の夜、画面を見ただけで引き込まれた」
京香も続いて言う。
「私、『桜の木の下で』をやっていたのに、違うゲームになっちゃった。それに私、機械苦手だもん。弟も苦手だし。……これは遺伝かも」
遺伝はないだろ……。
「あーあ、それにしても、また『桜の木の下で』が発動しないかな。私、またデートしたいのに」
「真原、我が伴侶と『デート』とは聞き捨てならないな!」
「なんですって、よりにもよって伴侶って。二度とそんな口きけない様にしてやるわ!」
その言葉に京香は立ち上がって、竹刀袋に手を掛ける。
「待て待て待て! 落ち着けって二人とも!!」
竹刀袋から日本刀が出て来たことに、テラス席の客が騒然とし始めた。
「全く、品性が疑われますわ」
香澄だけは落ち着いていて紅茶を啜っていた。
結局カフェを追い出されて、俺たち四人は近くのファミレスへと移動した。やはりこういうところが落ち着く。
ちなみに、カフェの代金は香澄がカードで払ってくれた。
御馳走様でした。味は覚えていないけど。
「万里加さんには聞いてなかったけど、ゲームがもしクリアーできなければ、どうなるんだろう?」
「まー、私としては毎回、涼と色々な経験が出来るから、正直楽しみにしているんだけどね」
今度は緊張することなく、海鮮丼を貪りつつ栞は呟く。
「次も勝つのは私だがな……」
「こら、また余計な挑発をするな京香。でも、とりあえず、これぐらいかな……、今分かっている事と言えば」
「そうですね。今夜また飛ばされるかもしれないし、ひょっとしたら暫く間が空くかもしれない」
香澄はちらりと腕時計を見た。そして表情も変えず話しだす。
「ではそろそろお開きとしましょうか、もう少し涼君と話したいのですが、習い事がありますので。ところで涼君、明日は空いてますか? 二人で水族館行きません?」
香澄が恋敵二人の前で推してきた。
京香が香澄との間に割って入った。
「涼様、明日はあの日では……」
「ああ、そう、香澄、悪いけど明日はちょっと」
「あの日ってあに? おひえてよ、わらひもひくからね!」
栞が立ち上がって、身を乗り出す。
「呑み込んで話せ、ちゃんと待つから」
俺は後頭部を掻きながら「爺ちゃんの命日だ」と言った。
「お爺様の命日でしたの? そうでしたら、明日私の車でお迎えします! 一緒に参りましょう」
祖父の命日の事を当然のように話した俺を見て、京香は目を瞠る。
「涼様、何故話されたんですか! 二人だけの秘密にしたいと思ってましたのに!」
京香はポカポカと軽く俺の肩口を叩く。以前の京香には見られない仕草だった。
「だって言わないと、この場が収まらないだろ」
そんな京香を見ながら諭す。
「午前中は準備とかで忙しいから、午後からになると思う。それに賑やかだと御祖父ちゃんも喜ぶし、いいんじゃないか」
「そんな……」
しゅんと項垂れる京香だったが、栞は俄然気合が入った。
「よしっ! じゃあ解散!」
今度は、食べ終わった栞が宣した。
返ってきたあっさりとした口調に俺は間抜けな声を出した。
「夢?」
「そう、凪野君、試しにソフトを抜いて、電源を入れてみて」
俺は言われた通り、ポケットからゲーム機を出してソフトを取り出し電源を入れてみた。すると緑色の画面が現れる。
「それを素早く振ってみて」
「こうですか?」と振ってみると、その画面は単に光っているだけではない事が分かった。
「あっ、点滅してますね。それに一瞬だけど所々で赤い色も混じっている」
「そう、それはノンレム睡眠の時の脳波と、同じ周波数で点滅しているの。夢を見ていると同じ状態ね。色の波長は企業秘密だけど。そして……」
そう言って、万里加さんはポーチの中から少し形は違うが同じようなゲーム機を出して膝の上に置き、そしてタイトルが書いてないソフトを取り出す。
「これにテスト用のソフト嵌めて電源を入れて、あ、凪野君は画面を見てて」
そう言われて画面に目を落とすと、俺はいつの間にか砂浜に立っていた。遠浅の海が眼前に広がり、その先はエメラルドブルーに輝いていた。打ち寄せる潮の香りが、緩やかな風に運ばれて鼻腔をくすぐる。ぎらつく太陽も、俺の肌を刺激していた。
「凪野君、こっちこっち!」
万里加さんの声に俺は振り向く。ドリンクを片手に、ビーチチェアに座ってくつろぐ赤いビキニの万里加さんがいた。
「万里加さん、ここは?」
「夢の中の世界よ。正確には夢と催眠状態の混在した感じかしら」
京香や栞、香澄もいない。今までと違ったパターンだ。
「凄いですね、この技術……、夢や催眠とは思えない」
「でしょう。私のゲーム機はバージョンアップしたから、すんなり入って行けるの。でもあのプロトタイプだけは回収しておきたくて」
「プロトタイプに何か不具合でも?」
「いいえ、何回か妹の千景とやってみたんだけど、なかなか上手くいかなくて、ちょっとAIをいじったのが、私のバージョンアップしたゲーム機ね。まだ完璧ではないのだけれど」
「この現象のメカニズムは?」
「私の研究結果では、夢は睡眠障害がない限り、数瞬で見ることが解ったわ。それをあのゲーム機の、MMI(マン・マシン・インターフェイス)が助長、強化してくれるの」
「はあ……」
俺には、まだまだ分からない事だらけだ。俺は漠然と、足元の砂をすくう。さらさらと指の間を流れる砂は、重力加速度を見事に再現していた。
「じゃあ、そろそろ戻りましょうか」
そう言った万里加さんは、左手の腕時計のダイヤルを回す。すると途端に白い靄に包まれ、気づいたら香澄の家のソファーに座っていた。
「なんか異世界みたいだ……」
そう呟く俺に、香澄、栞、京香も不思議そうな顔をしていた。
「ところで二宮さん」
香澄が万里加さんの隣に座り、話しかけた。「このゲーム機が完成したら、私に先行販売していただけませんか? 二個でいいので」
「先行販売……、うーん、まだ学会にも発表してないし……」
渋る万里加さんを前に、香澄はどこからか電卓を取り出し、それに数字を打ち込んでいく。
「これぐらいでいかがでしょう」
電卓を覗き込んだ万里加さんは、瞠目した。
「ちょ、ちょっと考えさせて下さい」
万里加さん、チョロイな。でもいくら提示されたのだろう。恐ろしくて俺は聞けなかった。
万里加さんと別れた後、俺と栞は緊張の面持ちで飲み物を啜っていた。俺の前にはカプチーノ、栞の前にはタピオカ入り抹茶ココナッツミルクが置かれている。ゲーム機について、香澄の提案でカフェで話し合うことにしたのだが、俺と栞は緊張を隠せない。一般の高校生が通うようなファミレスではなく、お洒落なオープンテラスのあるカフェだった。お値段も五口で飲み干せるような小さなカップで生意気にも千二百円である。特に俺はチビチビと味わって飲んでいた。
「それよりか、どういった条件でプロトタイプのゲーム機が発動するのか、なんです」
骨董品のような華美なカップを置きながら、香澄は俺に意見を求める。
「ん!? あ、そうだよね」
舐めるように飲んでいたコーヒーカップを置いて、俺は緊張を誤魔化すように言った。
「さっきから色々聞いていたところ、感情が高ぶった時に発動した、ということなんだよ」
俺はテーブルの上に置いたゲーム機を見つめる。
「でも、それだけが条件じゃなさそうだね。時間とかタイミングとか、他に条件がありそうだし、それも一つじゃないみたいだ。栞は二回目の世界に行ったとき、『桜の木の下で』をやっていたんだよね」
最後のタピオカと戦っていた栞は、一旦顔を上げる。
「うん。そう……。部屋のベッドに寝転がり、また『桜の木の下で』が始まらないか待っていた」
「じゃあ一度飛ばされた人は、AIの判断でソフトの関係なしに飛ばされる可能性が高いのか……」
俺は言葉に出して条件を列挙していく。
「ゲームのスイッチを入れていない俺があっちの世界に飛ばされた理由は何だろうな。判らな……」
コーヒーに手を伸ばそうとしていた俺は、三人の冷やかな視線に気付く。
「涼君は意外と唐変木なんですね。私がこんなに慕っているのに」
「それは私が涼のことを考えていたからでしょ」
栞と香澄は半眼で俺を見つめ、京香はやや頬を赤らめながらも咎めるような視線でコクコク頷く。
「そ、そっか……」
俺は後頭部を掻きながらコーヒーを流し込んだ。気まずさに折角のコーヒーの味が分からない。
「まあ……でも、ゲーム機を持っている人の間で意思の伝達が出来るのは確定として……」
「条件よね……。一人っきりのとき、とか?」
タピオカを制覇した栞がつぶやく。
「それはさっき万里加さんに引き込まれたから、ないだろう」
京香は俺と同じコーヒーを時々口に含んでいるぐらいで、話題にあまり興味がないようだった。
香澄がカップとソーサーを音を立てずに置いて聞く。
「三人ともあまりゲームをやらないのですか?」
「俺はゲーム自体に興味はないけど、このゲーム機だけは別だね」
「私は昨日の夜、画面を見ただけで引き込まれた」
京香も続いて言う。
「私、『桜の木の下で』をやっていたのに、違うゲームになっちゃった。それに私、機械苦手だもん。弟も苦手だし。……これは遺伝かも」
遺伝はないだろ……。
「あーあ、それにしても、また『桜の木の下で』が発動しないかな。私、またデートしたいのに」
「真原、我が伴侶と『デート』とは聞き捨てならないな!」
「なんですって、よりにもよって伴侶って。二度とそんな口きけない様にしてやるわ!」
その言葉に京香は立ち上がって、竹刀袋に手を掛ける。
「待て待て待て! 落ち着けって二人とも!!」
竹刀袋から日本刀が出て来たことに、テラス席の客が騒然とし始めた。
「全く、品性が疑われますわ」
香澄だけは落ち着いていて紅茶を啜っていた。
結局カフェを追い出されて、俺たち四人は近くのファミレスへと移動した。やはりこういうところが落ち着く。
ちなみに、カフェの代金は香澄がカードで払ってくれた。
御馳走様でした。味は覚えていないけど。
「万里加さんには聞いてなかったけど、ゲームがもしクリアーできなければ、どうなるんだろう?」
「まー、私としては毎回、涼と色々な経験が出来るから、正直楽しみにしているんだけどね」
今度は緊張することなく、海鮮丼を貪りつつ栞は呟く。
「次も勝つのは私だがな……」
「こら、また余計な挑発をするな京香。でも、とりあえず、これぐらいかな……、今分かっている事と言えば」
「そうですね。今夜また飛ばされるかもしれないし、ひょっとしたら暫く間が空くかもしれない」
香澄はちらりと腕時計を見た。そして表情も変えず話しだす。
「ではそろそろお開きとしましょうか、もう少し涼君と話したいのですが、習い事がありますので。ところで涼君、明日は空いてますか? 二人で水族館行きません?」
香澄が恋敵二人の前で推してきた。
京香が香澄との間に割って入った。
「涼様、明日はあの日では……」
「ああ、そう、香澄、悪いけど明日はちょっと」
「あの日ってあに? おひえてよ、わらひもひくからね!」
栞が立ち上がって、身を乗り出す。
「呑み込んで話せ、ちゃんと待つから」
俺は後頭部を掻きながら「爺ちゃんの命日だ」と言った。
「お爺様の命日でしたの? そうでしたら、明日私の車でお迎えします! 一緒に参りましょう」
祖父の命日の事を当然のように話した俺を見て、京香は目を瞠る。
「涼様、何故話されたんですか! 二人だけの秘密にしたいと思ってましたのに!」
京香はポカポカと軽く俺の肩口を叩く。以前の京香には見られない仕草だった。
「だって言わないと、この場が収まらないだろ」
そんな京香を見ながら諭す。
「午前中は準備とかで忙しいから、午後からになると思う。それに賑やかだと御祖父ちゃんも喜ぶし、いいんじゃないか」
「そんな……」
しゅんと項垂れる京香だったが、栞は俄然気合が入った。
「よしっ! じゃあ解散!」
今度は、食べ終わった栞が宣した。
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