4 / 103
4. 日頃の努力が実りました?
しおりを挟む
5歳になったリーナです。
なんと新しい加護が付いた。加護は普通一人一つで、加護から派生するのは加護由来のスキルらしいけど何か変わったのが付いている。
リーナ・アプリコット。
5歳
加護『液体』レベル4
加護『隠蔽』レベル1
「隠蔽」これってこっそり隠れるのに最適のスキルなの。やっぱりコソコソと夜中に厨房を漁ってたり、隠れてあちこち行っているせいかもしれない。日頃の努力が実ったのかも? 両手で持てる物なら隠蔽のスキルで隠してそのまま運べる。しかも、そのまま隅っこに隠して置ける。ウフフ。
つまり、食料を貯めこめる私専用食糧庫が手に入った。バンザーイ。ただし、5か所だけで手のひらサイズだからあまり量的には多くない。でも、私は幼女だからそんなに量はいらないし、時間経過がないっていうのが本当にありがたい。
やっぱり、お肉とかお肉とかお肉は食べたいよ。それもきちんと料理している奴。ハムやチーズにソーセージだって好物だもの。だって、育ち盛りだよ。だからこっそりと手に入れているけど、流石に生肉は手に入れても料理できないから、ハムとチーズを主に食べている。
ここは貴族の家のせいか食料は豊富で少々減っていても誰も気づかないみたい。多分、誰かがつまみ食いしているとお互いに思っているのかも。犯人は私です。なんてね。
パンは貰えるからミルクに浸しておいたり、私が出すスープは熱々で出てくるからパンを中に入れると柔らかくて美味しくなるのは有難い。『液体』の加護のレベルが上がったおかげでポーションの効果が小から中になったので、ポーション飲んだらとても体調がいいし、お肌の調子も良いように思う。
キチンとした食事は3度、3度出されるけど乳母とシオが食べるし、その時は使用人の食事を貰えるけど時々ギーガが来ると全部食べられてしまう。乳母は居なくなると思ったのに子供ができてなくて結局このまま私のところにいる。12歳の加護の儀まで私の面倒を見るんですって。面倒なんか見てもらったことはないけどね。
「いいわねえ。お嬢様は食べなくても平気なんだから。羨ましいわ」
「かーさん、それはダイエットっていうんだよ。オジョウーさまの我儘なんだぜ」
「もう、本当にダメなオジョー様ね。お兄ちゃんのお嫁さんになったらきちんと躾けてね」
「ああ、俺の嫁になったら我儘は言わせない。働かざる者食うべからずだし、何させようかな」
「お嬢様が我が家の使用人になるなんて、まぁ、ホホ。可哀そうねえ」
ほんと好き勝手なことばかり言っているけど、この人達の中では私が使用人に落とされるのは確定なのね……。お嫁さんと言いつつ乳母の家の使用人って……。乳母の家ってどんな家なんだか。
それにしてもギーガ、どこでその偉そうな言いかた覚えてきたの? 乳母の家族が怖いよ。
わたし、加護はあるのよ。二つも。しかも、かなり私的には有用な加護。なんだけどねぇー、誰にも言えない。
何とか、この加護がバレル前に逃げようと思う。
そして、何故乳母が私を虐待しても問題にならないかが分かった。
領主の加護で領主の子供は危害が加えられないようになっている。だけど、子供に加護が与えられると領主の加護は取れるから又、改めて加護を掛けなおさなくてはならない。
でもね、私はすでに二つの加護を手にしているから、とっくの昔に領主の加護は外れている。もっとも、この液体の加護がなければ栄養不足で死んでいたかもしれないから今更かしら~。
そして、どうやら普通の加護にはレベルとかはないらしい。使っているうちに段々と効力が強くなるそうだ。つまり、レベルが上がっているんだろうけど、それを調べる方法とかはないみたい。
つまり、私の加護のレベルがわかるステータスは特別って事。
ただ、問題はここの領主は専制君主みたいで人の話というか子供の話なんか一切、聞かないらしいんだよね。おまけに威圧的で思い込みも激しいみたい。乳母たちの噂話によるとだけど。
そうすると、加護の儀でいくらこの加護は有用ですっていっても無視される可能性が高い。
そうしたら問答無用で使用人に落とされる、かもしれない。
その前に何とか脱出して所謂、冒険者とやらになると自由に暮らしていけるはず。何せ、かなり有用なスキルが身についているから。
そのうえ、ポーションの味変ができる事が分かった。ポーションを出す時に思い浮かべた味で創れる。
出回っているポーションは薬臭いというか微妙な味だけどそれに比べて私のポーションはかなり美味しい。貴族用は薬の臭いが抑えられて甘味が付いているから、まぁ飲める味ではあるけど。
『液体』レベルも4になってポーションのレベルが(中)になった事だし、これって売れるんじゃないかな。薬師になるのもいいかも……最もどうやって薬師になるのかわからないけどね。
12歳に加護が判明して、それから学園に行くらしいから、本音を言うと領主であるお父様に認められてお勉強させて貰えるといいんだけど、無理かなぁ~。
別館にある本はセッセと読んで一応知識は身に付けているし数学は問題ない。この世界の数学というか算数はとても簡単だと思う。
外国語の教本もあったので一応勉強しておいた。子供の体に大人の精神が入ったせいか、ものすごく効率良く知識が身について、これが前の世界でできたならどんなに良かったか、と思った。
とにかく、よくない未来しか見通せないから何とか12歳前には逃げ出せるように準備をしておこう。
なんと新しい加護が付いた。加護は普通一人一つで、加護から派生するのは加護由来のスキルらしいけど何か変わったのが付いている。
リーナ・アプリコット。
5歳
加護『液体』レベル4
加護『隠蔽』レベル1
「隠蔽」これってこっそり隠れるのに最適のスキルなの。やっぱりコソコソと夜中に厨房を漁ってたり、隠れてあちこち行っているせいかもしれない。日頃の努力が実ったのかも? 両手で持てる物なら隠蔽のスキルで隠してそのまま運べる。しかも、そのまま隅っこに隠して置ける。ウフフ。
つまり、食料を貯めこめる私専用食糧庫が手に入った。バンザーイ。ただし、5か所だけで手のひらサイズだからあまり量的には多くない。でも、私は幼女だからそんなに量はいらないし、時間経過がないっていうのが本当にありがたい。
やっぱり、お肉とかお肉とかお肉は食べたいよ。それもきちんと料理している奴。ハムやチーズにソーセージだって好物だもの。だって、育ち盛りだよ。だからこっそりと手に入れているけど、流石に生肉は手に入れても料理できないから、ハムとチーズを主に食べている。
ここは貴族の家のせいか食料は豊富で少々減っていても誰も気づかないみたい。多分、誰かがつまみ食いしているとお互いに思っているのかも。犯人は私です。なんてね。
パンは貰えるからミルクに浸しておいたり、私が出すスープは熱々で出てくるからパンを中に入れると柔らかくて美味しくなるのは有難い。『液体』の加護のレベルが上がったおかげでポーションの効果が小から中になったので、ポーション飲んだらとても体調がいいし、お肌の調子も良いように思う。
キチンとした食事は3度、3度出されるけど乳母とシオが食べるし、その時は使用人の食事を貰えるけど時々ギーガが来ると全部食べられてしまう。乳母は居なくなると思ったのに子供ができてなくて結局このまま私のところにいる。12歳の加護の儀まで私の面倒を見るんですって。面倒なんか見てもらったことはないけどね。
「いいわねえ。お嬢様は食べなくても平気なんだから。羨ましいわ」
「かーさん、それはダイエットっていうんだよ。オジョウーさまの我儘なんだぜ」
「もう、本当にダメなオジョー様ね。お兄ちゃんのお嫁さんになったらきちんと躾けてね」
「ああ、俺の嫁になったら我儘は言わせない。働かざる者食うべからずだし、何させようかな」
「お嬢様が我が家の使用人になるなんて、まぁ、ホホ。可哀そうねえ」
ほんと好き勝手なことばかり言っているけど、この人達の中では私が使用人に落とされるのは確定なのね……。お嫁さんと言いつつ乳母の家の使用人って……。乳母の家ってどんな家なんだか。
それにしてもギーガ、どこでその偉そうな言いかた覚えてきたの? 乳母の家族が怖いよ。
わたし、加護はあるのよ。二つも。しかも、かなり私的には有用な加護。なんだけどねぇー、誰にも言えない。
何とか、この加護がバレル前に逃げようと思う。
そして、何故乳母が私を虐待しても問題にならないかが分かった。
領主の加護で領主の子供は危害が加えられないようになっている。だけど、子供に加護が与えられると領主の加護は取れるから又、改めて加護を掛けなおさなくてはならない。
でもね、私はすでに二つの加護を手にしているから、とっくの昔に領主の加護は外れている。もっとも、この液体の加護がなければ栄養不足で死んでいたかもしれないから今更かしら~。
そして、どうやら普通の加護にはレベルとかはないらしい。使っているうちに段々と効力が強くなるそうだ。つまり、レベルが上がっているんだろうけど、それを調べる方法とかはないみたい。
つまり、私の加護のレベルがわかるステータスは特別って事。
ただ、問題はここの領主は専制君主みたいで人の話というか子供の話なんか一切、聞かないらしいんだよね。おまけに威圧的で思い込みも激しいみたい。乳母たちの噂話によるとだけど。
そうすると、加護の儀でいくらこの加護は有用ですっていっても無視される可能性が高い。
そうしたら問答無用で使用人に落とされる、かもしれない。
その前に何とか脱出して所謂、冒険者とやらになると自由に暮らしていけるはず。何せ、かなり有用なスキルが身についているから。
そのうえ、ポーションの味変ができる事が分かった。ポーションを出す時に思い浮かべた味で創れる。
出回っているポーションは薬臭いというか微妙な味だけどそれに比べて私のポーションはかなり美味しい。貴族用は薬の臭いが抑えられて甘味が付いているから、まぁ飲める味ではあるけど。
『液体』レベルも4になってポーションのレベルが(中)になった事だし、これって売れるんじゃないかな。薬師になるのもいいかも……最もどうやって薬師になるのかわからないけどね。
12歳に加護が判明して、それから学園に行くらしいから、本音を言うと領主であるお父様に認められてお勉強させて貰えるといいんだけど、無理かなぁ~。
別館にある本はセッセと読んで一応知識は身に付けているし数学は問題ない。この世界の数学というか算数はとても簡単だと思う。
外国語の教本もあったので一応勉強しておいた。子供の体に大人の精神が入ったせいか、ものすごく効率良く知識が身について、これが前の世界でできたならどんなに良かったか、と思った。
とにかく、よくない未来しか見通せないから何とか12歳前には逃げ出せるように準備をしておこう。
18
お気に入りに追加
714
あなたにおすすめの小説
愛されなかった私が転生して公爵家のお父様に愛されました
上野佐栁
ファンタジー
前世では、愛されることなく死を迎える主人公。実の父親、皇帝陛下を殺害未遂の濡れ衣を着せられ死んでしまう。死を迎え、これで人生が終わりかと思ったら公爵家に転生をしてしまった主人公。前世で愛を知らずに育ったために人を信頼する事が出来なくなってしまい。しばらくは距離を置くが、だんだんと愛を受け入れるお話。
婚約破棄の現場に遭遇した悪役公爵令嬢の父親は激怒する
白バリン
ファンタジー
田中哲朗は日本で働く一児の父であり、定年も近づいていた人間である。
ある日、部下や娘が最近ハマっている乙女ゲームの内容を教えてもらった。
理解のできないことが多かったが、悪役令嬢が9歳と17歳の時に婚約破棄されるという内容が妙に耳に残った。
「娘が婚約破棄なんてされたらたまらんよなあ」と妻と話していた。
翌日、田中はまさに悪役公爵令嬢の父親としてゲームの世界に入ってしまった。
数日後、天使のような9歳の愛娘アリーシャが一方的に断罪され婚約破棄を宣言される現場に遭遇する。
それでも気丈に振る舞う娘への酷い仕打ちに我慢ならず、娘をあざけり笑った者たちをみな許さないと強く決意した。
田中は奮闘し、ゲームのガバガバ設定を逆手にとってヒロインよりも先取りして地球の科学技術を導入し、時代を一挙に進めさせる。
やがて訪れるであろう二度目の婚約破棄にどう回避して立ち向かうか、そして娘を泣かせた者たちへの復讐はどのような形で果たされるのか。
他サイトでも公開中
【完結】虐待された少女が公爵家の養女になりました
鈴宮ソラ
ファンタジー
オラルト伯爵家に生まれたレイは、水色の髪と瞳という非凡な容姿をしていた。あまりに両親に似ていないため両親は彼女を幼い頃から不気味だと虐待しつづける。
レイは考える事をやめた。辛いだけだから、苦しいだけだから。心を閉ざしてしまった。
十数年後。法官として勤めるエメリック公爵によって伯爵の罪は暴かれた。そして公爵はレイの並外れた才能を見抜き、言うのだった。
「私の娘になってください。」
と。
養女として迎えられたレイは家族のあたたかさを知り、貴族の世界で成長していく。
前題 公爵家の養子になりました~最強の氷魔法まで授かっていたようです~
スナイパー令嬢戦記〜お母様からもらった"ボルトアクションライフル"が普通のマスケットの倍以上の射程があるんですけど〜
シャチ
ファンタジー
タリム復興期を読んでいただくと、なんでミリアのお母さんがぶっ飛んでいるのかがわかります。
アルミナ王国とディクトシス帝国の間では、たびたび戦争が起こる。
前回の戦争ではオリーブオイルの栽培地を欲した帝国がアルミナ王国へと戦争を仕掛けた。
一時はアルミナ王国の一部地域を掌握した帝国であったが、王国側のなりふり構わぬ反撃により戦線は膠着し、一部国境線未確定地域を残して停戦した。
そして20年あまりの時が過ぎた今、皇帝マーダ・マトモアの崩御による帝国の皇位継承権争いから、手柄を欲した時の第二皇子イビリ・ターオス・ディクトシスは軍勢を率いてアルミナ王国への宣戦布告を行った。
砂糖戦争と後に呼ばれるこの戦争において、両国に恐怖を植え付けた一人の令嬢がいる。
彼女の名はミリア・タリム
子爵令嬢である彼女に戦後ついた異名は「狙撃令嬢」
542人の帝国将兵を死傷させた狙撃の天才
そして戦中は、帝国からは死神と恐れられた存在。
このお話は、ミリア・タリムとそのお付きのメイド、ルーナの戦いの記録である。
他サイトに掲載したものと同じ内容となります。
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
追放された聖女の悠々自適な側室ライフ
白雪の雫
ファンタジー
「聖女ともあろう者が、嫉妬に狂って我が愛しのジュリエッタを虐めるとは!貴様の所業は畜生以外の何者でもない!お前との婚約を破棄した上で国外追放とする!!」
平民でありながらゴーストやレイスだけではなくリッチを一瞬で倒したり、どんな重傷も完治してしまうマルガレーテは、幼い頃に両親と引き離され聖女として教会に引き取られていた。
そんな彼女の魔力に目を付けた女教皇と国王夫妻はマルガレーテを国に縛り付ける為、王太子であるレオナルドの婚約者に据えて、「お妃教育をこなせ」「愚民どもより我等の病を治療しろ」「瘴気を祓え」「不死王を倒せ」という風にマルガレーテをこき使っていた。
そんなある日、レオナルドは居並ぶ貴族達の前で公爵令嬢のジュリエッタ(バスト100cm以上の爆乳・KかLカップ)を妃に迎え、マルガレーテに国外追放という死刑に等しい宣言をしてしまう。
「王太子殿下の仰せに従います」
(やっと・・・アホ共から解放される。私がやっていた事が若作りのヒステリー婆・・・ではなく女教皇と何の力もない修道女共に出来る訳ないのにね~。まぁ、この国がどうなってしまっても私には関係ないからどうでもいいや)
表面は淑女の仮面を被ってレオナルドの宣言を受け入れたマルガレーテは、さっさと国を出て行く。
今までの鬱憤を晴らすかのように、着の身着のままの旅をしているマルガレーテは、故郷である幻惑の樹海へと戻っている途中で【宮女狩り】というものに遭遇してしまい、大国の後宮へと入れられてしまった。
マルガレーテが悠々自適な側室ライフを楽しんでいる頃
聖女がいなくなった王国と教会は滅亡への道を辿っていた。
断罪された商才令嬢は隣国を満喫中
水空 葵
ファンタジー
伯爵令嬢で王国一の商会の長でもあるルシアナ・アストライアはある日のパーティーで王太子の婚約者──聖女候補を虐めたという冤罪で国外追放を言い渡されてしまう。
そんな王太子と聖女候補はルシアナが絶望感する様子を楽しみにしている様子。
けれども、今いるグレール王国には未来が無いと考えていたルシアナは追放を喜んだ。
「国外追放になって悔しいか?」
「いいえ、感謝していますわ。国外追放に処してくださってありがとうございます!」
悔しがる王太子達とは違って、ルシアナは隣国での商人生活に期待を膨らませていて、隣国を拠点に人々の役に立つ魔道具を作って広めることを決意する。
その一方で、彼女が去った後の王国は破滅へと向かっていて……。
断罪された令嬢が皆から愛され、幸せになるお話。
※他サイトでも連載中です。
毎日18時頃の更新を予定しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる