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5歳皇帝のお友達候補
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■リーブル皇国 皇帝執務室
癒しのマリーは俺の友達候補のマチルダを連れてきた。
一緒に茶を飲むことにする。
当然ながら、マチルダの頭上は黒玉のままだがな。
当たり前だが、俺が話しかけない限り会話は無い。
が、話しかける話題が見つからん。
・・・
「焼き菓子は美味いか?」
「ハイ。美味しゅうございます。」
・・・
「では、もうひとつ食べろ」
「ハイ、頂戴します。」
・・・
「マリー、何か話をしてくれ。」
「では陛下。陛下はマチルダのことがお気に入りですか?」
-おっとっと、イキナリな質問が飛んできたな。
「ウム、気に入っておる。」
「マチルダのどこをお気に召しましたか?」
-何だったっけ? ・・・
「あの時、ちゃんと目をそらさずに余を見ておったからじゃ。」
「だそうですよ、マチルダ。陛下は大変お優しいお方ですから、お側にいればきっと楽しいですよ。」
「はい、光栄に存じます。」
マリーありがとう!
だが、マチルダは黒玉のまま。
そうだよな、そんな簡単には行かないよな。
物で釣ってみるか。
「マチルダは何か欲しいものはないか?あれば余がプレゼントするぞ。」
ヌ? マリーが余りよい顔をせぬな?
物はいかんのか?
「ありがとうございます、お言葉だけで充分です。」
「そうか、何かあればいつでも言うようにな。」
「はい。」
ものでなければ、俺が与えられるのは領地や爵位だが・・・
ウム、マリーわかった違うのだな。
あとは・・・
そうだ、俺には親友が。
「のお、マチルダ。余の親友の白虎と黒狼だ。」
「触りたければ、触っても良いのだぞ。白虎の毛並みは絹よりも心地よいぞ。どうだ?」
「それだけはご勘弁ください。」
勘弁? 嫌なのか?
ン? マリーなんだその顔は これもダメか?・・・
他には喜びそうなものは無いし・・・
理不尽な話よ。
この国の全てを持っておるはずなのに。
なぜ、友達を作るのがこうも難しいのか。
癒しのマリーは俺の友達候補のマチルダを連れてきた。
一緒に茶を飲むことにする。
当然ながら、マチルダの頭上は黒玉のままだがな。
当たり前だが、俺が話しかけない限り会話は無い。
が、話しかける話題が見つからん。
・・・
「焼き菓子は美味いか?」
「ハイ。美味しゅうございます。」
・・・
「では、もうひとつ食べろ」
「ハイ、頂戴します。」
・・・
「マリー、何か話をしてくれ。」
「では陛下。陛下はマチルダのことがお気に入りですか?」
-おっとっと、イキナリな質問が飛んできたな。
「ウム、気に入っておる。」
「マチルダのどこをお気に召しましたか?」
-何だったっけ? ・・・
「あの時、ちゃんと目をそらさずに余を見ておったからじゃ。」
「だそうですよ、マチルダ。陛下は大変お優しいお方ですから、お側にいればきっと楽しいですよ。」
「はい、光栄に存じます。」
マリーありがとう!
だが、マチルダは黒玉のまま。
そうだよな、そんな簡単には行かないよな。
物で釣ってみるか。
「マチルダは何か欲しいものはないか?あれば余がプレゼントするぞ。」
ヌ? マリーが余りよい顔をせぬな?
物はいかんのか?
「ありがとうございます、お言葉だけで充分です。」
「そうか、何かあればいつでも言うようにな。」
「はい。」
ものでなければ、俺が与えられるのは領地や爵位だが・・・
ウム、マリーわかった違うのだな。
あとは・・・
そうだ、俺には親友が。
「のお、マチルダ。余の親友の白虎と黒狼だ。」
「触りたければ、触っても良いのだぞ。白虎の毛並みは絹よりも心地よいぞ。どうだ?」
「それだけはご勘弁ください。」
勘弁? 嫌なのか?
ン? マリーなんだその顔は これもダメか?・・・
他には喜びそうなものは無いし・・・
理不尽な話よ。
この国の全てを持っておるはずなのに。
なぜ、友達を作るのがこうも難しいのか。
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