137 / 343
Ⅰ-137 終わらない戦い
しおりを挟む
■ライン領主 マイヤーの屋敷
領主とその息子達は服をはぎ取って、素っ裸に手錠の状態で大型犬を入れる檻の中に入れて庭の片隅へ放置した。連れて来られた狼の気持ちと攫われた娘や親達の気持ちを味わってもらうつもりだ。
こいつらの本格的な処分とマイヤー領の廃止は明日やるつもりだ。今日は狼奪還が成功したことを祝して、お肉パーティーで俺の失われた血も補給することにしよう。使用人たちが出て行くまで門の外で待っていたショーイも呼び入れてバーベキューの準備を始める。ショーイには寝返りがばれないように夜までは屋敷に入らないように指示してあった。
広い庭はバーベキューをやるには快適な場所だった。既に日が沈みかけていて、辺りは薄暗くなってきている。いつものようにキャンプ道具一式と投光器、発電機などをストレージから取り出していく。サリナ達は何も言わなくても、皆がテーブルを囲めるように並べ始めていたが、ショーイは何もせずに突っ立っていた。
「おい、ショーイも働けよ」
「いや、その前に何が起こっているのか教えてくれ、突然いろんなものが飛んでくるのはなぜだ」
「それはサトルの魔法。手伝わないとお肉抜き!」
「魔法・・・、やっぱり勇者なのか・・・」
サリナに叱られたショーイは一人で納得してサリナの手伝いを始めた。投光器はバーベキュー会場とその外側にも向けさせた。外から来る奴を警戒するためだ。大き目のバーベキューコンロに入れた備長炭を、トーチバーナーで炙って火を起こしてから、テーブルの上に食器と焼肉店の肉皿を並べた。
本日の主賓用には大きなアルミトレイに生の牛肉と豚肉を5kgずつ入れて水と一緒に近くへ置いてやる。
「よし、じゃあ、食べようか」
俺の合図でサリナは肉を焼き始め、ミーシャは皿にタレを入れて、みんなに渡し始めた。
「サリナ、これは何だい?」
「これはお肉を美味しくする魔法。甘くて辛いの」
「ふーん、聞いたことの無い魔法だね」
「リンネも食べればわかるから、はいどうぞ」
トングで焼けた肉をリンネの皿に入れてやると、リンネはフォークで突き刺して口に運んだ。
「あ、熱ゥ! ・・・でも、これは美味しいねぇ!同じ肉なのになんでこんなに美味しく感じるんだろう」
「全部サトルの力だから!」
-いや、俺は取り出しているだけ。味付けも加工も全て他の人ですわ。
ミーシャは生肉を味わっている狼を見守りながら、肉を焼き、自分も食べていた。笑顔が今までよりも輝いているように見える。
「ミーシャ、狼が元気そうでよかったな」
「ああ、食事はちゃんと与えられていたのだろう。もともと病気などはしないはずだからな」
-不死? 長寿の狼? ひょっとして食べなくても死なないのか?
俺の心の中を読んだのか、狼は俺を見た後に肉を勢いよく食べ始めた。10㎏では足りない、もっと食わせろと言わんばかりだ。
生肉と焼肉皿と白米も追加で出しておく、俺は自分の血を取り戻すためにレバーを焼きながら、これからの事を考えていた。狼は見つかったし、エルフの森にも行くことが出来た。ライン領の件を解決すれば、ミーシャと一緒に居る理由も無くなった。
-もう一度、一人で南に戻って狩りでもするか、関わり合いになりすぎた・・・
「ミーシャはシルバーと一緒に森の国に戻るんだよね?」
「ああ、私は戻るがシルバーがどうするかは判らない。私と暮らしている訳ではないからな」
-そうか、別にミーシャのペットでもないのか。
「お前はどうするつもりなのだ?」
ミーシャの問いかけにサリナとハンスが食べる手を止めて俺を見ていた。
「俺は・・・」
-ヒュン!
「痛い! 痛くないけど・・・」
「敵だ!」
肉を食っていたリンネの背中に矢が刺さった。ミーシャはすぐに立ち上がって、アサルトライフルで矢が飛んできた門の向こうを撃ち始めた。屋敷の裏側からも矢が飛んでくる。俺はこっちを照らしている投光器の明かりを消してから、アサルトライフルで屋敷側から矢を放っているやつを狙い撃ちした。3人いたが短い連射で全員を倒した。正門からは剣を持ったやつが弓の援護を受けて走り込んで来ようとしているが、ミーシャが片っ端からヘッドショットで倒していく。
正門はミーシャ一人で大丈夫だろう。屋敷側を警戒していると今度は逆サイドから矢が飛んできた。だが、ミーシャの矢と違って勢いがない。50メートル程向こうから投光器の明かりで山なりに飛んでくるのが見える。
「ふぁいあ!」
サリナが強烈な火炎をロッドから放って、飛んで来る矢とその向こうに居たやつらを炎で包んだ。それでも、屋敷の両側から剣を持ったやつらがこっちに突っ込んでくる。不本意だが手加減なしでアサルトライフルの連射を繰り返す。重たい発射音が連続し、薬きょうが飛び散る向こうでレーザーサイトが当たった人間が次々と倒れて行く。
俺が受けもった側からの攻撃は収まった。サリナの方も片付いたようだ。正門の陰からはまだ弓を撃ってくるヤツが居る。腕が良かったみたいだが、門の陰から出てきた瞬間をミーシャの銃弾で頭を弾き飛ばされた。
「今ので最後かな?」
「いや、まだ向こうに居ると思う」
「じゃあ、そのまま警戒しておいて」
「承知した」
「リンネ、怪我? 大丈夫? 痛いの?」
「痛いんだよ、少しだけどね。何かが刺さったのは判るんだから」
「血も出るんだね」
「だから、あたしは生きてるんだって!」
どうも納得がいかないが本人の主張を尊重してやろう。
「この屋敷の周りに居るやつを咥えてくるように命令してくれ」
ストレージからラプトルを2匹リンネの前に取り出した。
「咥えるって、連れて来いってことで良いんだよね?」
「ああ、それで良いよ」
「わかったよ。じゃあ、あんた達頼んだよ」
ラプトル達は本気のダッシュで正門に走って行った。ほどなく正門の向こうから叫び声が聞えてきた。足を咥えられた男たちが、泣き叫びながら正門から引きずられてくる。
「グゥゥー、た、助けてくれぇ」
ラプトルに足を咥えられた男は、地面を頭につけたまま暴れているが、動くたびに足から血が大量に流れて行く。
「リンネ、離すように言って、他にも居ないか探させて」
「わかったよ」
「「ギャァ!」」
ラプトルに投げ捨てるように置かれた男たちは、悲鳴を上げて後ずさりを始めた。
「お前たちは黒い死人達だな?」
「・・・」
-パンッ!
「い、痛てぇ!」
俺はグロックで噛まれていない方の足を躊躇なく撃った。
「早く答えろ! 次は腕を撃つ!」
「そ、そうだよ」
「何人いるんだ? どこから来た?」
「50人ほどだ、ゲイルから早馬で後を追って来ていた」
ゲイルで助けたのが仇となったようだ。既に30人ぐらいは倒したと思うが、まだいるのだろう。狩人の数を増やしておこう。
「リンネ、こいつもお願い。屋敷の敷地内を探させて」
大きな魔獣の狼をストレージの中から取り出した。少し離れたところに居るシルバーは魔獣をちらりと見たが、仲間だとは思わなかったようだ。
「人使いの荒い子だねぇ・・・」
そういいながらも、リンネは狼の肩に手を置いて氷獣化した狼を送り出した。優秀な狩人たちは9人の男を引き摺って来た。全員立てないほどに足を痛めつけられている。
「ハンスとショーイでこいつらの武器を取り上げて檻の中に入れておいて。ミーシャは俺と一緒に来てよ。生きてるやつが居ないか確認しに行くから」
ストレージから人数分の檻を取り出して地面に並べて、屋敷側から襲って来た男たちの様子を見に行く。助けるためではないし、とどめを刺すつもりもなかったが、動ける奴は檻に入れるつもりだった。屋敷の両側には三人生きている人間が居たが、胸や腹に銃弾を受けていて動けなかったので、そのままにしておいた。死んでいる人間はストレージに”悪人の末路”と言う部屋を作って入れておいた。
生きている人間は檻に、死んでいる人間はストレージに入れて後始末が完了した。やることを終えた俺は疲れ果てていた。大怪我もしたし、今日はもう寝るしかない。
大型キャンピングカーを呼び出して、中に水や食い物を並べてから宣言した。
「俺は寝る。後の事は全て明日。じゃあ」
ストレージの静かな空間に入った後はシャワーも浴びずにベッドに倒れ込んだ。
領主とその息子達は服をはぎ取って、素っ裸に手錠の状態で大型犬を入れる檻の中に入れて庭の片隅へ放置した。連れて来られた狼の気持ちと攫われた娘や親達の気持ちを味わってもらうつもりだ。
こいつらの本格的な処分とマイヤー領の廃止は明日やるつもりだ。今日は狼奪還が成功したことを祝して、お肉パーティーで俺の失われた血も補給することにしよう。使用人たちが出て行くまで門の外で待っていたショーイも呼び入れてバーベキューの準備を始める。ショーイには寝返りがばれないように夜までは屋敷に入らないように指示してあった。
広い庭はバーベキューをやるには快適な場所だった。既に日が沈みかけていて、辺りは薄暗くなってきている。いつものようにキャンプ道具一式と投光器、発電機などをストレージから取り出していく。サリナ達は何も言わなくても、皆がテーブルを囲めるように並べ始めていたが、ショーイは何もせずに突っ立っていた。
「おい、ショーイも働けよ」
「いや、その前に何が起こっているのか教えてくれ、突然いろんなものが飛んでくるのはなぜだ」
「それはサトルの魔法。手伝わないとお肉抜き!」
「魔法・・・、やっぱり勇者なのか・・・」
サリナに叱られたショーイは一人で納得してサリナの手伝いを始めた。投光器はバーベキュー会場とその外側にも向けさせた。外から来る奴を警戒するためだ。大き目のバーベキューコンロに入れた備長炭を、トーチバーナーで炙って火を起こしてから、テーブルの上に食器と焼肉店の肉皿を並べた。
本日の主賓用には大きなアルミトレイに生の牛肉と豚肉を5kgずつ入れて水と一緒に近くへ置いてやる。
「よし、じゃあ、食べようか」
俺の合図でサリナは肉を焼き始め、ミーシャは皿にタレを入れて、みんなに渡し始めた。
「サリナ、これは何だい?」
「これはお肉を美味しくする魔法。甘くて辛いの」
「ふーん、聞いたことの無い魔法だね」
「リンネも食べればわかるから、はいどうぞ」
トングで焼けた肉をリンネの皿に入れてやると、リンネはフォークで突き刺して口に運んだ。
「あ、熱ゥ! ・・・でも、これは美味しいねぇ!同じ肉なのになんでこんなに美味しく感じるんだろう」
「全部サトルの力だから!」
-いや、俺は取り出しているだけ。味付けも加工も全て他の人ですわ。
ミーシャは生肉を味わっている狼を見守りながら、肉を焼き、自分も食べていた。笑顔が今までよりも輝いているように見える。
「ミーシャ、狼が元気そうでよかったな」
「ああ、食事はちゃんと与えられていたのだろう。もともと病気などはしないはずだからな」
-不死? 長寿の狼? ひょっとして食べなくても死なないのか?
俺の心の中を読んだのか、狼は俺を見た後に肉を勢いよく食べ始めた。10㎏では足りない、もっと食わせろと言わんばかりだ。
生肉と焼肉皿と白米も追加で出しておく、俺は自分の血を取り戻すためにレバーを焼きながら、これからの事を考えていた。狼は見つかったし、エルフの森にも行くことが出来た。ライン領の件を解決すれば、ミーシャと一緒に居る理由も無くなった。
-もう一度、一人で南に戻って狩りでもするか、関わり合いになりすぎた・・・
「ミーシャはシルバーと一緒に森の国に戻るんだよね?」
「ああ、私は戻るがシルバーがどうするかは判らない。私と暮らしている訳ではないからな」
-そうか、別にミーシャのペットでもないのか。
「お前はどうするつもりなのだ?」
ミーシャの問いかけにサリナとハンスが食べる手を止めて俺を見ていた。
「俺は・・・」
-ヒュン!
「痛い! 痛くないけど・・・」
「敵だ!」
肉を食っていたリンネの背中に矢が刺さった。ミーシャはすぐに立ち上がって、アサルトライフルで矢が飛んできた門の向こうを撃ち始めた。屋敷の裏側からも矢が飛んでくる。俺はこっちを照らしている投光器の明かりを消してから、アサルトライフルで屋敷側から矢を放っているやつを狙い撃ちした。3人いたが短い連射で全員を倒した。正門からは剣を持ったやつが弓の援護を受けて走り込んで来ようとしているが、ミーシャが片っ端からヘッドショットで倒していく。
正門はミーシャ一人で大丈夫だろう。屋敷側を警戒していると今度は逆サイドから矢が飛んできた。だが、ミーシャの矢と違って勢いがない。50メートル程向こうから投光器の明かりで山なりに飛んでくるのが見える。
「ふぁいあ!」
サリナが強烈な火炎をロッドから放って、飛んで来る矢とその向こうに居たやつらを炎で包んだ。それでも、屋敷の両側から剣を持ったやつらがこっちに突っ込んでくる。不本意だが手加減なしでアサルトライフルの連射を繰り返す。重たい発射音が連続し、薬きょうが飛び散る向こうでレーザーサイトが当たった人間が次々と倒れて行く。
俺が受けもった側からの攻撃は収まった。サリナの方も片付いたようだ。正門の陰からはまだ弓を撃ってくるヤツが居る。腕が良かったみたいだが、門の陰から出てきた瞬間をミーシャの銃弾で頭を弾き飛ばされた。
「今ので最後かな?」
「いや、まだ向こうに居ると思う」
「じゃあ、そのまま警戒しておいて」
「承知した」
「リンネ、怪我? 大丈夫? 痛いの?」
「痛いんだよ、少しだけどね。何かが刺さったのは判るんだから」
「血も出るんだね」
「だから、あたしは生きてるんだって!」
どうも納得がいかないが本人の主張を尊重してやろう。
「この屋敷の周りに居るやつを咥えてくるように命令してくれ」
ストレージからラプトルを2匹リンネの前に取り出した。
「咥えるって、連れて来いってことで良いんだよね?」
「ああ、それで良いよ」
「わかったよ。じゃあ、あんた達頼んだよ」
ラプトル達は本気のダッシュで正門に走って行った。ほどなく正門の向こうから叫び声が聞えてきた。足を咥えられた男たちが、泣き叫びながら正門から引きずられてくる。
「グゥゥー、た、助けてくれぇ」
ラプトルに足を咥えられた男は、地面を頭につけたまま暴れているが、動くたびに足から血が大量に流れて行く。
「リンネ、離すように言って、他にも居ないか探させて」
「わかったよ」
「「ギャァ!」」
ラプトルに投げ捨てるように置かれた男たちは、悲鳴を上げて後ずさりを始めた。
「お前たちは黒い死人達だな?」
「・・・」
-パンッ!
「い、痛てぇ!」
俺はグロックで噛まれていない方の足を躊躇なく撃った。
「早く答えろ! 次は腕を撃つ!」
「そ、そうだよ」
「何人いるんだ? どこから来た?」
「50人ほどだ、ゲイルから早馬で後を追って来ていた」
ゲイルで助けたのが仇となったようだ。既に30人ぐらいは倒したと思うが、まだいるのだろう。狩人の数を増やしておこう。
「リンネ、こいつもお願い。屋敷の敷地内を探させて」
大きな魔獣の狼をストレージの中から取り出した。少し離れたところに居るシルバーは魔獣をちらりと見たが、仲間だとは思わなかったようだ。
「人使いの荒い子だねぇ・・・」
そういいながらも、リンネは狼の肩に手を置いて氷獣化した狼を送り出した。優秀な狩人たちは9人の男を引き摺って来た。全員立てないほどに足を痛めつけられている。
「ハンスとショーイでこいつらの武器を取り上げて檻の中に入れておいて。ミーシャは俺と一緒に来てよ。生きてるやつが居ないか確認しに行くから」
ストレージから人数分の檻を取り出して地面に並べて、屋敷側から襲って来た男たちの様子を見に行く。助けるためではないし、とどめを刺すつもりもなかったが、動ける奴は檻に入れるつもりだった。屋敷の両側には三人生きている人間が居たが、胸や腹に銃弾を受けていて動けなかったので、そのままにしておいた。死んでいる人間はストレージに”悪人の末路”と言う部屋を作って入れておいた。
生きている人間は檻に、死んでいる人間はストレージに入れて後始末が完了した。やることを終えた俺は疲れ果てていた。大怪我もしたし、今日はもう寝るしかない。
大型キャンピングカーを呼び出して、中に水や食い物を並べてから宣言した。
「俺は寝る。後の事は全て明日。じゃあ」
ストレージの静かな空間に入った後はシャワーも浴びずにベッドに倒れ込んだ。
0
お気に入りに追加
907
あなたにおすすめの小説
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
とあるオタが勇者召喚に巻き込まれた件~イレギュラーバグチートスキルで異世界漫遊~
剣伎 竜星
ファンタジー
仕事の修羅場を乗り越えて、徹夜明けもなんのその、年2回ある有○の戦場を駆けた夏。長期休暇を取得し、自宅に引きこもって戦利品を堪能すべく、帰宅の途上で食材を購入して後はただ帰るだけだった。しかし、学生4人組とすれ違ったと思ったら、俺はスマホの電波が届かない中世ヨーロッパと思しき建築物の複雑な幾何学模様の上にいた。学生4人組とともに。やってきた召喚者と思しき王女様達の魔族侵略の話を聞いて、俺は察した。これあかん系異世界勇者召喚だと。しかも、どうやら肝心の勇者は学生4人組みの方で俺は巻き込まれた一般人らしい。【鑑定】や【空間収納】といった鉄板スキルを保有して、とんでもないバグと思えるチートスキルいるが、違うらしい。そして、安定の「元の世界に帰る方法」は不明→絶望的な難易度。勇者系の称号がないとわかると王女達は掌返しをして俺を奴隷扱いするのは必至。1人を除いて学生共も俺を馬鹿にしだしたので俺は迷惑料を(強制的に)もらって早々に国を脱出し、この異世界をチートスキルを駆使して漫遊することにした。※10話前後までスタート地点の王城での話になります。
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
おおぅ、神よ……ここからってマジですか?
夢限
ファンタジー
俺こと高良雄星は39歳の一見すると普通の日本人だったが、実際は違った。
人見知りやトラウマなどが原因で、友人も恋人もいない、孤独だった。
そんな俺は、突如病に倒れ死亡。
次に気が付いたときそこには神様がいた。
どうやら、異世界転生ができるらしい。
よーし、今度こそまっとうに生きてやるぞー。
……なんて、思っていた時が、ありました。
なんで、奴隷スタートなんだよ。
最底辺過ぎる。
そんな俺の新たな人生が始まったわけだが、問題があった。
それは、新たな俺には名前がない。
そこで、知っている人に聞きに行ったり、復讐したり。
それから、旅に出て生涯の友と出会い、恩を返したりと。
まぁ、いろいろやってみようと思う。
これは、そんな俺の新たな人生の物語だ。
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
転生王子の異世界無双
海凪
ファンタジー
幼い頃から病弱だった俺、柊 悠馬は、ある日神様のミスで死んでしまう。
特別に転生させてもらえることになったんだけど、神様に全部お任せしたら……
魔族とエルフのハーフっていう超ハイスペック王子、エミルとして生まれていた!
それに神様の祝福が凄すぎて俺、強すぎじゃない?どうやら世界に危機が訪れるらしいけど、チートを駆使して俺が救ってみせる!
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
女神スキル転生〜知らない間に無双します〜
悠任 蓮
ファンタジー
少女を助けて死んでしまった康太は、少女を助けて貰ったお礼に異世界転生のチャンスを手に入れる。
その時に貰ったスキルは女神が使っていた、《スキルウィンドウ》というスキルだった。
そして、スキルを駆使して異世界をさくさく攻略していく・・・
HOTランキング1位!4/24
ありがとうございます!
基本は0時に毎日投稿しますが、不定期になったりしますがよろしくお願いします!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる