63 / 343
Ⅰ-63 黒の旅団
しおりを挟む
■第2迷宮内部 5階
翌朝も5時にセットした目覚ましで目が覚めたが、今日は移動するだけの予定なのでゆっくりとシャワーを浴びてから、新しい馬車をタブレットで探すことにした。
ピックアップトラックの代わりにサリナが運転できる物を探す。
最近の国産車には地上高が高い物が少なかった、輸入車には沢山見つかるがどれも大きい。
なかなか、都合の良い物が見つからないので、走行距離の短い中古の国産車にしておいた。
バギーよりは大きいが、ピックアップトラックよりははるかに小さい。
昔はアフリカのラリーで活躍した車のようだし、荒地でもいけそうだ。
ストレージから迷宮の中に出ると、二人も既に目を覚まして大きいキングサイズのベッドに座っていた。
洗面も終え、着替えも既に終っている。
と言うことは、俺の飯を待っていると言うことだろう。
トースト、サラダ、目玉焼き、ベーコン、カフェオレ(ペットボトル)をテーブルに並べて朝食を取ることにした。
「サトルよ。何故、パンは焼いてあるのだ?」
何故? 何故焼くのか? 考えたこと無いな・・・
「焼いたほうが美味しいからだね。バターを塗って食べるとカリカリしたパンは美味しいでしょ」
「そうだ、確かに美味いのだが・・・、誰が思いついたのだろうか?」
「この世界のパンとは種類が違うからじゃないのかな? こっちのパンって丸いヤツでしょ」
「たしかにそうだ。丸くて、もっと硬い物だ。だから、焼いてもこんな風にはならないのか」
ミーシャ様が気になっていたことが解決して良かったです。
今後の予定を確認しておくことにしよう。
「それで、次の迷宮は緑の堅鱗団の縄張りだから、慎重に行こうと思ってる。今日は一旦バーンの近くで安全なところに移動して、明日は迷宮の偵察だけやったら、一旦安全なところまで戻ってくる。そして、偵察して問題が無さそうだったら、明後日に第4迷宮に入ってみるつもり」
「わかった! サリナはサトルの言う通りで、大丈夫!」
「私にも異存は無い」
バーンからこの第2迷宮までは馬車なら南西に二日ほどで、第4迷宮はバーンから南へ三日ほどの距離だから、ここから直接第4迷宮に向かえば、馬車なら二日、バギーなら2・3時間で着くが、昨日の移動と戦闘は長時間でかなり疲れた。休養を入れてから次へ行ったほうが良いだろう。それに、俺は武器の使い方でミーシャと一緒に試してみたいこともあった。
食事を終えると既に9時前ぐらいになっていた、ストレージにテーブルやベッド、開口部を塞いでいた鉄板を収納すると、すぐにミーシャが開口部から外を見に行った。
「サトル、獣人たちに囲まれているぞ!」
ミーシャの険しい声を聞いて、後ろから下を見たが、俺には何も見つけられなかった。
双眼鏡を取り出してもう一度森の入り口を見ると、木の後ろに隠れて、かなりの人数がいるのが見える。-白の刃牙団だ。
見える範囲は20人ぐらいだが、もっといる可能性が高い。
この場所なら襲われる心配は無いだろうが、ずっとここに居るわけにもいかないし、戦うと虐殺してしまう気がする。
どうやって追い払うのが良いのか・・・、考えている俺にミーシャが声を掛けてきた。
「こちらに気づいたようだ、誰か一人森から出てきたぞ」
出てきたのは、大きな獣人だ。双眼鏡で覗くと白い毛を持つ狼の獣人だった。
こっちに手を振って、大きな声を上げだした。
「オーイ! そこに居るんだろ!? 話があるんだ! 何もしないから、降りてこないか?」
話? こっちには話すことは無い。 罠だろうか?
しかし、今の状態よりは警戒しながら降りて行って、戦うのか話し合うのかを判断したほうが良さそうだ。
俺は大声で返事をしてやった。
「話があるならお前一人で塔の中に入って来いよ! 魔獣はいないから、中は安全だ!一人で来なかったら、森の中のヤツを魔法で倒すからな!」
下の獣人には聞こえたようだが、後ろを振り返って仲間達と何か話し合っているようだ。
「わかった! だが、塔に入っても手出しはしないと約束してくれ!」
「もちろんだ! 約束は守る!!」
静かな森で大声のやり取りが終り、獣人の男は塔に向かって歩き出してきた。
堀にはこちら側にハシゴが掛けてあるから、飛び降りれば塔までは入ってこれるだろう。
俺達は急いで装備を整えた、ミーシャはコンパウンドボウと矢を、サリナは炎のロッドを、俺はサブマシンガンを手に持った。
4階で穴の開いた床にハシゴを渡すと、既に男が塔の中に入ってきたのが見えた。
念のため、ミーシャと俺が下の男に狙いをつけた状態ではしごを渡った。
同じ要領で3階を通過して、2階まで降りたところで下にいる獣人の男に話しかけた。
近くで見る獣人の男は狼の顔をした大男だ、身長は250cmぐらいあるかもしれない。
「それで、話って言うのは何だ?」
「アンタたちなんだろう? 赤の縄張りの迷宮であいつらとやり合った黒い魔法士ってのは?」
-黒い魔法士? 銃を持っているからか?
「だとしたらどうなんだ? お前達に関係があるのか?」
「いや、俺は白の旅団、団長のロッペンだ。ギルドで第一迷宮の話を聞いて、ここもアンタ達に狙われると思ったから、慌てて馬車を飛ばして来たんだが・・・」
「俺達と戦って追い払うつもりなのか?」
「ああ、そのつもりで腕に自信のある奴らを集めて連れてきた。だが、森の中を見て気が変わった。あのキラーグリズリーを殺ったのはあんたたちだよな?」
「ああ、そうだ」
5匹ほど置きっぱなしにしてあるのを見つけたのか。
「やっぱりそうか。だったら、相談なんだが、この迷宮に有ったお宝は持って行ってもらって構わねえ、その代わりにうちの旅団に入ってくれねぇか!?」
「俺達が旅団に!?」
「ああ、はっきり言って、あのグリズリーを見ているとアンタ達相手に絶対勝てる気がしねぇ。逆に仲間に成ってもらえれば安心じゃあねぇかってことよ」
なるほど、スカウトか。
確かに俺達が入れば旅団は圧倒的な戦力増にはなるだろうが、こっちにメリットが無いな。
「俺達が旅団に入っても得るものが無い。迷宮の財宝は見つけたものが手に入れるだけだから、お前達に許しをもらう必要も無いだろ」
「・・・此処は俺達の縄張りだが。それはまあいいや、お宝はあきらめるとしても、アンタ達が赤の奴らに狙われていることには変わりが無い、俺達と組めば奴らからアンタ達を守ってやるぜ」
確かにこいつらと組めば、こいつらに襲われる可能性は低くなるだろうが、赤や緑との抗争に巻き込まれることになるのだろう。
大して変わらない気がするな。
「残念だけど、お前達の旅団には入らない。その代わり、お前達を襲わないことを約束しよう。もちろん、お前達も俺達を襲わないことを約束しろ。出来ないなら、今から全員を俺の魔法で倒して行くだけだ」
「・・・」
不可侵条約ぐらいで手を売ってくれるとありがたいが、俺も全員を敵に回して戦いたいわけではないからな。
「いいだろう、アンタ達とは争わないことにする。その代わりだが、倒してあるキラーグリズリーは俺達に譲ってくれ」
「ミーシャ、あの熊も売れるのか?」
「ああ、角、毛皮、肝は高く売れるだろう」
「なんで、言ってくれなかったの?」
「すまん、お前といると・・・、金のことをつい忘れそうになるのだ」
なるほど、幾らでも金が入る気になって来ている訳か。
だが、元々当てにしてなかったからどうでも良い話だ。
「良いよ、グリズリーは好きに処分してくれれば」
「そうか、だったらこれで交渉成立だな! ところでアンタ達のことは何て呼べばいいんだ?」
名前か・・・、必要なのか?
しかし、近寄らせないためには名前があったほうが良いかもしれないな。
せっかく黒の魔法士だって言ってくれてたし・・・
「俺達は黒い旅団、『黒の三銃士』だ。俺達はお前達の縄張りには縛られない、襲ってこなければ他の旅団を攻撃しないが、襲われれば必ず報復する。覚えておいてくれ」
どうせ、此処にいる間だけの名称だし仮ってことで。
人数が増えた場合は改名することにしよう。
翌朝も5時にセットした目覚ましで目が覚めたが、今日は移動するだけの予定なのでゆっくりとシャワーを浴びてから、新しい馬車をタブレットで探すことにした。
ピックアップトラックの代わりにサリナが運転できる物を探す。
最近の国産車には地上高が高い物が少なかった、輸入車には沢山見つかるがどれも大きい。
なかなか、都合の良い物が見つからないので、走行距離の短い中古の国産車にしておいた。
バギーよりは大きいが、ピックアップトラックよりははるかに小さい。
昔はアフリカのラリーで活躍した車のようだし、荒地でもいけそうだ。
ストレージから迷宮の中に出ると、二人も既に目を覚まして大きいキングサイズのベッドに座っていた。
洗面も終え、着替えも既に終っている。
と言うことは、俺の飯を待っていると言うことだろう。
トースト、サラダ、目玉焼き、ベーコン、カフェオレ(ペットボトル)をテーブルに並べて朝食を取ることにした。
「サトルよ。何故、パンは焼いてあるのだ?」
何故? 何故焼くのか? 考えたこと無いな・・・
「焼いたほうが美味しいからだね。バターを塗って食べるとカリカリしたパンは美味しいでしょ」
「そうだ、確かに美味いのだが・・・、誰が思いついたのだろうか?」
「この世界のパンとは種類が違うからじゃないのかな? こっちのパンって丸いヤツでしょ」
「たしかにそうだ。丸くて、もっと硬い物だ。だから、焼いてもこんな風にはならないのか」
ミーシャ様が気になっていたことが解決して良かったです。
今後の予定を確認しておくことにしよう。
「それで、次の迷宮は緑の堅鱗団の縄張りだから、慎重に行こうと思ってる。今日は一旦バーンの近くで安全なところに移動して、明日は迷宮の偵察だけやったら、一旦安全なところまで戻ってくる。そして、偵察して問題が無さそうだったら、明後日に第4迷宮に入ってみるつもり」
「わかった! サリナはサトルの言う通りで、大丈夫!」
「私にも異存は無い」
バーンからこの第2迷宮までは馬車なら南西に二日ほどで、第4迷宮はバーンから南へ三日ほどの距離だから、ここから直接第4迷宮に向かえば、馬車なら二日、バギーなら2・3時間で着くが、昨日の移動と戦闘は長時間でかなり疲れた。休養を入れてから次へ行ったほうが良いだろう。それに、俺は武器の使い方でミーシャと一緒に試してみたいこともあった。
食事を終えると既に9時前ぐらいになっていた、ストレージにテーブルやベッド、開口部を塞いでいた鉄板を収納すると、すぐにミーシャが開口部から外を見に行った。
「サトル、獣人たちに囲まれているぞ!」
ミーシャの険しい声を聞いて、後ろから下を見たが、俺には何も見つけられなかった。
双眼鏡を取り出してもう一度森の入り口を見ると、木の後ろに隠れて、かなりの人数がいるのが見える。-白の刃牙団だ。
見える範囲は20人ぐらいだが、もっといる可能性が高い。
この場所なら襲われる心配は無いだろうが、ずっとここに居るわけにもいかないし、戦うと虐殺してしまう気がする。
どうやって追い払うのが良いのか・・・、考えている俺にミーシャが声を掛けてきた。
「こちらに気づいたようだ、誰か一人森から出てきたぞ」
出てきたのは、大きな獣人だ。双眼鏡で覗くと白い毛を持つ狼の獣人だった。
こっちに手を振って、大きな声を上げだした。
「オーイ! そこに居るんだろ!? 話があるんだ! 何もしないから、降りてこないか?」
話? こっちには話すことは無い。 罠だろうか?
しかし、今の状態よりは警戒しながら降りて行って、戦うのか話し合うのかを判断したほうが良さそうだ。
俺は大声で返事をしてやった。
「話があるならお前一人で塔の中に入って来いよ! 魔獣はいないから、中は安全だ!一人で来なかったら、森の中のヤツを魔法で倒すからな!」
下の獣人には聞こえたようだが、後ろを振り返って仲間達と何か話し合っているようだ。
「わかった! だが、塔に入っても手出しはしないと約束してくれ!」
「もちろんだ! 約束は守る!!」
静かな森で大声のやり取りが終り、獣人の男は塔に向かって歩き出してきた。
堀にはこちら側にハシゴが掛けてあるから、飛び降りれば塔までは入ってこれるだろう。
俺達は急いで装備を整えた、ミーシャはコンパウンドボウと矢を、サリナは炎のロッドを、俺はサブマシンガンを手に持った。
4階で穴の開いた床にハシゴを渡すと、既に男が塔の中に入ってきたのが見えた。
念のため、ミーシャと俺が下の男に狙いをつけた状態ではしごを渡った。
同じ要領で3階を通過して、2階まで降りたところで下にいる獣人の男に話しかけた。
近くで見る獣人の男は狼の顔をした大男だ、身長は250cmぐらいあるかもしれない。
「それで、話って言うのは何だ?」
「アンタたちなんだろう? 赤の縄張りの迷宮であいつらとやり合った黒い魔法士ってのは?」
-黒い魔法士? 銃を持っているからか?
「だとしたらどうなんだ? お前達に関係があるのか?」
「いや、俺は白の旅団、団長のロッペンだ。ギルドで第一迷宮の話を聞いて、ここもアンタ達に狙われると思ったから、慌てて馬車を飛ばして来たんだが・・・」
「俺達と戦って追い払うつもりなのか?」
「ああ、そのつもりで腕に自信のある奴らを集めて連れてきた。だが、森の中を見て気が変わった。あのキラーグリズリーを殺ったのはあんたたちだよな?」
「ああ、そうだ」
5匹ほど置きっぱなしにしてあるのを見つけたのか。
「やっぱりそうか。だったら、相談なんだが、この迷宮に有ったお宝は持って行ってもらって構わねえ、その代わりにうちの旅団に入ってくれねぇか!?」
「俺達が旅団に!?」
「ああ、はっきり言って、あのグリズリーを見ているとアンタ達相手に絶対勝てる気がしねぇ。逆に仲間に成ってもらえれば安心じゃあねぇかってことよ」
なるほど、スカウトか。
確かに俺達が入れば旅団は圧倒的な戦力増にはなるだろうが、こっちにメリットが無いな。
「俺達が旅団に入っても得るものが無い。迷宮の財宝は見つけたものが手に入れるだけだから、お前達に許しをもらう必要も無いだろ」
「・・・此処は俺達の縄張りだが。それはまあいいや、お宝はあきらめるとしても、アンタ達が赤の奴らに狙われていることには変わりが無い、俺達と組めば奴らからアンタ達を守ってやるぜ」
確かにこいつらと組めば、こいつらに襲われる可能性は低くなるだろうが、赤や緑との抗争に巻き込まれることになるのだろう。
大して変わらない気がするな。
「残念だけど、お前達の旅団には入らない。その代わり、お前達を襲わないことを約束しよう。もちろん、お前達も俺達を襲わないことを約束しろ。出来ないなら、今から全員を俺の魔法で倒して行くだけだ」
「・・・」
不可侵条約ぐらいで手を売ってくれるとありがたいが、俺も全員を敵に回して戦いたいわけではないからな。
「いいだろう、アンタ達とは争わないことにする。その代わりだが、倒してあるキラーグリズリーは俺達に譲ってくれ」
「ミーシャ、あの熊も売れるのか?」
「ああ、角、毛皮、肝は高く売れるだろう」
「なんで、言ってくれなかったの?」
「すまん、お前といると・・・、金のことをつい忘れそうになるのだ」
なるほど、幾らでも金が入る気になって来ている訳か。
だが、元々当てにしてなかったからどうでも良い話だ。
「良いよ、グリズリーは好きに処分してくれれば」
「そうか、だったらこれで交渉成立だな! ところでアンタ達のことは何て呼べばいいんだ?」
名前か・・・、必要なのか?
しかし、近寄らせないためには名前があったほうが良いかもしれないな。
せっかく黒の魔法士だって言ってくれてたし・・・
「俺達は黒い旅団、『黒の三銃士』だ。俺達はお前達の縄張りには縛られない、襲ってこなければ他の旅団を攻撃しないが、襲われれば必ず報復する。覚えておいてくれ」
どうせ、此処にいる間だけの名称だし仮ってことで。
人数が増えた場合は改名することにしよう。
0
お気に入りに追加
908
あなたにおすすめの小説
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
とあるオタが勇者召喚に巻き込まれた件~イレギュラーバグチートスキルで異世界漫遊~
剣伎 竜星
ファンタジー
仕事の修羅場を乗り越えて、徹夜明けもなんのその、年2回ある有○の戦場を駆けた夏。長期休暇を取得し、自宅に引きこもって戦利品を堪能すべく、帰宅の途上で食材を購入して後はただ帰るだけだった。しかし、学生4人組とすれ違ったと思ったら、俺はスマホの電波が届かない中世ヨーロッパと思しき建築物の複雑な幾何学模様の上にいた。学生4人組とともに。やってきた召喚者と思しき王女様達の魔族侵略の話を聞いて、俺は察した。これあかん系異世界勇者召喚だと。しかも、どうやら肝心の勇者は学生4人組みの方で俺は巻き込まれた一般人らしい。【鑑定】や【空間収納】といった鉄板スキルを保有して、とんでもないバグと思えるチートスキルいるが、違うらしい。そして、安定の「元の世界に帰る方法」は不明→絶望的な難易度。勇者系の称号がないとわかると王女達は掌返しをして俺を奴隷扱いするのは必至。1人を除いて学生共も俺を馬鹿にしだしたので俺は迷惑料を(強制的に)もらって早々に国を脱出し、この異世界をチートスキルを駆使して漫遊することにした。※10話前後までスタート地点の王城での話になります。
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
おおぅ、神よ……ここからってマジですか?
夢限
ファンタジー
俺こと高良雄星は39歳の一見すると普通の日本人だったが、実際は違った。
人見知りやトラウマなどが原因で、友人も恋人もいない、孤独だった。
そんな俺は、突如病に倒れ死亡。
次に気が付いたときそこには神様がいた。
どうやら、異世界転生ができるらしい。
よーし、今度こそまっとうに生きてやるぞー。
……なんて、思っていた時が、ありました。
なんで、奴隷スタートなんだよ。
最底辺過ぎる。
そんな俺の新たな人生が始まったわけだが、問題があった。
それは、新たな俺には名前がない。
そこで、知っている人に聞きに行ったり、復讐したり。
それから、旅に出て生涯の友と出会い、恩を返したりと。
まぁ、いろいろやってみようと思う。
これは、そんな俺の新たな人生の物語だ。
魔力吸収体質が厄介すぎて追放されたけど、創造スキルに進化したので、もふもふライフを送ることにしました
うみ
ファンタジー
魔力吸収能力を持つリヒトは、魔力が枯渇して「魔法が使えなくなる」という理由で街はずれでひっそりと暮らしていた。
そんな折、どす黒い魔力である魔素溢れる魔境が拡大してきていたため、領主から魔境へ向かえと追い出されてしまう。
魔境の入り口に差し掛かった時、全ての魔素が主人公に向けて流れ込み、魔力吸収能力がオーバーフローし覚醒する。
その結果、リヒトは有り余る魔力を使って妄想を形にする力「創造スキル」を手に入れたのだった。
魔素の無くなった魔境は元の大自然に戻り、街に戻れない彼はここでノンビリ生きていく決意をする。
手に入れた力で高さ333メートルもある建物を作りご満悦の彼の元へ、邪神と名乗る白猫にのった小動物や、獣人の少女が訪れ、更には豊富な食糧を嗅ぎつけたゴブリンの大軍が迫って来て……。
いつしかリヒトは魔物たちから魔王と呼ばるようになる。それに伴い、333メートルの建物は魔王城として畏怖されるようになっていく。
猟師異世界冒険記
PM11:00
ファンタジー
日本で猟師をしていた昌彦(75歳)は老衰によって亡くなってしまう。
昌彦は、長年害獣を駆除し続けた功績とその腕前を神に買われ、強大で凶暴な"モンスター"が暴れている世界、エイリエナへと送られた。
神によって若返らせてもらったその身体と、神から狩猟用に授かった猟銃を持って、昌彦(40歳)いざ異世界を冒険!
しかし、転生先の山には、人っこ1人見当たらなかった。山の頂上から周りを見渡しても、見えるのは、どこまでも連なる雄大な山々だけだった。
「…どこに行けば人里なのかも分からないな…そもそもこの世界に人って居るのか? まあ、どうしようもないか…あきらめて、この山で狩りをして暮らしていくしかないな」
昌彦の異世界サバイバル生活が、今始まった。
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる