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ULTIMATE〜THE CROSS

ULTIMATE〜THE CROSS第6話

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主要登場人物一覧
峡睦也(24)…7代目主人公 礁耶島特別合同守衛総合基地 第1機動作戦群所属 候補士 隊士長 (警衛庁から出向中)
高塚晃大(28)…警察庁特捜部理事官代理 警視
菊島龍平(25)…礁耶島特別合同守衛総合基地 第1機動作戦群所属 候補士 隊士長(警衛庁東北方面隊山形地区保安中隊から出向中)
西倉瞬(26)…礁耶島特別合同守衛総合基地 第1機動作戦群所属 候補士 二等海上保安士(海上保安庁第三管区海上保安本部)
徳馬大輔(29)…礁耶島特別合同守衛総合基地 第1機動作戦群所属 候補士 警部補 (神奈川県警察から出向中)
高崎翔祐(24)…礁耶島特別合同守衛総合基地 第1機動作戦群所属 候補士 警部補 (警視庁から出向中)
都築崇人(46)…礁耶島特別合同守衛総合基地司令(警衛庁から出向中)幕僚補
館前浩二(55)…礁耶島特別合同守衛総合基地司令補佐官 (警視庁から出向中)警視正
中野凱翔(47)…礁耶島特別合同守衛総合基地管理官(警衛庁から出向中)1等幹士
相藤仁哉(42)…礁耶島特別合同守衛総合基地第1機動作戦群主任指揮官(警衛庁から出向中)衛幹
藤原紀之(42)…礁耶島特別合同守衛総合基地第1機動作戦群主任指揮官(兵庫県警察から出向中) 警部補
増井陸哉(43)…礁耶島特別合同守衛総合基地第1機動作戦群所属新隊員教務官(警衛庁から出向中)衛幹
紀周龍友(37)…礁耶島特別合同守衛総合基地第1機動作戦群所属 新隊員教務官(警衛庁から出向中)2等幹士
戸塚翔甫(35)…礁耶島特別合同守衛総合基地第1機動作戦群所属(警視庁から出向中)警部補
竜篤太(35)…礁耶島特別合同守衛総合基地第1機動作戦群所属(警衛庁から出向中)隊士官
剣城瑛真(43)…礁耶島特別合同守衛総合基地第1機動作戦群長 警視正(警察庁から出向中)
筒井秀武(48)…礁耶島特別合同守衛総合基地第1機動作戦群長補佐官 警部(千葉県警察から出向中)
蔵持寿久(55)…警衛庁特殊科陸上特警隊 主任指揮官 2等幹士
宮林亮人(40)…警察庁特捜部 理事官 警視

階級(警衛隊)
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監

階級 (警察)
巡査→巡査長→巡査部長→警部補→警部→警視→警視正→警視長→警視監→警視総監

階級(海上保安庁)
三等海上保安士→二等海上保安士→一等海上保安士→三等海上保安正→二等海上保安正→一等海上保安正→三等海上保安監→二等海上保安監→一等海上保安監 →海上保安監→次長→海上保安庁長官
…………………………………………………………………
「理事官、部長からお電話です」
「部長から?わかった」
スマホを受け取ると宮林はそのまま返事した。
「お電話変わりました。宮林です」
「何勝手に動いてるんだ?お前が担当していた事件あったろ?強盗致傷の事件。それはどうした?」
「広域捜査課に任せました。緊急時におけるバックアップのために私は基地に向かいました。」
「何を勝手に行動してる?規律違反だぞ?」
「処分はお好きにどうぞ。どんな処分でも受ける覚悟で行きましたから」
そう言うと宮林はそのまま電話を切った。
「本当に大丈夫なんですか?」
横にいた捜査員に聞かれ宮林は軽く頷いた。
「高塚が失敗する瞬間をこの目で見といてやる。」
そう言いながら宮林は軽く微笑んだ。
その頃
現地警察との合同会議を控えていた高塚は峡と共に屋上にいた。
「これから捜査を進めていく上で俺はお前を第2の指揮官として進めていきたいと考えている」
唐突に高塚に言われ峡は飲んでいたお茶を吹き出しそうになりながら高塚に目をやった。
「え、俺がすか?いや俺その経験とか全く無いっすよ。ちょっといくらなんでも。ねー?」
「不服か?」
「いやそういうあれじゃないんすけどね?」
「お前の両親が殺された事件あったろ?」
「はい」
「今でもあの事件は未解決事件として未処理のまま今も捜査が継続されてる。」
「え?」
「公安部の管轄としてだがな。」
「なんで公安なんすか?」
「ゾフィーが関与してると上が見てるからだ。今回俺らがこの捜査を行っていく過程でもしも両親が殺された事件の真相に出会う可能性があるかもしれん。その時お前はどうする?」
「そりゃその事件調べたいすけど仕事は仕事なんでね。今おってる事件1本に集中するつもりっすよ?」
「そうか。俺はそっちの事件に行ってもいいと言うつもりだ。」
「はい?」
「多分あの人の事だ?基地にでも待機してるんだろ。いつでも俺が落ちる瞬間を見るために」
「え?」
「こっちの話だ。もしもその事件との関与性が確認できた時点で公安部との合同捜査に切り替えたいと思ってる。」
「そんなことできるんすか?言ったら悪いすけど高塚さんって公安から追い出されたんすよね?」
「公安部の中にお前の両親が殺された事件を専門に捜査を続けているチームがある。俺はそこにも在籍してるんだ。そのチームは捜査一課との合同チームで、今年から大幅にメンバーが削減されたんだがそれでも捜査活動を続けている。もしもの時はそのチームをここに呼ぶつもりだ。その時はお前にもそのチームに入ってもらいたい。」
「俺なんかでいいんすか?」
「1番気持ちがわかるだろ?憎しみの気持ちと悔しさの気持ちと。その気持ちがあれば大歓迎だ」
そう言うと高塚は軽く空を見上げた。
「そろそろ捜査会議始まります。準備の方よろしくお願いします」
屋上にやってきた高崎に言われ高塚はそのまま屋上を後にした。
「おい、何話してんだよ。また」
高崎に聞かれ峡は軽く首を傾げた。
「んーまーこっちの話だから。おめぇーには関係ねーよ」
そう言うと峡もそのまま屋上を後にした。
その頃
基地では、剣城ら第1群幹部らが宮林ら警察庁特捜部捜査員らと対面をしていた。
「都築 司令に言われて来ました。あなたがたの支援をしろと。」
そう言うと剣城は軽く頭を下げたあと宮林に目をやった。
「剣城さん?なんで」
そう呟きながらも宮林は軽く頭を下げた。
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