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ULTIMATE〜THE CROSS
ULTIMATE〜THE CROSS第5話
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主要登場人物一覧
峡睦也(38)…7代目主人公 警衛庁公安科外事機動連隊機動急襲班長 2等幹士
高塚晃大(43)…内閣府統合防衛監察局首席参事官 警視監 (警察庁から出向中)
新原将暉(27)…日本法衛庁機動広域遊撃隊長代理 警視 (警察庁から出向中)
市倉颯人(27)…警衛庁公安科 総隊主任兼外事機動連隊長 2等幹士
柳原辰信(53)…警衛庁7代目幕僚総監
一織将太(32)…警衛庁公安科外事機動連隊機動急襲班所属 2等隊士
相模恭介(32)… 警衛庁公安科外事機動連隊機動急襲班所属 2等隊士
冴島恵丞(30)… 警衛庁公安科外事機動連隊機動急襲班所属 2等隊士
塚島幸太(25)… 警衛庁公安科外事機動連隊機動急襲班所属 2等隊士
嶌篤志(33)… 警衛庁公安科外事機動連隊機動急襲班所属 1等隊士
野倉聖陽(22)… 警衛庁公安科外事機動連隊機動急襲班所属 3等隊士
柿谷臣(23)…礁耶島特別合同守衛総合基地 特殊部 特殊機動連隊所属 3等隊士(警衛庁から出向中)
宗岡僚(40)…礁耶島特別合同守衛総合基地 特殊部 特殊機動連隊長 2等幹士(警衛庁から出向中)
栗嶋将斗(28)…礁耶島特別合同守衛総合基地 特殊部 特殊機動連隊所属 2等隊士
紀周龍友(52)…礁耶島特別合同守衛総合基地7代目基地司令 隊将(警衛庁から出向中)
戸塚翔甫(50)…礁耶島特別合同守衛総合基地管理官 警視 (警視庁から出向中)
大倉奨(39)…内閣府統合防衛監察局 統合副監察室 統括官代理 警視正(警察庁から出向中)
涼崎慧(33)…警衛庁警務大隊首席監察部 規律統制委員会所属 衛幹
北丸魁真(37)…警衛庁警務大隊首席監察部 規律統制委員会 委員長 2等幹士
階級(警衛隊)
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
階級 (警察)
巡査→巡査長→巡査部長→警部補→警部→警視→警視正→警視長→警視監→警視総監
階級(海上保安庁)
三等海上保安士→二等海上保安士→一等海上保安士→三等海上保安正→二等海上保安正→一等海上保安正→三等海上保安監→二等海上保安監→一等海上保安監 →海上保安監→次長→海上保安庁長官
…………………………………………………………………
「わかりました」
電話を切ると高塚は目の前で席に座る隊員達を見渡しながら立ち上がった。
「先程、内閣府統合防衛監察局から連絡があった。これより本作戦はこのまま遂行する。明日には部隊を天湾に展開させ早期作戦遂行を始める。目的は天湾政府 総裁の琳を退かせることだ。総裁の琳は反日運動を天湾国内に広めさせ反日を国民に浸透させた。しかし天湾は日本の国領であり反日運動は許されるものでは無い。よってその運動を辞めさせる、そして琳の総裁辞任を遠隔で実施させる。これが狙いとの事。これから派遣メンバーの発表を行う。総員はこのまま5分間の休憩に入り再度ここに集まれ。以上」
そう言うと高塚はそのまま会議室から出ていった。
「ちょっと、よく意味がわかんなかったんですけど、」
会議室から出た高塚の後を追うようにして会議室を後にした大倉は高塚を見るなりすぐに声をかけた。
「何が言いたい?」
「さっき誰から電話があったんです?」
「局長からだ」
「局長直々に電話が来るのおかしいでしょ。それにさっきあなたが言った、琳 総裁の辞任を遠隔で実施させる。ちょっとおかしいと思いませんか?なんでこんなに局長は天湾の日本復帰を目指してるのか。私にはよく分かりません」
「俺もだよ。よくわからん。ま、とにかく反日デモの制圧が一番の仕事だ。それを達成すれば解決ということだろ」
「反日デモの制圧ですか。総裁がそれを指示している以上、向こうの国軍が関与してくることもわかるでしょ。勝ち目ありませんよ。向こうは核兵器だって保有してる」
「勝ち目か。0に近いのかもな。」
「あなたは何がしたいんですか?」
そう言うと大倉は高塚に顔を近づけた。
「何がしたい?俺の希望などあると思うか?したい仕事をできてると思うか?俺もよくわからんよ。」
高塚はそう言うと大倉を睨みつけた。
「今は上の言うことを素直に聞く事が大事なんだ。あまり上に逆らいすぎるな。自分の意見はそれなりの地位についてから言うようにしろ。じゃないと自分を殺すことになるぞ」
高塚が話していると、会議室で隊員らが騒がしくしてるのが大倉の目に入った。
「なんかあったのか」
そう呟くと大倉は会議室に向かった。
「大倉、話聞いているのか?」
そう言いながら高塚は大倉について行った。
会議室では、テレビを目の前に多くの隊員らがざわついていた。
「何があった?何騒いでる」
大倉が怒鳴ると戸塚が走ってきた。
「ニュース速報です。警衛庁公安科に警務隊が立ち入り検査を行ったと」
「立ち入り検査?警務隊が?なんで?」
「いやー詳しいことは、」
戸塚が言うと大倉は苛立ちながらも戸塚を押しのけテレビに目をやった。
そこには、警衛庁警務大隊首席監察部 規律統制委員会 委員長の北丸が記者会見を開いている映像があった。
「詳細の詳しい調査だ。始めろ」
高塚が言うと大倉は高塚を軽く睨んだ後、スマホを片耳に近づけた。
「お疲れ様です。大倉です。今ニュース速報見てまして…………」
大倉が電話しているのを横目で見ながら高塚はニュース映像に再び目をやった。
「おいおい、なんだこれ」
一織に呼ばれ慌てて部屋に戻ってきた峡はニュース映像を見るなり目を見開いた。
「公安科に立ち入り検査って、俺らやばいんじゃねーのか?」
野倉が呟いた。
「市倉に聞いてみる。何が起きてんのか」
冴島が言うと嶌は峡に目をやった。
「峡さんがやることだろ。それ」
「まぁーそうか」
そう言うと冴島はその場にあった椅子に腰掛けた。
峡睦也(38)…7代目主人公 警衛庁公安科外事機動連隊機動急襲班長 2等幹士
高塚晃大(43)…内閣府統合防衛監察局首席参事官 警視監 (警察庁から出向中)
新原将暉(27)…日本法衛庁機動広域遊撃隊長代理 警視 (警察庁から出向中)
市倉颯人(27)…警衛庁公安科 総隊主任兼外事機動連隊長 2等幹士
柳原辰信(53)…警衛庁7代目幕僚総監
一織将太(32)…警衛庁公安科外事機動連隊機動急襲班所属 2等隊士
相模恭介(32)… 警衛庁公安科外事機動連隊機動急襲班所属 2等隊士
冴島恵丞(30)… 警衛庁公安科外事機動連隊機動急襲班所属 2等隊士
塚島幸太(25)… 警衛庁公安科外事機動連隊機動急襲班所属 2等隊士
嶌篤志(33)… 警衛庁公安科外事機動連隊機動急襲班所属 1等隊士
野倉聖陽(22)… 警衛庁公安科外事機動連隊機動急襲班所属 3等隊士
柿谷臣(23)…礁耶島特別合同守衛総合基地 特殊部 特殊機動連隊所属 3等隊士(警衛庁から出向中)
宗岡僚(40)…礁耶島特別合同守衛総合基地 特殊部 特殊機動連隊長 2等幹士(警衛庁から出向中)
栗嶋将斗(28)…礁耶島特別合同守衛総合基地 特殊部 特殊機動連隊所属 2等隊士
紀周龍友(52)…礁耶島特別合同守衛総合基地7代目基地司令 隊将(警衛庁から出向中)
戸塚翔甫(50)…礁耶島特別合同守衛総合基地管理官 警視 (警視庁から出向中)
大倉奨(39)…内閣府統合防衛監察局 統合副監察室 統括官代理 警視正(警察庁から出向中)
涼崎慧(33)…警衛庁警務大隊首席監察部 規律統制委員会所属 衛幹
北丸魁真(37)…警衛庁警務大隊首席監察部 規律統制委員会 委員長 2等幹士
階級(警衛隊)
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
階級 (警察)
巡査→巡査長→巡査部長→警部補→警部→警視→警視正→警視長→警視監→警視総監
階級(海上保安庁)
三等海上保安士→二等海上保安士→一等海上保安士→三等海上保安正→二等海上保安正→一等海上保安正→三等海上保安監→二等海上保安監→一等海上保安監 →海上保安監→次長→海上保安庁長官
…………………………………………………………………
「わかりました」
電話を切ると高塚は目の前で席に座る隊員達を見渡しながら立ち上がった。
「先程、内閣府統合防衛監察局から連絡があった。これより本作戦はこのまま遂行する。明日には部隊を天湾に展開させ早期作戦遂行を始める。目的は天湾政府 総裁の琳を退かせることだ。総裁の琳は反日運動を天湾国内に広めさせ反日を国民に浸透させた。しかし天湾は日本の国領であり反日運動は許されるものでは無い。よってその運動を辞めさせる、そして琳の総裁辞任を遠隔で実施させる。これが狙いとの事。これから派遣メンバーの発表を行う。総員はこのまま5分間の休憩に入り再度ここに集まれ。以上」
そう言うと高塚はそのまま会議室から出ていった。
「ちょっと、よく意味がわかんなかったんですけど、」
会議室から出た高塚の後を追うようにして会議室を後にした大倉は高塚を見るなりすぐに声をかけた。
「何が言いたい?」
「さっき誰から電話があったんです?」
「局長からだ」
「局長直々に電話が来るのおかしいでしょ。それにさっきあなたが言った、琳 総裁の辞任を遠隔で実施させる。ちょっとおかしいと思いませんか?なんでこんなに局長は天湾の日本復帰を目指してるのか。私にはよく分かりません」
「俺もだよ。よくわからん。ま、とにかく反日デモの制圧が一番の仕事だ。それを達成すれば解決ということだろ」
「反日デモの制圧ですか。総裁がそれを指示している以上、向こうの国軍が関与してくることもわかるでしょ。勝ち目ありませんよ。向こうは核兵器だって保有してる」
「勝ち目か。0に近いのかもな。」
「あなたは何がしたいんですか?」
そう言うと大倉は高塚に顔を近づけた。
「何がしたい?俺の希望などあると思うか?したい仕事をできてると思うか?俺もよくわからんよ。」
高塚はそう言うと大倉を睨みつけた。
「今は上の言うことを素直に聞く事が大事なんだ。あまり上に逆らいすぎるな。自分の意見はそれなりの地位についてから言うようにしろ。じゃないと自分を殺すことになるぞ」
高塚が話していると、会議室で隊員らが騒がしくしてるのが大倉の目に入った。
「なんかあったのか」
そう呟くと大倉は会議室に向かった。
「大倉、話聞いているのか?」
そう言いながら高塚は大倉について行った。
会議室では、テレビを目の前に多くの隊員らがざわついていた。
「何があった?何騒いでる」
大倉が怒鳴ると戸塚が走ってきた。
「ニュース速報です。警衛庁公安科に警務隊が立ち入り検査を行ったと」
「立ち入り検査?警務隊が?なんで?」
「いやー詳しいことは、」
戸塚が言うと大倉は苛立ちながらも戸塚を押しのけテレビに目をやった。
そこには、警衛庁警務大隊首席監察部 規律統制委員会 委員長の北丸が記者会見を開いている映像があった。
「詳細の詳しい調査だ。始めろ」
高塚が言うと大倉は高塚を軽く睨んだ後、スマホを片耳に近づけた。
「お疲れ様です。大倉です。今ニュース速報見てまして…………」
大倉が電話しているのを横目で見ながら高塚はニュース映像に再び目をやった。
「おいおい、なんだこれ」
一織に呼ばれ慌てて部屋に戻ってきた峡はニュース映像を見るなり目を見開いた。
「公安科に立ち入り検査って、俺らやばいんじゃねーのか?」
野倉が呟いた。
「市倉に聞いてみる。何が起きてんのか」
冴島が言うと嶌は峡に目をやった。
「峡さんがやることだろ。それ」
「まぁーそうか」
そう言うと冴島はその場にあった椅子に腰掛けた。
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