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後編 仲間の逮捕と浮き上がる真相
ULTIMATE〜SEALs精鋭無比 第41話
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主要登場人物一覧
佐倉綾斗(27)…6代目主人公 警視庁公安部特捜班所属 巡査部長
呉航汰(31)…警視庁公安部特捜班所属 巡査部長
土井彰人(39)…警視庁公安部特捜班所属 巡査部長
根室昌磨(29)…警視庁公安部特捜班所属 巡査部長
前園賢吾(35)…警視庁公安部特捜班長 警視
村嶋透也(38)…警視庁公安部特捜班副班長 警部
九池篤志(31)…九池警備保証株式会社長
都築崇人(27)…警衛庁自衛科方面統括本部管理官補佐 将補
九池警備保証株式会社身辺警護課
中原竜也(49)…身辺警護課長
井戸雄也(39)…専従警護員
長嶺透也(36)…専従警護員
河田良秀(31)…専従警護員
階級(警衛隊)
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
階級 (警察)
巡査→巡査長→巡査部長→警部補→警部→警視→警視正→警視長→警視監→警視総監
………………………………………………………………
「何故、呼ばれた?」
「いや、分かりません。何か中 長官の身に何かあったのでは?」
「時間が無いんだぞ。全く」
警視庁地下駐車場に着くなり梶は、車からおりると文句をだらだらと述べ始めた。
「でも、身体的な問題は無さそうです。あくまで警察からの情報ですけど」
秘書官が言うと梶は軽く首を傾げた。
「じゃあ他に何があるんだ?」
梶が呟いた。
1階に着くと川崎に敬礼され梶は軽く会釈した。
「ご苦労だな。で、俺を呼んでる奴はどこだ?」
「あ、少々お待ちいただけますか?」
「早くしろよ。こっちも忙しいんだ」
「はい」
川崎はスマホを手に持つと水野に電話をかけた。
川崎から連絡を受け数分後、水野が1階におりてきた。
「警視庁捜査一課管理官の水野です」
「法衛庁副長官の梶です。何かありましたか?これ以上、身柄拘束をするのであれば正式に抗議しますよ?」
「まぁまぁ落ち着いてください。警察が理由無しに身柄を拘束し続けるでしょうか?よくお考えになってください」
「とにかく要件を早く」
「わかりました。時間が無さそうなので結論から言わせていただきます。先程、中 将一郎を殺人教唆で緊急逮捕しました。」
「は?殺人教唆?」
梶が聞くと川崎も顔色を変えた。
「ど、どういう事です?」
梶が聞くと水野は梶らを近くの会議室へと誘導した。
「詳しくお話しましょう。日軍によるこれまでの都内で起きた殺人事件、拉致事件等を我々捜査一課は総力をあげて捜査をしていました。その中で、我々はある事実に到着しました。日軍のトップは中なのではないかと。まぁあくまで当初は、予想でした。」
「予想から確信に変わる根拠は?」
梶が聞くと水野は軽く顔色を変えた。
「本人による自供です。自供を超えるものはありませんからね。」
「中 本人から自供を得たと?」
「はい。中 はこれまでの日軍が立てていた作戦等全てを供述しましたよ。50の証拠が100になった。と言いましょうか」
そう言うと水野は笑みを見せた。
その後、警視庁捜査一課は全国にあった日軍執行部と呼ばれる施設を家宅捜索。
その中で、日軍創設に関わるある出来事が判明した。
2082年に起きた日湾戦争。
日本国憲法を無視し国家保安庁が独断で部隊を天湾に送り勃発した戦争である。
日湾戦争が終結した2083年から、日軍活動家と名乗る集団が結成され、各地でデモが行われた。
日本国憲法の重要性、憲法違反を犯す者の処刑、処分を行ってきた。
日本の根本を掃除し、新国として生まれ変わらせる。
これをスローガンとし、2083年以降から、活動を始めた。
佐倉綾斗(27)…6代目主人公 警視庁公安部特捜班所属 巡査部長
呉航汰(31)…警視庁公安部特捜班所属 巡査部長
土井彰人(39)…警視庁公安部特捜班所属 巡査部長
根室昌磨(29)…警視庁公安部特捜班所属 巡査部長
前園賢吾(35)…警視庁公安部特捜班長 警視
村嶋透也(38)…警視庁公安部特捜班副班長 警部
九池篤志(31)…九池警備保証株式会社長
都築崇人(27)…警衛庁自衛科方面統括本部管理官補佐 将補
九池警備保証株式会社身辺警護課
中原竜也(49)…身辺警護課長
井戸雄也(39)…専従警護員
長嶺透也(36)…専従警護員
河田良秀(31)…専従警護員
階級(警衛隊)
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
階級 (警察)
巡査→巡査長→巡査部長→警部補→警部→警視→警視正→警視長→警視監→警視総監
………………………………………………………………
「何故、呼ばれた?」
「いや、分かりません。何か中 長官の身に何かあったのでは?」
「時間が無いんだぞ。全く」
警視庁地下駐車場に着くなり梶は、車からおりると文句をだらだらと述べ始めた。
「でも、身体的な問題は無さそうです。あくまで警察からの情報ですけど」
秘書官が言うと梶は軽く首を傾げた。
「じゃあ他に何があるんだ?」
梶が呟いた。
1階に着くと川崎に敬礼され梶は軽く会釈した。
「ご苦労だな。で、俺を呼んでる奴はどこだ?」
「あ、少々お待ちいただけますか?」
「早くしろよ。こっちも忙しいんだ」
「はい」
川崎はスマホを手に持つと水野に電話をかけた。
川崎から連絡を受け数分後、水野が1階におりてきた。
「警視庁捜査一課管理官の水野です」
「法衛庁副長官の梶です。何かありましたか?これ以上、身柄拘束をするのであれば正式に抗議しますよ?」
「まぁまぁ落ち着いてください。警察が理由無しに身柄を拘束し続けるでしょうか?よくお考えになってください」
「とにかく要件を早く」
「わかりました。時間が無さそうなので結論から言わせていただきます。先程、中 将一郎を殺人教唆で緊急逮捕しました。」
「は?殺人教唆?」
梶が聞くと川崎も顔色を変えた。
「ど、どういう事です?」
梶が聞くと水野は梶らを近くの会議室へと誘導した。
「詳しくお話しましょう。日軍によるこれまでの都内で起きた殺人事件、拉致事件等を我々捜査一課は総力をあげて捜査をしていました。その中で、我々はある事実に到着しました。日軍のトップは中なのではないかと。まぁあくまで当初は、予想でした。」
「予想から確信に変わる根拠は?」
梶が聞くと水野は軽く顔色を変えた。
「本人による自供です。自供を超えるものはありませんからね。」
「中 本人から自供を得たと?」
「はい。中 はこれまでの日軍が立てていた作戦等全てを供述しましたよ。50の証拠が100になった。と言いましょうか」
そう言うと水野は笑みを見せた。
その後、警視庁捜査一課は全国にあった日軍執行部と呼ばれる施設を家宅捜索。
その中で、日軍創設に関わるある出来事が判明した。
2082年に起きた日湾戦争。
日本国憲法を無視し国家保安庁が独断で部隊を天湾に送り勃発した戦争である。
日湾戦争が終結した2083年から、日軍活動家と名乗る集団が結成され、各地でデモが行われた。
日本国憲法の重要性、憲法違反を犯す者の処刑、処分を行ってきた。
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これをスローガンとし、2083年以降から、活動を始めた。
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