ULTIMATE〜闇の統帥者 (2122)SEALs精鋭無比

ULTIMATE〜SEALs精鋭無比

ULTIMATE〜SEALs精鋭無比 第2話

主要登場人物一覧
佐倉綾斗(27)…6代目主人公 警視庁公安部特捜班所属 巡査部長
呉航汰(31)…警視庁公安部特捜班所属 巡査部長
土井彰人(39)…警視庁公安部特捜班所属 巡査部長
根室昌磨(29)…警視庁公安部特捜班所属 巡査部長
前園賢吾(35)…警視庁公安部特捜班長 警視
村嶋透也(38)…警視庁公安部特捜班副班長 警部
九池篤志(31)…九池警備保証株式会社長
都築崇人(27)…警衛庁自衛科方面統括本部管理官補佐 将補

九池警備保証株式会社身辺警護課
中原竜也(49)…身辺警護課長
井戸雄也(39)…専従警護員
長嶺透也(36)…専従警護員
河田良秀(31)…専従警護員

階級(警衛隊)
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
階級 (警察)
巡査→巡査長→巡査部長→警部補→警部→警視→警視正→警視長→警視監→警視総監
…………………………………………………………………
緊急集会が終わったあと、公安部特捜班のメンバー選考に選ばれた4人はそのまま第2庁舎の一室にある会議室へと連れていかれた。
「へぇー、日軍。なんかニュースで前やってたっけ？」
土井から話を聞き呉が呟いた。
「取り調べで、凪岡が言いよってな。それで上が執拗以上に食いついてな。ただの言い訳でしかねーと俺は思ってるんだがな」
土井が言うと横にいた根室が頷いた。
「んで俺らが捜一から派遣されたって訳。」
根室が話していると2人の男が会議室に入ってきた。
「副班長の村嶋だ。明日から正式に捜査を開始する予定だ。今日はこのまま休養とする。後、生活拠点についてだが、今日から警視庁が用意したアパートで生活してもらう。荷物は最小限にして今日中に引越しして来い」
そう言うと村嶋はその場から去っていった。
その後
佐倉達はそのまま自宅に戻り引越しの準備を始めた。
その日の夜
村嶋は特捜班長に就任した前園と共に警視庁の一室にいた。
「今回のメンバー選考お前はどう見る？」
前園に聞かれ村嶋は少し沈黙を貫いた後、口をあけた。
「精鋭とまでは言えないでしょうが、経験はそれなりにあるメンバーかと。使えると言われれば使える。そういったところでしょうか？」
「なるほど。まーそうだな」
そう言うと前園はコーヒーを口に含んだ。
「前園さんはどう見てるんですか？」
「お前とおおよそは同じだ。ま、俺は上から見放された人間だからな。これで失敗でもしてみろ。俺の警察人生は終わる」
「上から見放された？」
「昔からそうだ。何故か人から嫌われる事が多くてな。ま、そんな俺に警察は天職だって、ある人に言われて俺は警察を目指した。人生何があるかわからん。」
「そうだったんですね」
「まー何があるか俺はまだわからんが、少なくとも公には動けない。いつ何が起きるか予測不能な仕事だって事を忘れずやろう。お前と俺の仕事は、あいつら(佐倉達)を守ることだ。何がなんでも部下を守りきる。わかったな？」
「はい」
村嶋が返事すると前園はある男の資料をその場に広げた。
「日軍に関してはもともと俺も捜査とまではいかないが調べる機会があって調べてたことがあった。その際に浮上した男だ。警察庁から法衛庁に出向中だそうだ。一応、情報は共有しとこーと思ってな。この男のことは一応、頭の奥にでも入れといてくれや」
そう言うと前園はそのまま資料を村嶋に渡した。
「わかりました。」
そう言いながら村嶋は資料に目を通した。