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ULTIMATE〜日本防衛戦線
ULTIMATE〜日本防衛戦線第7話
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主要登場人物一覧
大石慶敬(26)…4代目主人公 国家保安庁外事機動特別諜報部隊天湾特命派遣中
豊島敦也(26)…国家保安庁外事機動特別諜報部隊天湾特命派遣中
新屋智輝(26)…天湾に拉致 身柄拘束中
甲賀彪馬(26)…国家保安庁外事機動特別諜報部隊天湾特命派遣中
達司蓮(44)…国家保安庁外事機動特別諜報部隊天湾特命派遣中
武隈紀久(45)…国家保安庁外事機動特別諜報部隊主任
柴崎冬弥(29)…国家保安庁外事機動特別諜報部隊天湾特命派遣中
滝藤誠弥(34)…国家保安庁外事機動特別諜報部隊副隊長
河内慶六(52)…国家保安庁長官
睦月陸(49)…国家保安庁外事機動特別諜報部隊長
金条泰雅(20)…天湾陸軍第1憲兵団所属
…………………………………………………………………
2081年4月30日
国家保安庁は、天湾との全面戦争をも視野に入れ選抜チームを臨時的に発足させた。
選抜チームは約1000人の隊員から構成された。そしてその選抜チームの指揮役を人命救助、対人制圧、全てにおいて最高峰の技量を手にした隊員で構成されている特類郡に任せた。
特類郡は、前年の2080年に極秘に訓練を実施し2081年4月20日に発足した最新精鋭部隊である。
そんな中河内は選抜チームと特類郡に対して新屋を含めた天湾にいる国保隊員の救出命令を出した。
緊急を要するとして河内は国会での承認を得ないまま天湾に部隊を派遣した。
これは立派な規律違反となる行為であり河内は長官辞職をかけての作戦をとることにした。
後に河内はこの作戦について
「仲間を助けられないのに国を助けれるわけが無い。どんな状況になっても私は構わなかった。国民からどんなに非難を浴びてもいい。彼らを日本に帰還させることだけが私の使命だとそう心に言い聞かせ部隊を派遣しました。」
と述べている。
2081年5月1日
ついに河内は選抜部隊を天湾に派遣した。
ヘリ、船での陸空海からの同時侵攻で行うことにした。
朝日がのぼる中、天湾ではいつものような日常が始まろうとしていた。
しかしいつも通りの日常ではなかった。
目覚めた国民らは目の前に広がる光景に目を疑った。
日本国旗を掲げ武装した男たちがただ黙々と行進をしていたのだ。
「今こっちに向かってるらしい。お前ら準備しろ」
達司が怒鳴ると大石らは家から出ていく準備を始めた。
「眠ぃーな。でこれから何があるんすか?」
柴崎が聞くと隣にいた豊島が答えた。
「馬鹿野郎かよ。新屋を救出しに行くんだろ?」
豊島に言われ柴崎は思い出したような顔つきを見せた。
「あ、あーそうだった。」
「了解しました」
電話を切ると達司は大石らに目をやった。
「もうすぐ到着するとの事だ。合流次第そのまま俺らも新屋の救出作戦に参加する。装備装着しておけ、」
そう言うと達司は窓に目をやった。
「そうか。来たか。すぐに部隊を集めろ」
部下から話を聞きそう言うと天湾軍部総司令官の武亭喜は席から立ち上がった。
大石慶敬(26)…4代目主人公 国家保安庁外事機動特別諜報部隊天湾特命派遣中
豊島敦也(26)…国家保安庁外事機動特別諜報部隊天湾特命派遣中
新屋智輝(26)…天湾に拉致 身柄拘束中
甲賀彪馬(26)…国家保安庁外事機動特別諜報部隊天湾特命派遣中
達司蓮(44)…国家保安庁外事機動特別諜報部隊天湾特命派遣中
武隈紀久(45)…国家保安庁外事機動特別諜報部隊主任
柴崎冬弥(29)…国家保安庁外事機動特別諜報部隊天湾特命派遣中
滝藤誠弥(34)…国家保安庁外事機動特別諜報部隊副隊長
河内慶六(52)…国家保安庁長官
睦月陸(49)…国家保安庁外事機動特別諜報部隊長
金条泰雅(20)…天湾陸軍第1憲兵団所属
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2081年4月30日
国家保安庁は、天湾との全面戦争をも視野に入れ選抜チームを臨時的に発足させた。
選抜チームは約1000人の隊員から構成された。そしてその選抜チームの指揮役を人命救助、対人制圧、全てにおいて最高峰の技量を手にした隊員で構成されている特類郡に任せた。
特類郡は、前年の2080年に極秘に訓練を実施し2081年4月20日に発足した最新精鋭部隊である。
そんな中河内は選抜チームと特類郡に対して新屋を含めた天湾にいる国保隊員の救出命令を出した。
緊急を要するとして河内は国会での承認を得ないまま天湾に部隊を派遣した。
これは立派な規律違反となる行為であり河内は長官辞職をかけての作戦をとることにした。
後に河内はこの作戦について
「仲間を助けられないのに国を助けれるわけが無い。どんな状況になっても私は構わなかった。国民からどんなに非難を浴びてもいい。彼らを日本に帰還させることだけが私の使命だとそう心に言い聞かせ部隊を派遣しました。」
と述べている。
2081年5月1日
ついに河内は選抜部隊を天湾に派遣した。
ヘリ、船での陸空海からの同時侵攻で行うことにした。
朝日がのぼる中、天湾ではいつものような日常が始まろうとしていた。
しかしいつも通りの日常ではなかった。
目覚めた国民らは目の前に広がる光景に目を疑った。
日本国旗を掲げ武装した男たちがただ黙々と行進をしていたのだ。
「今こっちに向かってるらしい。お前ら準備しろ」
達司が怒鳴ると大石らは家から出ていく準備を始めた。
「眠ぃーな。でこれから何があるんすか?」
柴崎が聞くと隣にいた豊島が答えた。
「馬鹿野郎かよ。新屋を救出しに行くんだろ?」
豊島に言われ柴崎は思い出したような顔つきを見せた。
「あ、あーそうだった。」
「了解しました」
電話を切ると達司は大石らに目をやった。
「もうすぐ到着するとの事だ。合流次第そのまま俺らも新屋の救出作戦に参加する。装備装着しておけ、」
そう言うと達司は窓に目をやった。
「そうか。来たか。すぐに部隊を集めろ」
部下から話を聞きそう言うと天湾軍部総司令官の武亭喜は席から立ち上がった。
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