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ULTIMATE〜INHERIT J.D.F
ULTIMATE〜INHERIT J.D.F第6話
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主要登場人物一覧
来宮遼介(33)…5代目主人公 警衛庁首都自衛科保安大隊第3班主任補佐2等幹士
丸岡浩康(45)…警衛庁首都自衛科保安大隊第3班班長 1等幹士
清田大毅(40)…警衛庁首都自衛科保安大隊第3班副班長 1等幹士
永浦結仁(38)…警衛庁首都自衛科保安大隊第3班主任 2等幹士
藤ヶ谷慶斗(25)…警衛庁首都自衛科保安大隊第3班所属 準等隊士
磯城野大弥(25)…警衛庁首都自衛科保安大隊第3班所属 準等隊士
笹倉大志(33)…警衛庁参謀部所属2等幹士
片岡優真(33)…警衛庁近畿方面隊西日本区域自衛科保安大隊総務管理官補佐2等幹士
海藤辰之(33)…警衛庁警務隊首席監察部長付き監察員2等幹士
中将一郎(46)…警衛庁幕僚総監官房室理事官補佐 隊将
原快真(46)…警衛庁警備科第1指令本隊管理官 将補
梶唯我(46)…警衛庁公安科国際軍事調査部隊長 将補
緋鷺徹哉(35)…警衛庁警備科第1指令本隊管理官補佐 将補 (関東管区警察局総務監察部から出向中)
中堂純一(48)…警衛庁2代目幕僚総監(元警察庁長官官房総括審議官)
階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
…………………………………………………………………
事件が起きたのは新宿にある都内屈指の進学校、日明修学院高校である。
偏差値70で毎年多くの東大生を輩出しスポーツでも野球部は春夏甲子園出場数は38回。春優勝5回夏優勝は10回を誇る文武共に最高峰の学校である。
そんな日明修学院高校に7月1日午前9時半、武装した男2人が侵入したのだ。
午前10時男の1人が警察に自ら通報し事件は発覚した。
作戦会議が終わると来宮達3班のメンバーは事件現場にヘリで向かった。
「こちらL1。詳細等逐一報告しろ。」
緋鷺が言った。
「現場、傍受」
丸岡がすぐに無線越しに応答した。
「にしても必死っすね笑」
清田が言うと丸岡は1枚の写真を見せた。
「子供2人養っていかんとならんしな。こいつらのためにも死ねんよ」
そう言うと丸岡は写真を胸ポケットにしまった。
「まもなく到着する。時刻1130」
機長の寺島から言われ隊員らは降りる準備を始めた。
「かなり野次馬いるなー」
窓越しから映る景色を見ながら永浦が呟いた。
「出動経験とかあるんすか?」
藤ヶ谷に聞かれ来宮は藤ヶ谷に目をやった。
「ずっと事務方だったからな。初めてだ」
「なら、俺らの方が経験があるってことか。去年とかやばっかったんすよ笑笑。事件起きすぎで笑出動したらまた別の事件起きてとかで班ごとに分裂して出動して笑」
藤ヶ谷が言った。
「でもお前何もしてなかったけどな。補佐役ばっかだろ?笑」
磯城野が言った。
「そろそろ着くぞ。緊張感持っとけよ」
丸岡が言うと班員らは返事した。
ヘリは学校の校庭へと着陸した。
ヘリが着陸すると班員らは一斉にヘリから降り先に現着していた巡査に導かれ、設置されていた指揮所へと向かった。
「お疲れ様です。新宿署地域課の葛西です。特に動きはありません。」
「そうですか。救急車が来てるみたいですけど何か?」
丸岡が聞いた。
「野次馬が集まっててその影響で負傷者が」
「なるほど。ご苦労さん。」
丸岡が言うと葛西は敬礼しそのまま持ち場へと戻った。
「現場到着。指示願います。」
「こちらL1。校舎まわりの捜索を開始せよ。侵入できるところがあれば迷いなく侵入しろ。」
「了解」
緋鷺から指示を受け丸岡は近くにいた巡査に声をかけた。
「あの、ここの学校の地図は?」
「すぐに持ってきます」
「はい。清田です」
かかってきた電話に清田がすぐ応答した。
「了解です」
電話を切ると清田は丸岡に小声で話しかけた。
「近隣の神奈川自衛隊(神奈川地区自衛科保安中隊)からで、応援出動準備が整っているとの事です。」
「そうか。警察からの連絡だと男二人だったよな?」
「はい。そうですね」
「もっといねーか?」
「はい?なぜ?」
「勘なんだが、どうもそう思ってな。」
「なるほど」
「学校の地図です」
1人の巡査が地図を片手に走ってきた。
「ご苦労。」
そう言うと丸岡は地図に目を落とした。
「ではこれより2人1組での校舎周辺捜索を始めてくれ。」
丸岡が言うと班員らは一斉に散らばっていった。
来宮遼介(33)…5代目主人公 警衛庁首都自衛科保安大隊第3班主任補佐2等幹士
丸岡浩康(45)…警衛庁首都自衛科保安大隊第3班班長 1等幹士
清田大毅(40)…警衛庁首都自衛科保安大隊第3班副班長 1等幹士
永浦結仁(38)…警衛庁首都自衛科保安大隊第3班主任 2等幹士
藤ヶ谷慶斗(25)…警衛庁首都自衛科保安大隊第3班所属 準等隊士
磯城野大弥(25)…警衛庁首都自衛科保安大隊第3班所属 準等隊士
笹倉大志(33)…警衛庁参謀部所属2等幹士
片岡優真(33)…警衛庁近畿方面隊西日本区域自衛科保安大隊総務管理官補佐2等幹士
海藤辰之(33)…警衛庁警務隊首席監察部長付き監察員2等幹士
中将一郎(46)…警衛庁幕僚総監官房室理事官補佐 隊将
原快真(46)…警衛庁警備科第1指令本隊管理官 将補
梶唯我(46)…警衛庁公安科国際軍事調査部隊長 将補
緋鷺徹哉(35)…警衛庁警備科第1指令本隊管理官補佐 将補 (関東管区警察局総務監察部から出向中)
中堂純一(48)…警衛庁2代目幕僚総監(元警察庁長官官房総括審議官)
階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
…………………………………………………………………
事件が起きたのは新宿にある都内屈指の進学校、日明修学院高校である。
偏差値70で毎年多くの東大生を輩出しスポーツでも野球部は春夏甲子園出場数は38回。春優勝5回夏優勝は10回を誇る文武共に最高峰の学校である。
そんな日明修学院高校に7月1日午前9時半、武装した男2人が侵入したのだ。
午前10時男の1人が警察に自ら通報し事件は発覚した。
作戦会議が終わると来宮達3班のメンバーは事件現場にヘリで向かった。
「こちらL1。詳細等逐一報告しろ。」
緋鷺が言った。
「現場、傍受」
丸岡がすぐに無線越しに応答した。
「にしても必死っすね笑」
清田が言うと丸岡は1枚の写真を見せた。
「子供2人養っていかんとならんしな。こいつらのためにも死ねんよ」
そう言うと丸岡は写真を胸ポケットにしまった。
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「かなり野次馬いるなー」
窓越しから映る景色を見ながら永浦が呟いた。
「出動経験とかあるんすか?」
藤ヶ谷に聞かれ来宮は藤ヶ谷に目をやった。
「ずっと事務方だったからな。初めてだ」
「なら、俺らの方が経験があるってことか。去年とかやばっかったんすよ笑笑。事件起きすぎで笑出動したらまた別の事件起きてとかで班ごとに分裂して出動して笑」
藤ヶ谷が言った。
「でもお前何もしてなかったけどな。補佐役ばっかだろ?笑」
磯城野が言った。
「そろそろ着くぞ。緊張感持っとけよ」
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ヘリは学校の校庭へと着陸した。
ヘリが着陸すると班員らは一斉にヘリから降り先に現着していた巡査に導かれ、設置されていた指揮所へと向かった。
「お疲れ様です。新宿署地域課の葛西です。特に動きはありません。」
「そうですか。救急車が来てるみたいですけど何か?」
丸岡が聞いた。
「野次馬が集まっててその影響で負傷者が」
「なるほど。ご苦労さん。」
丸岡が言うと葛西は敬礼しそのまま持ち場へと戻った。
「現場到着。指示願います。」
「こちらL1。校舎まわりの捜索を開始せよ。侵入できるところがあれば迷いなく侵入しろ。」
「了解」
緋鷺から指示を受け丸岡は近くにいた巡査に声をかけた。
「あの、ここの学校の地図は?」
「すぐに持ってきます」
「はい。清田です」
かかってきた電話に清田がすぐ応答した。
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「そうか。警察からの連絡だと男二人だったよな?」
「はい。そうですね」
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「はい?なぜ?」
「勘なんだが、どうもそう思ってな。」
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「ご苦労。」
そう言うと丸岡は地図に目を落とした。
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