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第2部 女児向けアニメ史
番外編・日本流で描かれるカートゥーン~海外原作作品を分析する~
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この章の最後は、2000年代~10年代初頭に放送された作品の中から、海外(アメリカ)の作品を原作として日本で制作された2作品を分析してみよう。
日本が世界に誇る「アニメ」とアメリカが世界に誇る「カートゥーン」。この組み合わせがどのような化学反応を起こしたか。
まずは2006年7月から1年間放送された「出ましたっ!パワパフガールズZ」。日本においても高い知名度と人気を誇るスーパーヒロインアニメ「パワーパフガールズ」。これを変身ヒロインをお家芸とする東映アニメーションの手によって日本風にリメイクされたのが本作だ。
舞台を日本に、主人公3人も日本人に置き換え、キャラデザ面においても原作の独特な2頭身キャラから一気に頭身が伸び日本のアニメにマッチしたデザインとなり、面影は目のデザインぐらいになっている。
カートゥーンデザインと日本アニメ的デザインの両方のいいとこどりができているデザインと言えよう。本家の特徴をある程度残してしっかり日本のファンになじめるようなキャラデザに仕上がっている。
主人公たちのキャラデザのテーマとして東映アニメーション側は「エロカッコイイ」を提唱した。当時は「エロカッコイイ」をキャッチコピーに倖田來未が音楽シーンの中心的存在を担い「エロカッコイイ」という言葉が社会現象となっていた時期である。
さすがに子供向けである以上、極端な露出があるわけではないが、首元の露出やスカートのデザインなどにそれが垣間見える。
原作版権元のカートゥーンネットワークは東映アニメーションに対して「アジア版パワパフを自由に作ってほしい」との要望を出した。その言葉を受けて東映アニメーション側があまたの変身ヒロイン・集団ヒロイン作品を送り出してきたノウハウを生かし、自分たちなりの自由なエッセンス、そして日本的なエッセンスで生み出された答え、それが「エロカッコイイ」デザインだったのであろう。このデザインを担当したのは「セーラームーン」や「キューティーハニーF」にも参加し、後にプリキュアシリーズにも総作画監督として参加するしもがさ美穂氏である。
その他のスタッフ面でも、シリーズ構成と一部回の脚本を担当した浦沢義雄氏が持ち前のシュールな作風を展開し、「一休さん」の頃から活躍するベテランアニメーターの佐藤育氏がシリーズディレクターとして作品をまとめあげた。
変身バンクにおいても、ダンスを連想させるアクションが特徴的で、これもおジャ魔女どれみでリズミカルな変身スタイルを取り入れた東映アニメイズムが生きているといえよう。ヒロインの武器もヨーヨーにハンマーといった具合に日本ヒーローが古来から使ってきた武器でもあり、カートゥーン的なハチャメチャさもある。両方のいいとこどりと言えよう。
極上のスタッフによって作られた「日本版パワパフ」は1年間を駆け抜けた。
次に分析するのは2008年秋から2011年3月にかけて中断期間をはさみながら放送された「スティッチ!」。沖縄を舞台としたディズニーの人気キャラ・スティッチの日本版だ。
そもそもディズニーは男女を指定しない作品だからここで書くのはお門違い(実際僕の周りでも男子の視聴者多かった)かもしれないが、コミカライズは女児向けに描かれていたので一応このカテゴリに入るだろうという独断と偏見でここで分析させていただくことにした。
スティッチが初めて世に出た「リロ&スティッチ」が公開されたのが2002年(日本公開はその翌年)。興行収入は全世界で273億ドル越え、日本でも29億円越えのヒットとなり、日本でも地上波放映が行われたTVシリーズ「リロ&スティッチ ザ・シリーズ」をはじめとした続編、派生作品も多数作られ、瞬く間にディズニーを代表する人気キャラとなっていった。この頃は僕の周りでもスティッチの文具やらストラップやらと言ったグッズを持ってた人がどれぐらいいたことか。2010年代初頭のテレビ東京の「ガイアの夜明け」におけるディズニーのスタッフのインタビューによると、本国アメリカよりも日本での人気のほうが高かったのことで、日本でのスティッチ人気が本国におけるスティッチのグッズ展開に力を入れるきっかけとなったとの証言があるぐらい日本でのスティッチ人気はすごかったのだ。
そんな中で当時のディズニー社社長で沖縄在住経験もあるポール・キャンドランド氏が開始2年ほど前から沖縄を舞台とした作品を構想。同じ南国のハワイを舞台としたスティッチと沖縄が出会い、本作が生まれたのだ。
アメリカ人にとって自国の常夏の楽園がハワイなら、日本人にとって自国の常夏の楽園と言えばもちろん沖縄だ。それにスティッチを組み合わせたことは正解だったと思う。
舞台となるのは沖縄の架空の島「イザヨイ島」。スティッチがそこを舞台に「オハナ」となったユウナをはじめとする仲間たちとの交流や、本作オリジナルのアイテム「イイコトカウンター」のポイントをためるためのイイコト探し、上記の「ザ・シリーズ」を踏襲したガントゥとハムスターヴィール一味が送り出す試作品との戦いや彼らが巻き起こすトラブルを解決していったりするのが毎回の基本フォーマットだ。
作品でも青い海輝く沖縄の美しい風景をはじめ空手やさとうきび、沖縄に古くから伝わる妖怪キジムナーの登場など沖縄という舞台を余すことなく生かし、そこに生きる文化をしっかり描いている。当時このアニメを見て沖縄にあこがれを抱いた子供たちは多いことであろう(僕もそのひとり。これ以前から沖縄には興味を抱いてたけどね。ただ、それから15年以上たった今でもまだ一度も行ったことありません…)。
当時は地方(ここでは東京以外をすべて地方と表現する)を舞台としたアニメも今ほど多くなく、聖地巡礼という言葉もまだそんなに一般層に普及していない時代。それこそこの前年に「らき☆すた」で埼玉の鷲宮が注目され始めたぐらいだ。そんな中でもスティッチ!は「ご当地アニメ(ここでは地方を舞台にしたアニメのこと)の先駆けのひとつ」
といっても過言ではないはずだ。架空の島が舞台とはいえ、沖縄の持つ魅力をしっかり描きそのPRにつながっているのは間違いない。
テレ東で放送された1期は半年で終了。まだイイコトカウンターが満杯の43までまだまだ遠いという中で迎えた最終回は今までのカウンターのポイントがゼロになってしまうというオチで終了した。
その後、半年の休止期間を経て放送局をテレビ朝日に映して2009年秋に第2期「いたずらエイリアンの大冒険」がスタート。テレ朝に新設された火曜ゴールデンのアニメ枠での放送となった。
なぜかスティッチにばかりいたずらする「プーグー」、ユウナの新しいクラスメイトとなる神戸出身の「サエ」、ユウナのいとこでその名の通りズルいことばっかりする先生の「ズル子」などの新メンバーを加えてより物語がにぎやかになった。
2010年夏からは第3期「ずっと最高のトモダチ」がスタート、舞台を沖縄本島の架空の都会「沖縄ニュータウン」に移し、ユウナの転校に伴い親代わりだったおばあなどの一部レギュラーのフェードアウトや新たなクラスメイトの登場などの大きなリニューアルが試みられた。
ユウナの転校理由は「イザヨイ小学校の廃校」によるもの。少子化や過疎化等によりすでに当時から増えてきた廃校や、離島の子供たちはいつかは島を出ていく運命といった子供向けにしてかなり深刻なエピソードを書いた形だ。
舞台が都会になったことで今までのシリーズでは出なかったような舞台も登場したのは嬉しかったが、個人的には喉かな島を舞台にした過去2シリーズが好きだったので複雑な気持ちもあった。都会が舞台になったことで沖縄の自然の露出度も控えめになった気がする。
2011年3月をもって終了し、シリーズの地上波放送は幕を閉じた。中断期間をはさみながらおよそ2年半にわたって沖縄を暴れまわったスティッチ。ディズニー×日本という新たな可能性を見出せたことは間違いないだろう。
…これにて女児向けアニメの歴史はおしまい。次回からはアニメ・特撮総合史へと移っていこう。
日本が世界に誇る「アニメ」とアメリカが世界に誇る「カートゥーン」。この組み合わせがどのような化学反応を起こしたか。
まずは2006年7月から1年間放送された「出ましたっ!パワパフガールズZ」。日本においても高い知名度と人気を誇るスーパーヒロインアニメ「パワーパフガールズ」。これを変身ヒロインをお家芸とする東映アニメーションの手によって日本風にリメイクされたのが本作だ。
舞台を日本に、主人公3人も日本人に置き換え、キャラデザ面においても原作の独特な2頭身キャラから一気に頭身が伸び日本のアニメにマッチしたデザインとなり、面影は目のデザインぐらいになっている。
カートゥーンデザインと日本アニメ的デザインの両方のいいとこどりができているデザインと言えよう。本家の特徴をある程度残してしっかり日本のファンになじめるようなキャラデザに仕上がっている。
主人公たちのキャラデザのテーマとして東映アニメーション側は「エロカッコイイ」を提唱した。当時は「エロカッコイイ」をキャッチコピーに倖田來未が音楽シーンの中心的存在を担い「エロカッコイイ」という言葉が社会現象となっていた時期である。
さすがに子供向けである以上、極端な露出があるわけではないが、首元の露出やスカートのデザインなどにそれが垣間見える。
原作版権元のカートゥーンネットワークは東映アニメーションに対して「アジア版パワパフを自由に作ってほしい」との要望を出した。その言葉を受けて東映アニメーション側があまたの変身ヒロイン・集団ヒロイン作品を送り出してきたノウハウを生かし、自分たちなりの自由なエッセンス、そして日本的なエッセンスで生み出された答え、それが「エロカッコイイ」デザインだったのであろう。このデザインを担当したのは「セーラームーン」や「キューティーハニーF」にも参加し、後にプリキュアシリーズにも総作画監督として参加するしもがさ美穂氏である。
その他のスタッフ面でも、シリーズ構成と一部回の脚本を担当した浦沢義雄氏が持ち前のシュールな作風を展開し、「一休さん」の頃から活躍するベテランアニメーターの佐藤育氏がシリーズディレクターとして作品をまとめあげた。
変身バンクにおいても、ダンスを連想させるアクションが特徴的で、これもおジャ魔女どれみでリズミカルな変身スタイルを取り入れた東映アニメイズムが生きているといえよう。ヒロインの武器もヨーヨーにハンマーといった具合に日本ヒーローが古来から使ってきた武器でもあり、カートゥーン的なハチャメチャさもある。両方のいいとこどりと言えよう。
極上のスタッフによって作られた「日本版パワパフ」は1年間を駆け抜けた。
次に分析するのは2008年秋から2011年3月にかけて中断期間をはさみながら放送された「スティッチ!」。沖縄を舞台としたディズニーの人気キャラ・スティッチの日本版だ。
そもそもディズニーは男女を指定しない作品だからここで書くのはお門違い(実際僕の周りでも男子の視聴者多かった)かもしれないが、コミカライズは女児向けに描かれていたので一応このカテゴリに入るだろうという独断と偏見でここで分析させていただくことにした。
スティッチが初めて世に出た「リロ&スティッチ」が公開されたのが2002年(日本公開はその翌年)。興行収入は全世界で273億ドル越え、日本でも29億円越えのヒットとなり、日本でも地上波放映が行われたTVシリーズ「リロ&スティッチ ザ・シリーズ」をはじめとした続編、派生作品も多数作られ、瞬く間にディズニーを代表する人気キャラとなっていった。この頃は僕の周りでもスティッチの文具やらストラップやらと言ったグッズを持ってた人がどれぐらいいたことか。2010年代初頭のテレビ東京の「ガイアの夜明け」におけるディズニーのスタッフのインタビューによると、本国アメリカよりも日本での人気のほうが高かったのことで、日本でのスティッチ人気が本国におけるスティッチのグッズ展開に力を入れるきっかけとなったとの証言があるぐらい日本でのスティッチ人気はすごかったのだ。
そんな中で当時のディズニー社社長で沖縄在住経験もあるポール・キャンドランド氏が開始2年ほど前から沖縄を舞台とした作品を構想。同じ南国のハワイを舞台としたスティッチと沖縄が出会い、本作が生まれたのだ。
アメリカ人にとって自国の常夏の楽園がハワイなら、日本人にとって自国の常夏の楽園と言えばもちろん沖縄だ。それにスティッチを組み合わせたことは正解だったと思う。
舞台となるのは沖縄の架空の島「イザヨイ島」。スティッチがそこを舞台に「オハナ」となったユウナをはじめとする仲間たちとの交流や、本作オリジナルのアイテム「イイコトカウンター」のポイントをためるためのイイコト探し、上記の「ザ・シリーズ」を踏襲したガントゥとハムスターヴィール一味が送り出す試作品との戦いや彼らが巻き起こすトラブルを解決していったりするのが毎回の基本フォーマットだ。
作品でも青い海輝く沖縄の美しい風景をはじめ空手やさとうきび、沖縄に古くから伝わる妖怪キジムナーの登場など沖縄という舞台を余すことなく生かし、そこに生きる文化をしっかり描いている。当時このアニメを見て沖縄にあこがれを抱いた子供たちは多いことであろう(僕もそのひとり。これ以前から沖縄には興味を抱いてたけどね。ただ、それから15年以上たった今でもまだ一度も行ったことありません…)。
当時は地方(ここでは東京以外をすべて地方と表現する)を舞台としたアニメも今ほど多くなく、聖地巡礼という言葉もまだそんなに一般層に普及していない時代。それこそこの前年に「らき☆すた」で埼玉の鷲宮が注目され始めたぐらいだ。そんな中でもスティッチ!は「ご当地アニメ(ここでは地方を舞台にしたアニメのこと)の先駆けのひとつ」
といっても過言ではないはずだ。架空の島が舞台とはいえ、沖縄の持つ魅力をしっかり描きそのPRにつながっているのは間違いない。
テレ東で放送された1期は半年で終了。まだイイコトカウンターが満杯の43までまだまだ遠いという中で迎えた最終回は今までのカウンターのポイントがゼロになってしまうというオチで終了した。
その後、半年の休止期間を経て放送局をテレビ朝日に映して2009年秋に第2期「いたずらエイリアンの大冒険」がスタート。テレ朝に新設された火曜ゴールデンのアニメ枠での放送となった。
なぜかスティッチにばかりいたずらする「プーグー」、ユウナの新しいクラスメイトとなる神戸出身の「サエ」、ユウナのいとこでその名の通りズルいことばっかりする先生の「ズル子」などの新メンバーを加えてより物語がにぎやかになった。
2010年夏からは第3期「ずっと最高のトモダチ」がスタート、舞台を沖縄本島の架空の都会「沖縄ニュータウン」に移し、ユウナの転校に伴い親代わりだったおばあなどの一部レギュラーのフェードアウトや新たなクラスメイトの登場などの大きなリニューアルが試みられた。
ユウナの転校理由は「イザヨイ小学校の廃校」によるもの。少子化や過疎化等によりすでに当時から増えてきた廃校や、離島の子供たちはいつかは島を出ていく運命といった子供向けにしてかなり深刻なエピソードを書いた形だ。
舞台が都会になったことで今までのシリーズでは出なかったような舞台も登場したのは嬉しかったが、個人的には喉かな島を舞台にした過去2シリーズが好きだったので複雑な気持ちもあった。都会が舞台になったことで沖縄の自然の露出度も控えめになった気がする。
2011年3月をもって終了し、シリーズの地上波放送は幕を閉じた。中断期間をはさみながらおよそ2年半にわたって沖縄を暴れまわったスティッチ。ディズニー×日本という新たな可能性を見出せたことは間違いないだろう。
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