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おこぼれ話358 つまんね~の…張り合いを止めんなよ。
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小1の頃のある日の休み時間、リュウくんが突然こんなことを言ってきた。
「オレはリザードンになってやるぜ~!最強だ~!」
…もちろん本気で言ってるわけではございませんただのくだらぬじゃれあいなのでございます。小1なんてアニメと現実の区別とっくについてるさ。
でも、こんなこと言われちゃあ張り合いたくなるってのが小学生男子の性ってもんよ。
つーわけで見事に踊らされた僕はこんなことを言い出したのです。
「だったらオレはルカリオになってやるぜー!」
…思いつきでルカリオだったのです。そこは伝説ださんかい。それにタイプ愛称じゃルカリオのほうが不利じゃねーか。これだから思いつきってやーね。
で、リュウくんも張り合いでまたこんなことを言うのです。
「そんならオレはカイオーガだ!」
はい、でました伝説。もちろんこっちだって黙っちゃあいれませんよ。
「だったらオレはグラードンだ!」
はい、またタイプ相性考えてないんだなコイツは…
「そんならオレはディアルガだ!
「じゃあオレはパルキアだ!」
…そんなふたりのおこちゃまな張り合いが続く中、僕の隣に座っていたセイちゃんが
「リョーマくん、いいこと教えてあげる。」
「なんだ?」
「リョーマくんはポケモンでもなんでもなく、みんなと同じ1年生!」
…つまんね~の、張り合いを止めんなよ。こちとらガチ喧嘩じゃないねん。それに本気でポケモンになれるとか思ってないねん。それぐらい空気読みなはれ…失礼ながらこう思ってしまったのであった。
「オレはリザードンになってやるぜ~!最強だ~!」
…もちろん本気で言ってるわけではございませんただのくだらぬじゃれあいなのでございます。小1なんてアニメと現実の区別とっくについてるさ。
でも、こんなこと言われちゃあ張り合いたくなるってのが小学生男子の性ってもんよ。
つーわけで見事に踊らされた僕はこんなことを言い出したのです。
「だったらオレはルカリオになってやるぜー!」
…思いつきでルカリオだったのです。そこは伝説ださんかい。それにタイプ愛称じゃルカリオのほうが不利じゃねーか。これだから思いつきってやーね。
で、リュウくんも張り合いでまたこんなことを言うのです。
「そんならオレはカイオーガだ!」
はい、でました伝説。もちろんこっちだって黙っちゃあいれませんよ。
「だったらオレはグラードンだ!」
はい、またタイプ相性考えてないんだなコイツは…
「そんならオレはディアルガだ!
「じゃあオレはパルキアだ!」
…そんなふたりのおこちゃまな張り合いが続く中、僕の隣に座っていたセイちゃんが
「リョーマくん、いいこと教えてあげる。」
「なんだ?」
「リョーマくんはポケモンでもなんでもなく、みんなと同じ1年生!」
…つまんね~の、張り合いを止めんなよ。こちとらガチ喧嘩じゃないねん。それに本気でポケモンになれるとか思ってないねん。それぐらい空気読みなはれ…失礼ながらこう思ってしまったのであった。
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