リョーマ伝～小学生編～

おこぼれ話335 しいたけが嫌いな者の名を言ってみよ

しいたけ…物心ついたころから僕の嫌いな食材ワースト1を争う食材だ。
嫌いな料理で言えば炊き込みご飯が殿堂入りなのだが、手を加えていない野菜や果物などの”食材”で言えばしいたけがトップクラスの苦手食材だ。カップ麺の具に入ってるのは食べるけど。
他のキノコは食べられる。というかむしろ好きなほうに入る。ただただしいたけだけが苦手なのだ。
まあ、しいたけと言えばピーマンと並び子供の嫌いな食べ物の代表格…というか大人にだって苦手な人がいっぱいいるのだから何も恥ずかしいことではない。そう、僕の学校にもしいたけが苦手な大人がいたのだから…

小3のある日の給食時間、担任クラスを持ってない先生が僕のクラスに給食を食べに来たときのこと。
この日の給食のメニューにもしいたけが入っていた。そのため僕が「オレってしいたけ苦手なんだよね～」なんて話題を出せばその先生が「先生方の中にもしいたけが苦手な人がいるんです。誰かは言えませんけど」との発言が。
そんなこと言われたら当然誰のことか気になってしまうではないか。僕含めみんなが「誰のこと～？」と質問攻め。すると先生は…

「絶対に言えません！○山先生というしいたけが苦手な先生がいるなんて口が裂けても言えません！」
…言っちゃった…実際の発言では伏字なしの実名告発。
なんだかしいたけが苦手なその先生が不憫に思えてしまった給食時間であった。