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おこぼれ話325 スパイス!?ゴミじゃね~か!!
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小4のある日、ソラくんから給食時間前にあるものを渡された。
「リョーマよ、これが秘伝のスパイスじゃ。今日の給食にかけるがよい。給食がうまくなるぞ。」
…その秘伝のスパイスの実態は赤紫色の細長い物体…サツマイモのつるである。
ソラくんは家でサツマイモを育てていて、食べられないようなちっちゃいサイズのサツマイモをなぜかこの頃学校に持ってきて自慢していた。
で、このスパイスの正体はそのヘタというワケだ。
当然彼の事情から正体を察していた僕は彼に騙されるわけもなく当然給食に振りかけるなんておろかなマネはせず、向こうに悟られないように給食時間中はポケットに忍ばせたままにして給食終了後にこっそり捨てた。
給食時間終了後、僕が騙されたと思っているソラくんは「あのスパイス、サツマイモのつるだよwww」なんてネタバラシをしてきたが僕は「やっぱりね、だから食わなかったですよ」なんて返した。
しかし彼は懲りずに数日後、またも秘伝のスパイスを渡してきた。
今度のスパイスはカレーのような色をした塊…どう見ても固まったグラウンドの土だ。
こちらは学校の水道でキレイに溶かしてあげましたとさ。
「リョーマよ、これが秘伝のスパイスじゃ。今日の給食にかけるがよい。給食がうまくなるぞ。」
…その秘伝のスパイスの実態は赤紫色の細長い物体…サツマイモのつるである。
ソラくんは家でサツマイモを育てていて、食べられないようなちっちゃいサイズのサツマイモをなぜかこの頃学校に持ってきて自慢していた。
で、このスパイスの正体はそのヘタというワケだ。
当然彼の事情から正体を察していた僕は彼に騙されるわけもなく当然給食に振りかけるなんておろかなマネはせず、向こうに悟られないように給食時間中はポケットに忍ばせたままにして給食終了後にこっそり捨てた。
給食時間終了後、僕が騙されたと思っているソラくんは「あのスパイス、サツマイモのつるだよwww」なんてネタバラシをしてきたが僕は「やっぱりね、だから食わなかったですよ」なんて返した。
しかし彼は懲りずに数日後、またも秘伝のスパイスを渡してきた。
今度のスパイスはカレーのような色をした塊…どう見ても固まったグラウンドの土だ。
こちらは学校の水道でキレイに溶かしてあげましたとさ。
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