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おこぼれ話232 プールの楽しみ方はそれぞれの巻

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小5の時に何度か足を運び、この小説でも何度も取り上げた市民プール。
ここまでトラブルばかり取り上げてきたが、いい思い出だっていっぱいある。
今回はその「いい思い出」を紹介していこう。

初めて市民プールに行ったときのメンバーはソラくん、ユウマくん、リュウくんと僕の4人。この4人で行った遊びが「プールでのクイズ対決」である。
これは1人が出題者となり、クイズを出した後、参加者がプールを泳いで1番最初にゴールにたどり着いた人が回答権を得るというクイズ。考案者が誰だったかは忘れたがなかなか発明だったと子供心に思った。
クイズ×スポーツ。バラエティ番組のゲームのようなシンプルながらも練られた組み合わせは面白い。
出題傾向はみんなの好きなアニメやゲームなどからが主だが、誰か一人でも専門外の人がいれば別の問題に差し替えたりするというユルユルゴリゴリのお友達プレイ。リュウくんが遊戯王の問題を出そうとしたとき、僕だけ4人の中で唯一遊戯王の知識がなかったことからその場で問題が変更となった。
交代交代で出題を行い、だれがどんな問題を出すかのドキドキ感も楽しめ、出題者側に立ったときには誰が1番になるか、問題はちゃんと正解してくれるかをプールサイドで予想しながらその様子を眺める楽しさも味わった。
ちなみにぼくがピクシブで書いた「クルクルクローマー!」という小説のプール回にてこのゲームを取り入れている。それほどこのゲームには思い出深い。

続いてはプールでのサウナの思い出。プール内にはサウナもあり、たくさん泳いだ後はここで体を乾かし、汗を流していた。
サウナの席は2段重ねだが、それをひな壇に見立てて自分やほかのみんなを「お内裏様」とか「三人官女」とかって言ったりして謎のひな人形ごっこをしたものだ。
そしてサウナでやりたくなることと言ったら我慢比べ。誰が最後まで我慢して入ってられるかを競うが、熱さにやられたせいか途中でなんだかあやふやになって毎回ノーゲームだった。(辛くなったら無理せず出ましょう)

最後はロビーにある売店での思い出。昼食はいつもここでブタメンを買って食べていた。
初めてプールに行った日、お湯を入れたら3分待とうとしたが、ソラくんの指示により「すぐ混ぜろ!」と言われたので待つのを忘れてすぐ混ぜていた。この日僕はブタメンにはすぐ混ぜて食べるという食べ方があるのを知った。
ただこの時はローカルな食べ方だと思っていたが、数年後に全国的な食べ方だと知ってびっくり。
まあ、今でも僕は「3分待つ派」なんですけどね。
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